解説
本名スティーブン・グラント・ロジャース(Steven Grant Rogers)
スーパーヒーロー・キャプテン・アメリカとなった男。
高潔で正義感あふれる人格者であり、アベンジャーズのリーダー格である。
もともとは徴兵基準を満たせないほど貧弱な体質であったため、愛国心から何度も兵士に志願するも落とされていた。しかし、後に『超人兵士計画』の被験者に選ばれ、血清の投与により超人ソルジャーとして生まれ変わった。
詳細は親記事キャプテンアメリカ参照のこと。
MCU
1918年7月4日生まれ、ニューヨーク・ブルックリン出身。父親をマスタード・ガスで、看護師だった母親を感染症で亡くしている。
第二次大戦当時にスーパーソルジャー計画により超人兵士となり、当初は国民向けマスコットキャラクター「キャプテン・アメリカ」として(不本意に)慰問・広報活動をしていたが、親友のバッキー・バーンズがドイツ軍に捕まったことをきっかけに、戦いに身を投じるようになる。
レッドスカルとの戦いの果てに北極海に沈み、70年後の現代にS.H.I.E.L.D.によって蘇った。
復活後は、ヒーローチーム・アベンジャーズの実質的なリーダーとしてヒドラやテロ組織、宇宙の脅威と戦う。
クソがつくほど真面目であり、軽薄な物言いのトニー・スターク / アイアンマンとは当初そりが合わなかったが、戦いを通じて唯一無二の絆を構築していく。
元がもやし体型だったことから男女関係にも初心なところがあり、キャプテン・アメリカになってから女性に言い寄られてもキス以上の関係にはいかなかった。
『アベンジャーズ』の日本公開時のキャッチコピーは「ありえないほど《正義》」だった。
ザ・ファースト・アベンジャー
単独作第1作。超人兵士になり、レッドスカル率いるヒドラと戦う。
恋人のペギー・カーターとの出会いと別れ、親友のバッキーと死別する。
アベンジャーズ(映画)
トニー、ソーら自分以外のスーパーヒーローと出会い、ロキ率いるチタウリ軍と戦う。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
実は生きていたバッキーと再会。また現代のバディとも言えるサム・ウィルソン / ファルコンとも出会う。
S.H.I.E.L.D.が実はヒドラの隠れ蓑となっていたことを知り、組織というものに対して決定的な不信を抱く。
エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズの一員としてヒドラの残党、そしてウルトロンと戦う。
平和の実現への方針を巡って、トニーとの間に亀裂が入り始める。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ソコヴィア協定、そしてバッキーの処遇を巡り、トニーと決定的に訣別してしまい、象徴であったビブラニウムの盾も手放すことになる。
ペギーとの死別、シャロン・カーターとのほのかな恋も描かれる。
インフィニティ・ウォー
逃亡生活を経て、豊かな髭を蓄える。またワカンダが開発した最新のビブラニウムの盾を使って戦った。
地球を攻めるサノス軍と戦うが、指パッチンを許してしまう敗北を迎える。
エンドゲーム
『IW』から5年を経て、時がトニーとの諍いを癒し、仲直りする。
最後の戦いでは、(『エイジ・オブ・ウルトロン』で示唆されていた)ムジョルニアを掴み上げ、雷まで操った。
死闘の末、失われた人々を取り戻すが、大切な戦友を失ってしまう。
ホワット・イフ...?
原語版ではエヴァンスではなく、声優のジョシュ・キートンが演じる(日本語吹替は中村のまま)。
『ザ・ファースト・アベンジャー』における超人血清投与実験の際、ヒドラのスパイによって妨害・銃撃を受け、半身不随になってしまう。
その後、代わりに結成を投与されたペギーがヒドラから四次元キューブを奪取したおかげで、ハワード・スタークが開発したパワードスーツ「ヒドラ・ストンパー」を装着し、ペギーとともに戦線で戦うようになる。
列車ジャック任務で爆弾に巻き込まれて死亡(『FA』ではバッキーが行方不明になった)した…と思われたが、スーツごとヒドラに囚われていた。
キューブを奪われ、短時間しか稼働できないスーツでペギーに加勢するが、あと少しのところで行動不能となり、ヒドラが召喚した怪物をワームホールに押し戻すペギーと「ダンスはどうする!?」「そうね、次の土曜に――」と言葉を交わすも、彼女は別の世界へ消えていった。