概要
新座市、朝霞市、さいたま市、富士見市、三芳町と隣接し、このうち新座市と朝霞市に加えて和光市とは本市と行政的な関係が深く、「朝霞四市」とも呼ばれている(衆議院選挙でも埼玉4区に纏められている)。
その四市の中で最も低地の割合が高く、荒川のみならず柳瀬川や新河岸川といった中規模河川が市内を流れている。そのため、昔は水運が盛んで、現在の志木市役所周辺には引又河岸という船着場があった。
この水運に関わった商人達は、後の東武東上線のルート選定にも影響を与えている(当初は現在地を通らないはずだった)。
戦後は首都圏のベッドタウンとして宅地開発が進められ、昭和50年代には東上線と柳瀬川の交点近くに大規模なマンション街(鹿島建設による「志木ニュータウン」)ならびに柳瀬川駅が設けられた。
小ネタ
- 上記の地理からか河童伝説が多く残り、それを題材に「カパル」というゆるキャラも生まれた。2018年にはゆるキャラグランプリのご当地部門で頂点に立っている。
- 片側二車線以上の道路が国道463号しか無く、特に志木市役所周辺では交通が集中する割に迂回路(というか柳瀬川と新河岸川を跨ぐ橋)がろくに無いので渋滞が長くなりがちである。下記のバスを使う際には、それによる大幅な遅延を頭に入れておくべきだろう。ただ、市東部の宗岡地区では国道254号のバイパス(和光富士見バイパス)が建設中で、長い事反対運動があった関係で着工が遅れに遅れたが、2023年7月に市内区間の北半分が開通する予定である。
- 鉄道は東武東上線のみで、市西部の新座市寄りを通る。志木駅(所在自体は新座市で、朝霞市も近いが)と柳瀬川駅が最寄りとなる。
- バスは国際興業バスと東武バスウエストが運行している。隣接するさいたま市で前者の存在感が大きいためか、本市でも前者の方が目立っている。
関連項目
OIOI:志木駅前に出店している。
ダイエー、ららぽーと:かつて志木駅前に隣り合って出店していた。跡地はマンションとカスミ(スーパーの方)。
慶應義塾:これまた志木駅前…とは行かないものの近傍に男子高校を設置している。用地はOBで電力王の松永安左エ門氏が提供した。ちなみに、志木駅を挟んで反対側の新座市には、氏の電力会社からスピンオフした電機メーカー「サンケン電気」の本社がある。