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鳥羽音吉の編集履歴

2021-10-18 21:17:12 バージョン

鳥羽音吉

とばおときち

『風都探偵』の登場人物の1人。なお、ここではガイアメモリ密売組織“ORIGIN”についても解説する。※ネタバレ記事でもある為、閲覧注意‼

「やはり人間が一番だ。自分の切断力が日々向上しているのが体感できる。鮮やかな切り口、一足遅れて流れ出す鮮血、そして...何より表情がいい...一生に一度しかできないリアルな恐怖顔が見られるんだ...」


みたいな奴がね、一番嫌いだよ!人は脆い!だからこそこちらも美しい花を摘むように正確に!一瞬で!生命を奪えるように日々努力しているのだ!こういうただ頑丈だけの半死人がっ...!最も...無粋だッ!!」



概要

風都探偵』Episode第7話「闇はoの巣」に登場する王道学習塾の塾長


眼鏡を掛け、恰幅の良い中年男性で一見すると、塾生思いの温厚そうな人物に見えるが、その実態はミュージアムが残した負の遺産である大規模な“ガイアメモリ”の密売組織・“ORIGIN(オリジン)”の元締めにして、オウル・ドーパントの本体その人。

彼もまたハイドープに目覚めた人物であり、適合し易いガイアメモリのタイプをその人物を見ただけで、"色"として見分けるのを可能とする力を持つ。


裏風都とも繋がりを持っており、ガイアメモリを始め、上述した力を用いて数多くのハイドープ候補生を万灯に提供してきた実績を持ち、裏風都の幹部の1人であり、本作屈指の猟奇殺人鬼・一葉を見出して万灯に紹介した張本人でもある。


メモリの力に酔いしれており、メモリの力を使って「人間を如何に自分が殺された事すら気付かせずに切り裂いて殺害出来るか?」に快感を覚える、教え子同様に狂気的な一面を持つ極めて冷酷な男で、本性を現した際に見せる笑顔は不気味そのもの。

また、一葉の様なハイドープ候補生を発見・育成しては、万灯に紹介するのを誇りと使命感を持って取り組んでいるらしい。

職業柄故なのか、相手を見下した態度で点数を付けながら評価する癖を持つ。


元々、強力なオウルメモリだけでは飽き足らず、そのままで使用するだけでは小型である為に、単純なパワー不足の欠点を補うべく、ハイドープの力を使って自身の手足となる『もう1人のオウルメモリの適合者』を見つけ出そうと画策していた。


最終的にアクセルダブルの活躍の前に、その野望は潰えるが、直前にオウルの能力を使って逃れた為メモリブレイクもギリギリされておらず、しぶとく立ち上がり(詳しい詳細や経緯は親記事を参照)、これまで挙げてきた過去の実績を手土産に裏風都への逃亡を図るも、最後はファングトリガーのマキシマムドライブ『ファングスクリュードル』を受けてトドメを刺される。


メモリブレイク後は、オウルの脳容量を拡大する能力の反動で、死んだように眠り続ける昏睡状態に陥る、因果応報な最期を迎えた(皮肉にも本体の彼に過負荷のほとんどが回った為、彼に利用されていた少女は、メモリの後遺症も比較的軽症で済んだ)。


余談であるが、彼が隠れ蓑としていた塾は「勉強ができない子をそこそこに勉強できる子にする」塾であり、塾そのものとしては評判は優秀だったらしく、知らないで通っていた生徒もここで通っていて、「成績が驚くほど上がった」(ただし平均クラスの点数)と喜んでいた。塾としては優秀だったらしい。


ORIGIN

ミュージアムが残した負の遺産“ガイアメモリ”を発掘し、密売する風都の密売組織の中でも、現在のところ最大規模とされる犯罪組織。


元締めは王道学習塾の塾長・鳥羽音吉で、塾に勤める主要な講師陣もその中心メンバー。

すなわち、王道学習塾そのものがORIGINの本拠地である。

裏風都の住人達とも繋がりを持っており、ガイアメモリや鳥羽のハイドープの力で見出された何人かの塾生達を、ハイドープ候補生として裏風都へと紹介する裏の顔も持ち、事実上の裏風都の下部組織である。


大規模詐欺グループと同様、組織の末端のメンバーは中枢部の詳しい実態については何も知らされていないが、一部の者(恐らく実績を持った直接の連絡係など)は組織の中枢と繋がっており、組織の内情を知っている者達が捕まりそうになると、口封じも兼ねて自身のドーパントの力を試す実験台として、鳥羽直々に始末されてしまう末路が待ち受けている。


最終的には中心メンバーだった4人の講師を始め、組織のトップである鳥羽も翔太郎フィリップ照井達の活躍により倒され、全員が警察に逮捕される。

その後は王道学習塾の追跡捜査によって、新たにメモリの供給ルートも幾つか摘発された末に、組織は完全に崩壊した。


構成員

鳥羽音吉/オウル・ドーパント

詳細は本記事及び、リンク先や親記事を参照。


4人の講師/バイオレンス・ドーパント

王道学習塾の4人の講師の怪人態。元締めの正体を認識する立場上から、組織の幹部だと思われる。怪人態の姿を見た翔太郎からは(文字通り)「暴力講師」と揶揄されていた。


塾の裏の顔が悟られた際に、塾長が戦っている隙に塾長お気に入りの舞を連れて鳥羽の隠れ家(本人曰く“巣”)へと逃亡するが、隠れ家を突き止めて乗り込んで来たダブルとアクセルによって、あえなく全滅させられて全員が逮捕された。


密売人/アームズ・ドーパント

黒のタンクトップを着た長髪の密売人の1人の怪人態。護身用のメモリを持っていたメンバーだが、逮捕後も特に鳥羽に狙われたり、始末された様子もなかった為、恐らく下っ端だったと思われる。仲間を逃そうとアクセルに挑むも呆気なく敗北し、そのまま照井に逮捕された。


余談

上記の通り、自身のメモリの弱点を補おうとしていたが、見方によってはその考え自体が誤りだったと思われる。

そもそも、オウルメモリの最大の特徴は『使用者の脳容量の強化』であり、戦略的に見ると後方支援向きのメモリである。

幾らオウルメモリの強大な力に魅入られていたとしても、メモリに向き不向きがある以上、後方支援向きのメモリを前線運用するのは、無理を通り越して愚かな考えなのは言うまでもない。

又、鳥羽自身はオウル・ドーパントの小型な姿を上記の通りパワー不足と嫌っていたが、そのサイズは目視による索敵・捕捉の難しさを意味し、それに自前の飛行能力を合わせて見れば、圧倒的な回避力を誇る(事実、ルナトリガーの奇策を用いてやっと視認が出来た)と考えるべきであった。


鳥羽は他者に対して確かな観察眼を持っていたようだが、逆に自分自身を全く見えていなかったのは、(歪みに歪んでいたとは言え)教育者としては皮肉としか言わざるを得ない。


また彼は「自分の力の実験のために猟奇連続殺人を行う」、「他人を犠牲にして得たメモリの力で自らを強化しようとする」、「その利用しようとした相手が年端もいかない少女である」、「表向きは"先生"と呼ばれる立場である」などかつて風都史上最悪の殺人鬼と呼ばれたあの男とあらゆる点で共通点が多く非常によく似ている。

実際に彼と何度も戦った照井も似ていると評しており、「奴と同じで口元だけは笑っているが生気の無いガラス玉のような目をしている」として初対面時に一目で鳥羽の本性を見抜いた。


関連タグ

オウル・ドーパント 五条一葉 吐き気を催す邪悪 サイコパス 裏風都 風都探偵 仮面ライダーW


井坂深紅郎:余談の通り、照井からも似ていると評されたあらゆる点で共通点が多い人物。このことからも余談で記した、鳥羽のオウルメモリの特性に反した無茶な運用は、彼が井坂同様に自分1人の為だけの力を求め続けた結果だと言えるだろう。

EXE:同じくミュージアム崩壊後にできたメモリ密売集団。但し、こちらはORIGINのような巨大なバックも持った犯罪組織ではなく、メモリ販売の旨味に惹かれて集まった、ただの不良少年達による半グレ集団である。


オウルオルフェノク:怪人モチーフや性格、職業が似た者同士。ただし才のある者の扱いは真逆。

ムーンフィッシュ:相手を切り刻む行為に美意識を見いだす、猟奇的殺人鬼つながり。

安西光義:カップ焼きそば現象にして同じく教育者つながり。但し、性格や教え子に対する思いは全くの真逆。

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