概要
1987年4月の国鉄の分割・民営化の際、そのうちの中国地方自動車局がJR西日本の中国自動車事業部に改組したのがそもそもの起こり。
1988年4月にJR西日本から関連会社という形で独立を果たす。
広島県と山口県にて路線バス事業を行うほか、出雲市・松江-東京間(スサノオ)や倉敷・岡山-横浜・東京間(京浜吉備ドリーム)、広島-東京間(ニューブリーズ)、山口・宇部・小野田-福岡間(福岡・山口ライナー)などのハイウェイバス運行、さらには鳥取県以外の中国4県での貸切バス事業を行っている。
発足当初は岡山県や島根県でも路線バス事業を行っていたが、後に撤退した。なお、鳥取県に関しては、元から路線バス事業は行っていない(国鉄バス時代の1955年8月から1985年3月まで路線はあった。なお、それより前の1943年に国鉄トラックが鳥取県内に路線を構えていたが、1965年2月に廃止)。
ちなみに、広島県に、備後地方を地盤とする中国バス(旧尾道鉄道)が存在しており、件のバス会社と区別するためか、各車両における事業者表記はJRバス中国となっている。
一般路線
広島市発着
【】内は系統番号だが、地元では他社も含めて「○○号線」と称する。
山口県内発着
ネタ
- 防府駅と山口駅を結ぶ路線は1931年5月に開設されているが、これは現存するJRバスの路線としては最古のもの、さらに言えば、今は亡き岡多線→瀬戸北線・瀬戸南線(1930年12月-2008年9月、最終運行会社はJR東海バス)に次いで、全国2番目に開設された(国鉄バス→)JRバス路線でもある。
- 貸切バスのラインナップに、「プレミアム24」なるものがある。このバス、1+2列配置のシートで、そのシートは本革ばりのリクライニングシートだったりする。その上えらいスペースの広い便所も備えているそうで・・・・・・・・・おのれはグランドリーム号か。
- Jリーグ・サンフレッチェ広島やBリーグ(日本のバスケットボールのリーグ)・広島ドラゴンフライの選手バスのオペレーションを行っているが、何らかの理由でヒマになった場合は一般にも貸し出している。
- マスコットとして、鹿(の形をした妖精)のめいぷるんが存在するが、はっきり言ってキモい。しかも趣味は婚活、鹿のクセに鹿せんべいが嫌い、キレるとそれはそれは恐ろしい(特に鹿呼ばわりされると大爆発するらしい)というから質が悪い。
関連タグ
両備バス、下津井電鉄:岡山県内におけるJRバス一般路線の撤退時の受け皿で、両備は岡山駅〜国道2号線〜倉敷駅を、下電は倉敷駅〜茶屋町駅を受け継いだ。