マスターバイク零式
ますたーばいくぜろしき
ブレスオブザワイルドのDLCにて追加された新たな乗り物。
同コンテンツの第二弾『英傑たちの詩』の試練を全て攻略すると導師ミィズ・キョシアから伝授される。
古代シーカー族が作り出した、当時の最新技術の結晶とも言える最高傑作の神獣。
四英傑たちが神獣を持つのと同様に、リンクに対応した神獣である。
概要
ダンジョン並みの巨体だった四神獣とは打って変わり、入手後は普通のバイクと同様のサイズになる。
見た目としてはユニコーンをモチーフに、古代鎧と同じようなガーディアン系の装飾(装甲)で取り繕っている。
ファンタジー系ゲームに近代機械なんて世界観ぶち壊しなのでは?と思われるだろうが、実際に見てみれば殆ど違和感が無い。
ぶっちゃけシーカー族が絡めば何でもアリである。
元々ゲーム開始からいきなりスマホもどきが手に入るくらいだし。
※ちなみにリンク自体はマリオカート8で『マスターバイク』なる馬型の青いバイクに乗っており、それを本編に逆輸入した形になる。
(なおマリオカート8に参戦したリンクはスカイウォードソード仕様)
そして完全版たる8DXで名実共に零式も英傑リンクと共にマリオカートに参入した。
性能
システム上ではシーカーストーンの機能の一つであるため、amiiboの要領で手軽且つ自由に呼び出し可能(馬の方も同時追加の古代のくら装備でどこからでも口笛召喚可)。
広大なオープンワールドである本作において、本機は非常に有用な移動手段となる。
基本的操作はブレーキ、アクセル(加速)、バイクジャンプがそれぞれ設定された各種ボタンとスティックで操作する。
走行中に弓矢を使う・すれ違い様に(右側を)斬りつける・(リンク側の)ジャンプで降りながら上に飛ぶ・マスターソードの剣ビームを放てる(武器を投擲)出来る点は馬と同じ。
マリカ8のように反重力で壁を登る機能こそないが、スピードも丁度扱えるレベルで、ちゃんとウィリーまで出来る。
ジャンプ機能は石や浅い段差を飛び越えられる程度。
ご丁寧にドイブラン遺跡の暗闇すら照らせるライトまで点灯するハイスペックぶりであるが、馬同様にバック機能は無く、走行中に迂回するか、停止中にその場で回転して方向転換する方式になっている。
走行旋回時にブレーキボタンを押せばドリフトが可能で、より急角度での方向転換が行える。
浅い角度の崖や岩など、多少の地形はジャンプと併用して難なく走破可能。
無論、車両なので轢き逃げも可能ではあるが、堅いが軽い古代素材製なのでダメージは5程度。
チュチュやオクタのような非人型の魔物程度や大抵の小型動物ならそのまま、角度によっては赤ボコくらいなら一撃で殺れることもある。
とはいえ基本は移動用であるため、やりすぎて暴走族化しない程度に楽しもう。
- 比較
┃度合い◎:最良・○:良好・△:難┃
航続距離 |
---|
馬:◎(無限)┃Mバイク:○(有限) |
悪路走破性能(坂・岩場) |
馬:△:崖等に来ると強制停止┃Mバイク:◎ |
耐久性(ダメージ) |
馬:△:受け過ぎると死ぬ┃Mバイク:◎:無効 |
呼び出し利便性 |
馬:◎(古代のくら装備時)┃Mバイク:◎ |
安全性 |
馬:◎(オートジャンプ・オートブレーキ付)┃Mバイク:◎(即死する高度でない限りどんな場所から飛び降りても無傷で済み、ノータイムで走行継続可能) |
速度 |
馬:○~◎┃Mバイク:◎ |
カスタマイズ性 |
馬:◎┃Mバイク:△ |
走り出したら自動的に進み、一回加速すると暫く進み続ける馬と違い、このマシンはアクセルボタンを押し続けなければ加速しない。
速度の点では速さ5の馬の方が純粋な最高速度では勝るが、襲歩の回数制限の関係上、平均速度ではバイクに軍配があがる。
だが機械である為エンジン音が大きい。
BGMを聴きながらのんびり旅をしたい場合には徒歩か馬を使う事もあるだろう。
また、馬はデコボコした悪路や崖に来ると嫌がって止まるが、このバイクは操縦士に委ねられているため、空中に飛び出してバイクから飛び降りてそのまま滑空に移行して使い捨てしたり飛び降りの勢いを利用してWBを発生させたりと活用法は多岐にわたる。
- 動力源
この神獣は『燃料』で走行するのだが、ファンタジーの世界なのでガソリンは存在しない。
この機体は料理や薬になる素材がエネルギーとなり、手に持って真ん中のタンクに向けてぶち込んで補給が出来る。
回復量はポーチのメーターで目測可能で、素材によって回復量が変動し、中でも『星の欠片、マモノエキス、古代のコア、妖精』は回復量が最も多く、5つで満タンになる。
意外にも『リンゴ、ハイラルダケ、薪の束、コハク、火打ち石、岩塩、ボコブリン・リザルフォス・モリブリン系の角・爪・牙、(普通の)チュチュゼリー、古代素材各種』といった序盤でも手に入る素材の方は、上のモノ程ではないが5個で半分回復と良好。
逆に肉や魚、魔物の肝や尻尾といった動物系、草などの植物系などの素材は、上記のリンゴ以下の素材より回復量が低い傾向にある(5個でも半分未満)
一見取るのが面倒で希少なドラゴン素材やライネル素材、ヒノックス素材の回復量もリンゴ以下より低め。
なお料理のように組み合わせで回復量が変わることはない。
これらのように手に持って鍋に放り込めるモノならリンゴは元より魔物の残骸や虫でも不問だが、モノによっては5つ消費しても4分の1も回復しない。
余り物をリサイクル出来る点は有用だが、希少な素材ならば良いというわけではないのである。
調達の手間と費用対効果の点ではリンゴや薪の束、道中で地面から出てくる青チュチュのゼリーが優れている。
- 走行
燃費は中々良さげで、燃料満タンで走ればハテノ砦の入り口から道なりに走った場合、サトリ山の右にあるサーディン公園跡辺りまで移動が可能なほどの航続距離を発揮する。
移動速度が低下する雪原地帯でも高速で疾走でき、多少の角度なら難なく登坂可能な馬力で移動手段としては非常に重宝する。
一定距離を離れると自動的に本体が消えるため、いちいち仕舞う必要も無く、乗っている最中もマスクの効果は発動する。
- 耐久性
古代素材を用いているため異常なほど頑丈……というか耐久度の概念が無い。
馬ならダメージを負う物理攻撃は勿論、イワロックの岩石、バクダン矢や古代矢、ガーディアンのレーザーですら無効化するため、戦闘時において緊急時の盾や壁としても融通が利く。
しゃがんで本体と重なるように隠れれば相手の視界を遮る効果もあり、位置調整すればガーディアンのレーザーの発射を遅らせたり追跡(索敵)を振り切ることも出来る。
これらの強固な耐久性もあって、始まりの台地の右端の石壁の上から直接下の地面に降りても操縦士と本体共々無傷で済む。
あまりに高すぎると途中で自動的に降りてしまうが、仕様上はどの高さでも、余程変な角度で着地しなければバイクのバネで衝撃を吸収するためダメージは無い。
ククジャ谷ほど垂直な崖こそムリだが、坂になっている崖を降りるなどの危なっかしい運転も、斜めに降りたり場所を選ぶ等のテクニック次第で可能。
ただ硬くて地面と直角なモノ(木や壁)に正面から勢い良くぶつかると投げ出されて痛々しいことになる。
ムチャな運転をすれば重心がズレてあらぬ方向に跳ねたり崖で滑って落ちることもある。
樽なら速度を出せば簡単に破壊し、木箱も単体なら壊せるが、あくまで移動用の道具であるうえ馬のように急には止まれないので、下手に突っ込まない方が懸命。
いくら高性能でも万能ではないので過信は禁物である。
- 制約
一部の地域や場所ではシステム仕様(警告表示や謎の壁)で出したり走ることが出来なくなっている。
…と言っても
- 現実でもノーマル機なら砂でマトモに走れなくなるどころか故障必至の砂漠地帯
- デコボコし過ぎててそもそもロクに走れないデスマウンテン地帯(火の粉が舞う地域)
- 通路が狭すぎるリトの村と、狭めな上にNPCが多すぎるゾーラの里
- そもそも屋内であるハイラル城内部
くらい程度しか走れない所は無い。
ヘブラ山脈(雪上)や樹海、砂浜やハテノ村とカカリコ村は普通に走行可能であるため、実質的にフィールドの8~9割は走行出来る。
果てはハイラル城外部やコログの森にも持ち込めるが、ハイラル城に至っては走り回るだけで全方位からガーディアンに狙われる為、ダメージを負いながら走ることになる。
そして怨念の沼(紫のゲル)に触れるとすぐに本体が消滅するため、ハイラル城でツーリングするなら、ガーディアンの数を減らし、怨念の目玉を排除する必要がある。
また、流石に水中・水上を走ることは出来ない。
湿地などの水位程度なら問題無いが、泳げる深さに入ると即刻消滅する。
2021年6月18日に配信されたDLC第一弾「古代の鼓動」にてゼルダ専用の武器として登場。名称は「マスターバイク」。
ゼルダからの依頼でプルアが開発したもので、古代の文献にある「勇者のために作られた神獣」をモデルにしているという。少々手間が掛かるが必要なアイテムを持っていくと開発してくれる(その前に複数の依頼をこなす必要がある)。以後もアイテムを持っていくと新しい武器種が解放される。
ちなみにゼルダが搭乗するのは本人たっての希望のため。ロベリーには「バイクに乗った姫様がケガでもしたら悲しいし、来期の予算がゼロになってしまう」と心配されている(そのため安全性を高める開発依頼がある)。
性質的にはルージュに似ており、常に移動しながら攻撃をするという性質上拠点の制圧などには強いが、ボス戦など一点を攻撃し続けるのは苦手。また敵を倒しきれない場合、散らしてしまうことも。
関連タグ
マリオカート8デラックス…2018年7月20日のアップデートにて古代のタイヤ・パラセールと共にコラボ追加
関連動画
- コンテンツ本編
- マリカ8
- マリカ8DX