「この俺が希望だと? 面白い、ならばどこまで耐えられるか試してやろう」
「思う存分俺の力を使うがいい!」
詳細
仮面ライダーウィザードこと操真晴人のアンダーワールドに巣食う巨大ファントム。劇中では単に「ドラゴン」としか呼ばれていない。
多数の人間を生贄にしてファントムを大量に発生させる日蝕の儀式・サバトによって絶望に追い込まれた晴人のアンダーワールドで誕生した。その後晴人の全てを喰らい尽くして現実世界に出現しようとしたが、晴人が生きる希望を捨てなかった事で出現する事は無く、現在も晴人の体内で抑え込まれている。
戦闘力は高いが好戦的な性格で、ファントムに対する仲間意識はあまり無い(ただしビーストキマイラとはレギオン戦で共闘した)。ウィザードも第11話までドラゴライズリングとマシンウィンガー無しには制御できず、ゲートのアンダーワールドで発生した巨大ファントムを現実世界に出る前に倒す時のみアンダーワールド内で使役される。
第30話で晴人のアンダーワールドに侵入したレギオンを仮面ライダービーストやキマイラと共に迎撃したが、レギオンの攻撃を直接受けてしまい(描写から見てキマイラを庇った可能性が高い)爆散。これにより晴人の魔力は失われてしまった。
しかし、コヨミを助けたいという強い気持ちを抱いていた晴人が希望を捨てなかったために、31話で復活し、晴人に再び力を授けた。
普段は獣さながらに吠えるだけだが、晴人自身のアンダーワールドでは人間態の姿をとって人語で話す(一応本来の姿でも会話は出来る)事もあり、晴人に対して高圧的に接する。その一方ビーストキマイラ程ではないが「お前の力も俺の希望だ」という言葉や自身を復活させた晴人の力に面白みを感じ力を貸し、また「俺の力を使うということは、より絶望に近づくことだ」と後に晴人自身が白い魔法使いの計画(再びサバトを開く為=絶望)の為に利用されている事をさり気なく示唆する発言をするなど一応宿主に対しての一定の信頼関係はある模様。
外見と能力
赤・金・銀のメカニカルな風貌をした西洋のドラゴン。マシンウィンガーが巨大な翼に変形して背中に合体する事でウィンガーウィザードラゴンになる(これによってウィザードに従うようになる)。
ウィザードと連携してキックストライクを発動する時は巨大なドラゴンの足を模した姿「ストライクフェーズ」に変形し、必殺技「ストライクエンド」を発動する。
人間態は晴人と同じ風貌だが、眼が赤く声も異なる。
口からは火炎を放ち、尻尾で水飛沫を起こしたり敵を叩きのめしたりする。高速で飛行できる翼からは強風を起こし、鋭い爪で直接敵を引き裂いたり爪で砕いた岩石を飛ばす攻撃も可能。
ドラゴライズリング
ウィザードがゲートのアンダーワールドでウィザードラゴンを召喚するのに使用するウィザードリング。
現実世界で使用したのは劇場版ジオウのみ。
(スーパーヒーロー大戦Zではドラゴライズリングを使わずミラクルリングを使用したため)
ドラゴンスタイル
「お前の力も、俺の希望だ」
各種ドラゴンリングを使用する事でウィザード自身がウィザードラゴンと融合し、現実世界でもウィザードラゴンの力を使えるようになった姿。
晴人自身の魔力に加えウィザードラゴンの力も上乗せして引き出せるので、従来のスタイルを大きく上回る力を発揮する事が出来る。
ちなみにこのスタイルでアンダーワールドに入った場合、ドラゴライズリングを使用しなくても身体から直接分離させてウィザードラゴンを呼び出せる。
ただしウィザードラゴンを呼び出すとドラゴンスタイルは解除される。
ウィザードフレイムドラゴン
フレイムドラゴンリングを使用してウィザードラゴンの力を得たフレイムスタイル。
スペシャルリングでは胸部にドラゴンの頭部が具現化し、吐き出す魔法の炎で敵を焼き尽くす『ドラゴンブレス』を発動する。
ウィザードウォータードラゴン
ウォータードラゴンリングを使用してウィザードラゴンの力を得たウォータースタイル。
スペシャルリングでは背にドラゴンの尾が具現化し、これで敵を打ちのめしたり、水面を切り開いたり出来る。
また、専用リングにブリザードリングを持つ。
ウィザードハリケーンドラゴン
ハリケーンドラゴンリングを使用してウィザードラゴンの力を得たハリケーンスタイル。
スペシャルリングでは背にドラゴンの翼が具現化し、高速飛行が可能になる。
また、専用リングにサンダーリングを持つ。
ウィザードランドドラゴン
ランドドラゴンリングを使用してウィザードラゴンの力を得たランドスタイル。
スペシャルリングでは両腕にドラゴンの爪が具現化し、斬撃を飛ばして敵を切り裂く。
また、専用リングにグラビティリングを持つ。
ウィザードオールドラゴン
ドラゴタイマーを使用して4つの力を1つにしたドラゴンスタイルの最終形態。
フレイムドラゴンをベースにドラゴンの頭部、翼、尻尾、爪が全て具現化されている。
ウィザードスペシャルラッシュ
劇場版第1作に登場した形態。
外見はオールドラゴンに似ているが、細部が異なる。
インフィニティースタイル
「相変わらず面白い奴だ、改めてお前の希望になってやろう!」
コヨミを救いたいと願った晴人の涙が変化したインフィニティーリングで変身するウィザードの最強形態。その際に、一度消滅したウィザードラゴンも復活した。
ウィザードラゴンが変化した、アックスカリバーで戦う。
余談
- 他の一般的なファントムに比べてサイズがかなり大きく、一般的なファントムが生物的なデザインであるのに対してこちらはメカニカルなデザインが全面的に押し出されていたりとファントムらしからぬ姿なので、仮に晴人が絶望していたらこの様な人型に変化していた可能性も否定できない(但しキマイラも同様のケースであるため確実性はないので注意)。
- サバトの描写を見るに、翼は今の姿よりももっと巨大で生物感のあったフォルムであった。こちらが本来の姿で、現在の姿はウィザードの魔力の影響で変異した姿なのかもしれない。
関連タグ
仮面ライダーウィザード ファントム(仮面ライダーウィザード) ドラゴン
ドラグレッダー:同じくドラゴンがモチーフの、主役ライダーの相棒キャラ。
ブレイブドラゴン:令和のドラゴン。
こちらも主役ライダーの力の源であり、召喚によって使役ができる共通点がある。