概要
大北とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する軽巡洋艦(改造後は重雷装巡洋艦)「大井」と「北上」の二人に付けられるカップリングタグである。
二人は同型艦(球磨型軽巡洋艦の3番艦と4番艦)であり、北上自ら「そう、大井っちとは親友」と語るほど親しい間柄。
また改造後の特性が他の姉妹と大きく違うためか、球磨型の中でも他の3隻(球磨、多摩、木曾)とは服装が明らかに異なる。厳密には木曾改二も雷巡ではあるが、台詞の中で大井や北上との絡みが無い。
グッズにおいても大井と北上はセットで扱われることが多く、艦これ改ではなんと限定版特典に大北フィギュアが起用された。
注意点
Pixivでは「大北」と言えば、百合カップリングを示すタグとして使用されている。
ただし、艦これユーザーの間では、カップリングの意を含まず単に大井と北上2人セットで起用することを略して「大北」と言っている人もかなり多いので、誤解や混乱を招く恐れもある。また、ハイパーズと呼ばれることもある。
表記は「大北」で固定。百合界隈では受け攻め関係を前後で表す習慣はあまりない。
これに対して、女性向けのルールに慣れている人からは不満も少なからずある。
ゲーム中の台詞
2隻(二人)が互いに言及する台詞はかなり多い。
一例を挙げると、
北上→大井
「出撃します。大井っち、いっくよー」
「まぁ大井っちと組めば、最強だよね」
「大井っちの方は大丈夫?そう?」
大井→北上
「北上さん!あ…提督…なんですか?」
「北上さんを傷つけるの……誰?」
「北上さんが良いって言うなら…」
など、お互いを気遣い、大切に想う台詞が多数存在する。
また、北上の「(嬉しそうな声で)もー大井っち、体触るのやめてよー♪(素に戻って)…って、提督じゃん。なにやってんの?」との台詞からも、二人が日常的にスキンシップを行うほどの深い仲である事が窺える。
大井に至っては改二にすると、病的なまでに北上に執着していることが窺える。
「ちっ、また邪魔な娘が…」と呟くなど、北上以外の艦娘に対しては当たりが厳しい。
史実
北上が佐世保工廠、大井が川崎造船所でそれぞれ1921年に竣工。
進水、竣工とも北上のほうが若干早いため、同型艦を姉妹として考えると北上のほうが姉ということになる。
その後共に重雷装巡洋艦に改装された(開戦時は揃って第一艦隊第九戦隊を編成)が、戦況の変化により活躍の機会を得られず高速輸送艦に再度の改装を受ける(揃って南西方面艦隊第十六戦隊に移籍)。
大井は1944年に戦没するが北上は終戦まで生き残り、復員輸送に従事したのち1946年に解体された。
ちなみに戦後の海上自衛隊においても、二人はいすず型護衛艦「おおい」「きたかみ」として、その30年の生涯のほとんどを共に過ごしている。
性能
同型艦であるため、ゲーム内での性能はほぼ同等で同じように使っていける。
改造前は大井の方が若干ステータスが高いが、改造すると運の値が逆転する。
最初は軽巡洋艦であるが改造すると艦種が重雷装巡洋艦に変わり、その状態で「甲標的」を装備させることによって撃てるようになる開幕雷撃の威力は強力無比の一言。二人が同じ敵を狙った場合はボスでも一撃で粉砕する威力を誇る。
雑魚敵に雷撃が集中した場合はちょっと悲しくなるが、二人の仲の良さの表れと思って許してあげよう。
軽巡に毛が生えた程度の資材消費で、戦艦すら撃沈する開幕雷撃と、耐えられる敵がほとんど存在しない夜戦二連砲撃が可能・・・というのはさすがに凶悪すぎたのか、2014年2月26日のアップデートでついに下方修正を喰らったが、弾薬消費量が悪化しただけで性能自体に変更はなく、その破壊力は健在である。
二人のコンビは燃費も良く非常に強力なので、是非とも北上の台詞にある通り二人を組ませた状態で出撃させてあげたい。また、レベルが突出しやすいのでケッコンカッコカリ可能なLv99に到達しやすく、課金して2人とジュウコンカッコカリしてしまうとこんなことに…?
まさに「ケッコンカッコユリ」。
余談
ちなみにこの2人の名前の元ネタの大井川・北上川だが、それぞれを通る大井川鐵道・釜石線はどちらもSLの観光列車が走っている。つまり、2人はSLつながりでもあったりする。
ただし、長野県大町市から小谷村にかけての一帯を「大北地区」というが、こちらは関係ない(読みも違う)
関連イラスト
関連タグ
大井(艦隊これくしょん) 北上(艦隊これくしょん) グリーンヒロイン