大乱闘スマッシュブラザーズ
2作目の『DX』に参戦した。CVは前述の弟を担当したこおろぎさとみ。
スマブラDX
ボタン | ワザ一覧 |
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B | でんげき |
→B | ロケットずつき |
↑B | こうそくいどう |
↓B | かみなり |
前作でのプリンに代わる公式最弱キャラというコンセプトで作られた、ピカチュウのモデル替えキャラ。
その調整は(色々な意味で)常軌を逸しており、
- 電気を帯びる技を使用すると無条件に自分が反動ダメージを受ける
- 全キャラ中最も吹っ飛びやすい(あのプリンよりも)
- 技のリーチがとても短い
- 判定が弱い
- 攻撃力が低い
- ふっとばせるワザが少ない
などなどこれでもかという程欠点が多い。
元のピカチュウと比べてほぼ全ての面で性能が劣っており、公式のコンセプト通り「実力が離れている相手に対してのハンデ用キャラ」といった側面が大きい。桜井氏も「このキャラを大会の上位戦で使うような豪の者がいたら、拍手してあげてください。」とコメントしている。
しかし全キャラで唯一着地硬直が通常の半分であること、モデル替え元がピカチュウであるため機動力が高いこと、復帰力は縦横共にかなり高いこと、空Nや上スマなど使いこなせれば強力なワザがいくつかあることなどから、少なくともただ弱いだけのファイターではないのは事実である。
必殺ワザはピカチュウと同じ構成だが、上必殺ワザのみ名称が「こうそくいどう」と異なっており、復帰能力が高いがダメージ判定が一切ない。
ちなみにスマブラの必殺ワザで実際にピチューが覚えられるのは「かみなり」のみ。
余談だが、スティックを下にしてしゃがむと眠る。その姿がとても可愛い。
スマブラX・スマブラfor
『X』『for』では不参戦となり、フィギュアとしてのみの登場となった。
復活の要望こそ高かったものの、シリーズ作で似た個性のポケモンがいたことや人気の具合から復活も絶望的と言われていた。
……が。
まさかの復活
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B | でんげき |
→B | ロケットずつき |
↑B | こうそくいどう |
↓B | かみなり |
切りふだ | ボルテッカー |
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で17年ぶりとなる大復活を遂げる。
ワザ構成は横強・上スマ・空Nを除いてピカチュウと同じままだが、その性質は全く違う。
ピカチュウよりも低い攻撃力や、電撃ワザを使うと反動ダメージを受ける点は相変わらずだが、発生の早さ・持続の長さ・後隙の小ささがピカチュウよりも優れている。運動性能は全体的に見れば劣るが、空中スピードのみピカチュウを上回っている。
これにより「ダメージが蓄積しやすいリスクがある代わりに、ピカチュウよりも攻めの能力に秀でている」というなかなか面白い仕様になった。
一方で相変わらずの超軽量で、強いワザを受けるとすぐにふっとばされてしまうのは健在。しかもピカチュウに合わせて電気ワザが増えたので『DX』よりもリスクが増えている。落下速度も『DX』そのままで、とても速いわりに急降下の補正が弱いため相手のコンボに弱い。
総じて「耐久ペラペラだがパワーがあり、当たらなければどうということはないを地で行く」超上級者向けのファイター。
かつて公式から「ハンデ戦専用」とまで言われたキャラではなくなったのである。
最後の切りふだはピカチュウと同じく「ボルテッカー」。ピカチュウよりもわずかにダメージが高いが、それ以上に反動ダメージが大きく、ほぼ下位互換のワザとなっている。
カラーバリエーションはピカチュウやプリンと同様にアクセサリーで区別される。
上の2匹とは違い身体の色が変わらない代わりに、『DX』では首にスカーフを巻いていたが、『SP』では巻かなくなった。
また、『SP』ではギザみみピチューも用意されている。
オンライン対戦では初期の頃は復活や強化の影響で使用率はかなり多かった。
ガノンドロフやクッパなどの重量級ファイターでも軽く吹き飛ばせる威力を持ち、また体が小さいので小さい体を利用してたたみ掛けることができる
逆にアイク、クロム、デデデの攻撃力と攻撃判定の強いファイターやリトルマック、ゼルダ、ベヨネッタなどパワーのある軽量級ファイターと強敵が多い。反動ダメージもあるのですぐに撃墜されると心がけておく必要がある。
しかしその暴れっぷりからかVer.3.1.0で威力低下と反動ダメージ増加。喰らい判定拡大とかなり下方修正されてしまい、現在は初期の頃よりもかなり落ちてしまっている。
しかしVer11.0.0から一部電気ワザの反動ダメージ低下と通常空中攻撃の耳の無敵判定付与で暴れ性能が上昇。初期の頃に戻りつつある。
余談だが、DXから18年経った現在でもゲーム本編で「ロケットずつき」「こうそくいどう」は覚えられない。
勝ち上がり乱闘「ふわっとバトル」は軽量級ファイターのみが登場する。軽いとふっとばされやすいことからステージも空をテーマにしたものが登場する。ピチューはファイターの中で一番軽いので、このテーマになったと思われる。キングクルールとはテーマの性質が正反対である。
ポケットモンスターシリーズ参戦ファイター
No | ファイター | 初出演 |
---|---|---|
08 | ピカチュウ | 64 |
12 | プリン | 64 |
19 | ピチュー | DX |
24 | ミュウツー | DX |
33/34/35 | ポケモントレーナー(ゼニガメ/フシギソウ/リザードン) | X |
41 | ルカリオ | X |
50 | ゲッコウガ | for |
69 | ガオガエン | SP |
大乱闘スマッシュブラザーズDX 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
こどもリンク:スマブラDXに参戦→スマブラXにて不参戦→スマブラforにてDLCでの復活もなし→スマブラSPにて復活と言う経緯を持つ仲間。