概要
人口は2021年5月時点で約3万8,000人。
しかし町域の大半は関東ローム層と呼ばれる火山灰が厚く堆積した地層であり、東部に柳瀬川の僅かな流域があるものの水源や河川に乏しく長い間農業に向かない土地柄であった。
本格的に大規模な集落が形成されるようになったのは、土木や農業技術が進んだ江戸時代からである。
町内にある「上富(かみとめ)」や、隣接する所沢市の「中富(なかとみ)」、「下富(しもとみ)」といった地域は、そうした中で柳沢吉保が川越藩主だった頃に農耕地として造成された、「三富新田(さんとめしんでん)」をルーツに持っている。
その後も農業地帯として近現代に突入するが、高度経済成長期以降首都圏のベッドタウンとして宅地が造成されるようになり、様々なメーカーの工場や流通業者も相次いで進出して人口も急増した。
現在はサツマイモを中心にニンジン、ゴボウ、ホウレンソウなどの野菜栽培が盛んで、「商・工・農のバランスのとれた町」としてアピールしている。
交通
町内に鉄道路線は通じていないが、北東部は東武東上線の鶴瀬駅が比較的近い。
そのため、公共交通は路線バス頼みで、町内に営業所を置くライフバス(画像のバスがそれ)が主力となっている。
関越自動車道の三芳PAがある事でも知られており、ETC専用のスマートICが設置されている。