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ゾンダーロボの編集履歴

2021-11-01 10:12:44 バージョン

ゾンダーロボ

ぞんだーろぼ

TVアニメ『勇者王ガオガイガー』に登場するゾンダーメタルに寄生された知的生命体が他の物体と融合する事によって誕生するロボットの総称。

概要

 ゾンダーメタルに寄生された知的生命体が他の物体と融合する事によって誕生するロボットの総称。ロボットの姿・能力は基本的に融合した物体がベースになっているが、素体となった知的生命体の精神状態がその姿・能力に影響を与える場合もある。


 名称はGGG側によって付与された個体名で、命名規則は「エクストラ・インテリジェンス(Extra Intelligence=地球外知性体)+認定No.(出現順)」である。

但し、01、26~29は厳密に言えばゾンダーロボのカテゴリーではない。


 メタルが寄生した直後は、通称「ゾンダー人間」と呼称される人の姿を残した状態であるが、周囲の金属や無機物を取り込む事で成長する(生物など有機物とは出来ない)。GストーンJジュエル等の反物質を装備していない無機物は、同化の対象な為、普通のロボット等では殴りあいすら出来ない。GGG側のメカやハイパーツールですら逆に吸収されガオガイガーを窮地に陥れる事も散見されるも、同化は触れた瞬間自動で始まるわけでは無く、能動的に実行する為に若干のタイムラグを有する。不意打ちで体当たりを食らわせ、吸収される前提で対象内に爆発物を仕込む等の対処を行った事例もある。


 ゾンダーと同様に全てのゾンダーロボは硬度なバリアシステムを持ち、通常の戦車砲やビーム兵器ではバリアに阻まれダメージを与えることすら出来ない。ガオガイガーのブロウクンマグナムですら最初期の段階では、バリア突破に10秒も要した。

 GGGでは、バリアを中和するギャレオンの咆哮のデータを基にボルフォッグの「メルティングサイレン」を開発して対抗している(理論的にゾンダーもゾンダリアンも、そして原種も出力に差があるだけで同じバリアシステムの為に無効化できる)。だがバリアを突破して本体にダメージを与えても核さえ無事ならば10秒以内に自己修復される。再生には相応のエネルギーを要し、甚大な損傷を負った場合は修復する余裕が無く放置される事もある。核だけ残しロボット部分が完全に粉砕されても、ストレスの充填に加えて材料として再度無機物を取り込む必要が有るも、素体の生命力を削るリスクが存在し、何度も再構成すれば核にされた体力をすり減らせ、最悪の場合Gパワーを浴びて対消滅か、寿命が縮み生命が尽きるのいずれかである。




ゾンダーロボ一覧

EI-02

ラクガキ

 夢の島の粗大ごみが集約したゾンダーロボ。通称:馬ゾンダー。取引に失敗し埋め立て地で暮らしていた元業者の小宝山金蔵が素体。

 右手からは電子レンジを結集した荷電粒子砲、左手からは冷蔵庫による冷凍ビームを発射。背部の扇風機で空を飛び、都庁を目指す為に体を列車形態に変えた。胸部からはペットボトルをロケットのように飛ばすミサイルを発射可能。柔軟に構造を変えることから二年ぶりにエクストラ・インテリジェンスの呼称が用いられた。このゾンダーだけは四天王全員の協力で生まれたもの。顎の部分に小さな顔がついている。


 ガオガイガー初陣の相手。

全長60m、重量100t


EI-03

EI-03

CV:松本大

 クレーン車をベースにしたゾンダーロボ(上記イラストは成長途中の形態)。プロレスラーのボンバー死神が素体。レスラーらしくパワーファイトを得意とし、ガオガイガーのファイナルフュージョンを一度は妨害した。武器は両腕が変形した鉄球で、EI-02に比べ凶暴性が高い。


EI-04

CV:真殿光昭

 三重連結した機関車のゾンダーロボ。鉄道マニアの山野口が素体。両手と腹部から燃える石炭を発射。ガオガイガーに倒されるも、護がベイタワー基地にいた為に逃亡した。


EI-05

CV:真殿光昭

 スペースシャトルロボ。逃亡した山野口をピッツァが唆し融合させた。各部のブースターを吹かせて猛スピードで突進する攻撃を得意とし、両肩のブースターからは荷電粒子砲を発射可能。


EI-06

CV:肥後誠

 ロードローラー(正確にはタンクローリー)が基のゾンダーロボ。渋滞でイラついたトラック運転手がプリマーダの手によりゾンダー化。渋滞で列をなす車をローラーで押し潰し、その残骸を取り込み巨大化する。中央部のショベルで攻撃。ディバイディング・ドライバーの調整が難航し市街地で戦闘。氷竜と炎竜が川に落としヘル・アンド・ヘヴンで撃破。


EI-07

CV:山野井仁

 タンカーのゾンダーロボ。船を座礁させ失意のどん底に陥った船長がペンチノンの手によってゾンダー化。体内に数十tのガソリンを保有しているため、迂闊に攻撃できない。武器は頭部からの火炎弾と両腕の触手。


EI-08

 300系新幹線のゾンダーロボ。不正な土地買収を行った弁護士の御手盛金之輔がポロネズの手によってゾンダー化したもの。強力な電磁波を発生させながら線路を暴走した。


 黒い新幹線型勇者ロボとは一切関係は無い。


EI-09

 雲形(正確には近くを横切った飛行船)のゾンダーロボ。社会生活に疲弊した男が素体となっている。「如何に攻撃されないか」というコンセプトを目的に生み出され戦闘能力は低いが、関東地方全域を覆うように増幅された暗雲は夜の様に暗い。その周囲はプラズマを放っており火器攻撃をすれば忽ち爆発してしまう。成長著しく、体内には多量のゾンダー胞子を蓄えていた。


EI-10

 バイク型ゾンダーロボ。人間に戻る事も可能で、変形を繰り返しストレスを増幅させながら育成したという狡猾な存在である。その実体はピザ屋のデリバリーアルバイトを担当する山葉いすず。分身を生み出す能力を持つ。


EI-11

CV:平野正人

 潜水艦型ゾンダーロボ。艦長に選ばれなかった艦長候補船員がペンチノンの手によりゾンダー化、潜水艦りゅうぐう9000と融合。スーパーメカノイドのガオガイガーすら侵入できない深海10000mへ潜る事が目的。自衛隊の潜水艦を取り込むことで魚雷攻撃能力を得た。


EI-12

CV:竹村拓

 獅子王麗雄の教え子だった野崎通がゾンダー化し、粒子加速器イゾルデと融合した姿。強力な粒子ビームを武器とするが、むしろ彼の発する強力な電磁波こそが勇者たちにとっての最大の脅威である。


EI-13

CV:山崎たくみ

 ジェットコースター型ゾンダーロボ(後にウッポくん型ゾンダーロボに変化)。海洋遊園地ウォーターポリスの着ぐるみマスコット「ウッポくん」(厳密に言えばその中の人)がポロネズによりゾンダー化された姿。護を人質に取りギャレオンを誘き出すのが目的。武器は長い尻尾による叩きつけと締め付け攻撃、額からのニードルビーム。ウッポくんロボの形態では怪力を使った攻撃を行う。一時は誘き出したギャレオンを長い尻尾で拘束する事に成功するも、ボルフォッグのシルバークロスで頭部を切断される。その後ウッポくんを模した頭のゾンダーロボに変形、現れたガオガイガーとパワーファイトを繰り広げた末、海中に没し撃破された。


EI-14

CV:巻島直樹

 兵士型ゾンダーロボ、通称「ゾンダーソルジャー」。指揮官になるという自分の夢を同僚に笑われた米軍補給部隊兵士・デイブが、ピッツァに付け込まれて僻みを増幅させられゾンダー化した姿。

 ゾンダリアン最大の障害である護を消す任務を帯びており、輸送機を使いガイガーを誘導、護が観光に向かった箱根山中一体を電磁波を撹乱させる霧に包み、GGGに気が付かせないように仕向けた。しかし、事前に護の護衛を担当したボルフォッグに企みを感知される。

 右肩からのキャノン砲、爆弾にもなるコンバットナイフ、左腕のヘリコプターによるプロペラとバルカン砲、腰の手榴弾が武器。素体となったデイブがプレイしていたシミュレーションゲームの腕を生かし、一度に多くの戦車(M7マッコーリフ)や戦闘ヘリ(AH-69アナコンダ)を輸送機から遠隔操作し、様々なブービートラップを設置して護たちを苦しめた。

 卑怯な戦い方しかできなかった為、ビッグボルフォッグに返り討ちに遭う。センサーを無効化させる霧も超竜神が放ったイレイザーヘッドにより消滅、残った武器で最後の悪掻きを試みるも、ガオガイガーに一方的に叩きのめされる。



EI-15X(PS版)

CV:伊藤舞子

 PSのゲームに登場した「もう一つのEI-15」。シャチのヴァルナーがペンチノンによってゾンダーロボにされた姿。これにより人間以外の動物もゾンダー化する事が明白になった。

 護によって浄解されるが、食欲減退による体力低下と戦闘によるダメージで死亡。ナンバーは抹消される(ヴァルナーはその後ある方法で蘇生する)。


EI-15

 該当記事参照。


EI-16

CV:室園丈裕

 列車砲型ゾンダーロボ。浪人生の堀口五浪がポロネズによってゾンダー化され、列車砲カール・グスタフと融合。群馬県榛名山付近にある破棄された線路上に潜伏し、正午に各地の有名大学を砲撃し多数の負傷者を出した危険きわまりない存在。

 これ以降殺傷能力を極力持たない者が多くなる。

弾丸の口径は80mmで、その砲撃はあの戦艦大和の主砲を上回る威力を持つ。ゾンダー化によって連射性能もアップし(本来のグスタフは弾丸の装填に最低15分は必要だが、EI-16は即座に第2射を行った)、超竜神を大破に追い込んだ。

また、線路もゾンダーロボの一部であり、背後を取ったガオガイガーを拘束、砲撃で倒そうとしたが、砲撃をDDに防がれ、ブロウクンマグナムを砲塔にぶち込まれ撃破された。ゾンダー核はその後ビッグボルフォッグが無事回収している。


EI-17

CV:一条和矢

 タイヤ型ゾンダーロボ。食いしん坊の男性(EDクレジットでは「巨漢」と表記)がプリマーダの手によってゾンダー化された。

 驚異的な弾力性でGGGの攻撃を無力化するが、真の目的はディバイディング空間に超次元ポッドを発生させガオガイガーを内部に封じ込め圧殺する事にあるが、これはDDのブラックホールをも産み出せるパワーにより、下手をすれば地球とその周辺の空間も消滅する。


EI-18

CV:矢部雅史

 マジシャン型ゾンダーロボ。宇宙開発公団のメンバーである安藤弘ニがゾンダー化された姿。手品を彷彿とさせるトリッキーな攻撃を得意とする。その正体はマイクロゾンダーの集合体。真の目的は「ヘル・アンド・ヘヴンのエネルギーを利用しグランドノヴァを発生させ、核分裂のエネルギーでゾンダーメタルプラントを産み出す」事だった。他のゾンダーロボと違い何かと融合したという明確な描写が無く、核は剥き出しのまま地下の下水道に隠されていた。


EI-19

CV:長島雄一

 理科室ゾンダーロボ。護が通うカモメ第1小学校の教頭がペンチノンによってゾンダー化。武器は硫酸入り試験管ミサイルと触手。また、ホログラフを出す事も出来、一度はこれでボルフォッグを欺くことに成功した。しかし、護たちの反撃でホログラフに揺らぎが発生し、看破される。


EI-20

CV:井上美樹

 女性物理学者の平田昭子がプリマーダとポロネズによってゾンダー化され、重力制御システムと融合し誕生したゾンダーロボ。超重力と反重力でガオガイガー達を苦しめるが、ゴルディーマーグには通用しなかった。ハンマー・ヘル・アンド・ヘヴンにより光にされる。


EI-21

CV:岡野浩介

 爆撃機型ゾンダーロボ。爆撃機シミュレーターを乗りこなしていたミリタリーマニアの男がピッツァによりゾンダー化され爆撃機と融合した姿。無数の退役戦闘機とミサイルを取り込み、その空爆の威力は凄まじいものである。

脅威となるヘル・アンド・ヘブンとゴルディオンハンマーを封じるべく、ゴルディーマーグを高空から落下させ、ガオガイガーのブロウクンマグナムを破壊、必殺技を封じることに成功した。

 が、落下したゴルディーマーグが殆どダメージを受けていなかったため、ハンマーヘル・アンド・ヘブンで撃破された。ゴルディーマーグの耐久力を侮ったのが敗因だった。


EI-22

 ヒトデ型ゾンダーロボ。「天気予報が当たらない」という理由で責められた女性天気予報士がペンチノンによってゾンダー化し、気象衛星を取り込んだ姿。人工的に作り出した台風と竜巻を武器とする。


EI-23

CV:水内清光

 アイスクリーム店の店員がゾンダーロボになった姿。EI-24と合体することで二倍の戦闘能力を得る。二体が発生する超音波は、干渉することであらゆる液体を沸騰させる。これを利用して勇者ロボとGGGベイタワー基地を破壊しようと目論んだ。

前述の超音波で勇者ロボの体内に流れるGリキッドを噴出させ、行動不能に追いやるものの、ブームロボ形態になったマイク・サウンダース13世が放ったサウンドウェーブで戦況が逆転、ハンマーヘルアンドヘブンで合体したEI-24共々撃破された。


EI-24

 駅員がゾンダー化されゾンダーロボになった姿。上のEI-23と合体することで二倍の戦闘能力を得る。能力は上記EI-23と同じ。


EI-25

CV:麻丘夏未

 水上飛行機型ゾンダーロボ。父親を事故で亡くしたトオル少年がピッツァとペンチノンによってゾンダー化し、形見である水上飛行機「シーダート」の模型と融合した姿。通常空間と並列空間を自由に行き来できる能力を持ち、先端の吻とミサイルを武器とする。


 これはゾンダリアン最終作戦の陽動・時間稼ぎの為の囮でしかない。


EI-30~EI-71

 脊髄原種が万里の長城を訪れていた観光客をゾンダーに変化させた姿。球体、立方体、正三角形などの形態を取る。オービットベース破壊の準備を勇者たちに妨害されないよう、融合し多頭砲台となった。一時は勇者たちを翻弄させたものの、撃龍神の双頭龍で全て捕らえられる。中にはバイオネットのエージェント、シュバルツ・オイレの姿もあった(但し、浄解後に組織の手で抹殺されている)。


EI-72

CV:石井康嗣

 PS版に登場。腕原種がGGGをよく知る大河にゾンダーメタルを寄生させたもの。試作型CRと融合し、虎の容姿となる。


EI-73

CV:江川央生

 PS版に登場。腕原種がガオガイガーの能力を熟知する火麻を素体にゾンダーメタルを寄生させたもの。試作型CRと融合し、豹の容姿となる。


合体ゾンダーロボ

CV:石井康嗣、江川央生

 EI-72・73の二体がシンメトリカルドッキングのように左右合体したヒト型ロボット形態。同時に取り込んだ新型Gツール「ゴルディオンモーター」の力でゴルディオンハンマーの活断ウェーヴを減衰、消去する力を持つ。

さらには、凱の師匠である大河と火麻が素体であるため、戦闘能力はガオガイガーをはるかに凌駕し、格闘戦では圧倒し、ブロウクンマグナムも尻尾で軽くはじき返す。

超竜神・撃龍神もパンチ一発で倒され、様々な試作Gツールを取り込んだためかマイク・サウンダース13世のソリタリーウェーブも効果がない、ジェイダーも歯が立たない(展開次第ではキングジェイダーの反中間子砲やジェイクォースも防ぐ)と、戦闘能力だけなら原種を超える最強のゾンダーロボとなった。

その際の情景があまりに凄まじかった為、周辺住民の情報が錯綜。真実を知っているのはGGGの面々と、その場にいた赤の星の戦士たちのみである(PS版がマルチエンディングのため)。


黒いキングジェイダー

 正式名称不明。素体はソルダート師団の生き残りJ-019。赤の星の機界昇華から逃れたジェイアーク級超弩級戦艦ジェイバトラーをボディとした。基本能力は変わらないが、自己再生を持つものの、生体コンピューター・トモロが居ない分、身体的に負担がかかる。


EI-74

CV:稲葉実

 放送局型ゾンダーロボ。テレビ局プロデューサーが腕原種によってゾンダー化、局施設と融合した姿。ガガガッチの放送を四六時中流し、木星圏へ移動する原種の陽動作戦に使われた。配線型の触手と電磁波攻撃が武器。初野華を人質に取り、護やガオガイガーを苦戦させた。


 EIナンバーを持つ最後のゾンダーロボでもあるが、バイオネットはその組成や技術の一部を解析して、擬似ゾンダーと言えるメタルサイボーグを開発。数年後にはゾンダーロボ化も可能にし、自己再生や複数融合も再現させた。


関連タグ

勇者王ガオガイガー

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