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葉巻の編集履歴

2021-11-18 15:12:06 バージョン

葉巻

はまき

煙草の一種。シガーともいう。

概要

葉巻とは、タバコの葉を筒状に巻いたものを指す。普通の紙巻きタバコとは違い、紙で包むこともなくフィルターも用いない。


吸い方は一般的な紙巻き煙草と違い肺には通さず口の中で煙をくゆらせて煙の芳香を味わう人が多いとされる。煙を肺まで入れないのが一般的だが、欧米人のように体格が良く強い呼吸器を持つ葉巻愛好者には煙を肺まで入れる人もいるとのこと。


ゆっくり吸い、香りを楽しんで、ゆっくり吐く。いわゆるスロースモーキングがマナーとしても良いとされるが、葉巻は嗜好品であり吸う人により吸い方は千差万別である。

にもかかわらず初心者向けの吸い方について頻繁に解説されているのは、初めて吸う人には吸い方がわかりにくく伝統があるからであろう。


燃焼時間は紙巻き煙草と比較すると長いのは事実であるが、スロースモーキングをガン無視して吸えば紙巻き煙草と同じくらいの時間で吸う事も不可能では無い。(ただし呼吸器系に相当な負担をかけるためおすすめはしない。)

そのような吸い方をしないのであれば、1本吸うのに15~60分程度の時間を要するのが一般的である。


吸い口の部分をヘッド、火を付ける部分をフットと呼び、ヘッドは自分でカットする必要がある。

ヘッドのカット方法には、

  • フラットカット:ギロチンカッターなどでカットする。断面が平らで断面積も広くなるカット。
  • パンチカット:パンチカッターでカットする。ヘッドに穴を空けるような形状になり断面積は狭めのカット。
  • Vカット:ヘッドにV字型の溝を入れるようにするカット。

ヘッドの断面積は広い順にフラットカット > Vカット > パンチカットとなり、断面積が広ければドローイング(葉巻を吸った時の吸いやすさ)がスムーズになり、一口で吸える煙の量が多くなる。

同じ葉巻でもカットを変える事で違った香りと味を楽しむ事ができる。

またアニメや映画などではヘッド部分を前歯で噛みちぎり「ペッ」と吐き出すというワイルドなカットをする描写もみられる。


着火にはマッチガスライターオイルライター何を使っても良いが、愛好者はガスライターを使用する事が多いとされる。

これはマッチを使った場合にはマッチに含まれる燐の香りが、オイルライターを使った場合にはオイルの香りが葉巻に移ってしまうからであるが、その香りが良いとする愛好者もいるので間違いでは無い。


保管に関しては日光・乾燥・多湿を避けるのが良いとされる。

ヒュミドールと言われる葉巻専用の保管用品もあるが、密閉できるチャックつきの袋に入れるだけの簡易的な方法でも短期間の保存なら問題無いという人も多い。


味わいは大変に濃厚。(ただしブランド・形状・カット・吸い方によりかなり異なる

紙巻きビールチューハイとすれば、葉巻はウイスキーブランデーと言い得る。

ただそれだけにニコチンも濃いので、吸い慣れない人は濃すぎる成分で一瞬、眩暈を覚えるという。


アメリカでは慶事に葉巻を贈答する習慣があり、特にミリタリー映画で戦勝記念に一服つけるシーンが知られる。

禁煙社会が進行しているアメリカではあるものの、アメリカ人自身は大の葉巻好きでもあり、今なおこうした慣習は根強く残っている。


形状

パレホ

ヘッドからフットまで同じ太さの平坦な葉巻。

もっとも主流な形状である。

トルペド、トルピード、ベリコソ

魚雷」を意味する名前の通り、

ヘッドが尖っている葉巻。

パーフェクト、パルフェクト

コブラ』が愛飲している葉巻。

昨今は、あまり生産されていない。


主な産地

キューバ(ハバナ)

タバコの王国と言われ、タバコ葉の生産に非常に向いている

気候と土壌をもつ。

キューバ産葉巻は、最高級葉巻とされる。

ドミニカ共和国

キューバ革命時にキューバより亡命した葉巻ブランドが

身を寄せたところであるため、急速に葉巻産業が成長した国。

実質的なNo.2の生産国。

ニカラグア

ドミニカ共和国と同じ境遇をもち、将来有望な葉巻ブランドを多数もつ。

フィリピン(マニラ)

比較的に新参の生産国。

安価なことで有名な葉巻ブランドであるタバカレラは、こちらのブランド。


主なブランド

コイーバ(キューバ)

以前はキューバ政府御用達で、外国人は外交官のみ味わうことのできたブランド。

キューバ産葉巻最高級の呼び声高い。

モンテクリスト(キューバ)

キューバ産葉巻の中で、輸出トップのブランド。世界中に愛好家をもつ。

ダヴィドフ(ドミニカ共和国)

キューバ革命以前は、キューバに籍をおいていたブランド。

徹底的な品質管理のもと、評価の高い葉巻を作り続けている。

パドロン(ニカラグア)

量よりも質を求め、市場にすら出回りにくくなるほど生産数が少ないブランド。

しかし、その品質は恐ろしく高いとされる。

タバカレラ(フィリピン)

安価で日常的に吸える葉巻を作るブランド。


葉巻のイメージ

その高級感から、社長とかボスといったようなキャラクターのステレオタイプなイメージが強い。


一例


  • 裏社会(ギャング)のボス
  • リッチな男性(成金)
  • 凄腕のプロフェッショナル

…etc


葉巻愛好家(現実・フィクションの人物を含む)


ハイチのブードゥー教における死神。


第二次世界大戦を戦い抜いたイギリスの政治家。葉巻がトレードマークだった。


普通の喫煙用や、葉巻に偽装した特殊アイテムまで含まれる。常に口に咥えているイメージが強い。


生前は葉巻を愛飲していた。


喘息持ちでありながらも葉巻を愛飲していた。実際に葉巻を口にしている写真がいくつかある。


喫煙に関しては葉巻に強い拘りを持っており、生涯最後まで続いたが、時代や環境もあってか着火にはオイルライターを用いていた。


戦後最初の日本国総理大臣。チャーチルと同じく葉巻がトレードマークで、「和製チャーチル」とも言われた。


依頼人の話を聞く時や作戦を練る時など、考え事をする際に吸うケースが多い(リラックス時にも吸っているが)。トルコ産のタバコ葉を使用した架空の銘柄「トレンド」を愛飲する。


ONEPIECEでは喫煙キャラが多数おり、特に葉巻を咥えたキャラはおそらく紙巻きタバコのキャラより多い。


顔のやけどと共にシンボルの様なものとなっている。


関連タグ

シガー ハバナ マニラ 灰皿

BLACKLAGOON バラライカ レヴィ コブラ ネイキッド・スネーク 刑事コロンボ ゴルゴ13 ONEPIECE

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