機体データ
型式番号 | MS-14J/BR |
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所属 | キマイラ隊 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス |
全高 | 不定(ランダム・バインダーの可動による) |
頭頂高 | 19.2m |
本体重量 | 45.7t |
全備重量 | 70.7 - 71.7t |
出力 | 非公開 |
推力 | 非公開 |
センサー有効半径 | 8,800m |
装甲材質 | ガンダリウム・コンポジット |
固定武装 | ビーム・ナギナタ、ビーム・サーベル×2、グレネード・ランチャー×2、ミサイル・ポッド |
携行武装 | ビーム・マシンガン、ビーム・ライフル、シールド |
※諸元はテスタロッサのもの。
概要
型式番号MS-14J/BR。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場。
第二次ネオ・ジオン抗争前夜にキマイラ隊用として開発されたリゲルグのバリエーション機。リック・ディアスを開発したアナハイム・エレクトロニクス社の第2研究事業部の協力の元、FSSのリミア・グリンウッドが基礎概念を担当した。
前回の戦闘で得られたサイコミュシステムを発動させたシャア専用ディジェのデータを元に、同機に仮想敵として対抗しうるスペックを保ちつつも、短期間での開発が求められた。
そのため、新規使用部品の検証期間や設計・開発期間などを大幅に短縮する為に、アナハイム社が過去に結んだハマーン・カーンとの取引(ネオ・ジオンが勝利した時には、軍備の生産はAE社が請け負うという契約)で事前にアナハイム社に提供されていたネオ・ジオンのモビルスーツ(MS)の機体のデータから、リゲルグの基礎設計をベースとして開発された。
バックパック側面にリゲルグの肩部ウイング・バインダーを接続し、基部がフレキシブルに可動することから「アクティブ・バインダー」と呼ばれており、制御データは過去にアナハイム社が過去に関与したガンダム開発計画で開発された同じ基礎概念を持つ機体の実戦データを流用し、ウェルテクスに合わせる形でフィックスさせてある。
また、機体本体もアナハイム社がキマイラ隊に密かに提供していた高機動型ゲルググの先進改修機をブラッシュアップし、フレームから構造を見直すとともに装甲材をガンダリウム系に変更している。
バリエーション
ゲルググ・ウェルテクス・テスタロッサ
『ジョニー・ライデンの帰還』に登場。
ジョニー・ライデン(レッド・ウェイライン)専用機。
ウェルテクスは様々な装備でカスタマイズすることも視野に入れて開発されているため、パイロットによって装備バリエーションが異なっている。
テスタロッサはガーベラ・テトラと同型のビーム・マシンガンを携行している。
上述のウェルテクスと同一機であり、初号機がジョニー・ライデン用となったため、区別のためにテスタロッサと追加名がつけられた。
ゲルググ・ウェルテクス・キュアノス
『ジョニー・ライデンの帰還』に登場。
ユーマ・ライトニング専用機。
一年戦争時に自身が乗っていたゲルググキャノンベースにカスタマイズされた高機動型ゲルググをほぼ踏襲したウェルテクス。
ギャン・エーオースのビーム・ベイオネットを携行している。
ゲルググ・ウェルテクス・クサントス
『ジョニー・ライデンの帰還』に登場。
ジャコビアス・ノード専用機。
ゲルググキャノン1A型を踏襲しており、頭部カメラモジュール追加やプロペラントタンクの形状が細めに変更されるなど、ウェルテクスでは特にカスタマイズされている。
Ζガンダムと同型のハイパー・メガ・ランチャーを携行している。
ゲルググ・ウェルテクス・プラス
型式番号MS-14J Plus。
『ジョニー・ライデンの帰還』に登場。
ウェルテクス完成前の実験検証モデルとしてシミュレーションデータ上にのみ存在する機体。
この時点ではアクティブ・バインダー内のバーニアが2基だけだったが、完成したウェルテクスは3基に増設されている。
データ取りのためか、後にヤクト・ドーガに採用されたメガ・ガトリングガンを携行していた。