概要
埼玉県入間郡に所属し、武蔵野台地の北東部に位置する。自治体としての「町」の内では現在最も東京23区の近くにある。
人口は2021年5月時点で約3万8,000人。
所沢市、富士見市、ふじみ野市(旧大井町側)、川越市、志木市、新座市と隣接。
しかし町域の大半は関東ローム層と呼ばれる火山灰が厚く堆積した地層であり、東部に柳瀬川の僅かな流域があるものの水源や河川に乏しく長い間農業に向かない土地柄であった。
本格的に大規模な集落が形成されるようになったのは、土木や農業技術が進んだ江戸時代からである(ちなみにメイン画像にある「上富<かみとめ>」はそうした地域の一つで、隣接する所沢市の中富<なかとみ>・下富<しもとみ>と合わせて三富新田<さんとめしんでん>と総称される)。
その後も農業地帯として近現代に突入するが、高度経済成長期以降首都圏のベッドタウンとして宅地が造成されるようになり、様々なメーカーの工場や流通業者も相次いで進出して人口も急増した。
現在はサツマイモを中心にニンジン、ゴボウ、ホウレンソウなどの野菜栽培が盛んで、「商・工・農のバランスのとれた町」としてアピールしている。
交通
町内に鉄道路線は通じていない。
徒歩や路線バスで近隣の市の駅に出てから都心方面に向かうのが主流となるが、東側なら東武東上線の鶴瀬・みずほ台・柳瀬川の三駅が比較的近く利用しやすい。
関越自動車道の三芳PAがある事でも知られており、ETC専用のスマートICが設置されている。
関連項目
:同じく入間郡にある町。ただしその間にある自治体はすべて市制に移行しているため、元々の入間郡の領域の端同士で相当離れた距離にある。