概要
ファンガイアの皇帝のために作られた、この世に存在する最も強力な剣。正式名称は魔皇剣ザンバットソード。
ファンガイアのキングが代々受け継いできた魔剣で、所謂「最強武器」ポジションだが、後述する通り別にエンペラーフォームでしか使えないわけではなく仮面ライダーディケイドの「ライダー大戦の世界」や映画「レッツゴー仮面ライダー」ではキバフォームが使用している。
巨大な魔皇石の結晶から削りとったという、王が使うに相応しい贅沢な剣で、元々がライフエナジーを持つものに対して過剰に反応し、それを「喰いにいく」性質を持つ「命吸う妖剣」。
主を剣が選ぶため、主以外の人物が扱う事は不可能で必ず暴走してしまい、資格者として認めたとしても持ち主が完全に力を制御できなければ暴走してしまう厄介な剣。
その為、力不足の紅渡を補助するべく次狼、ラモン、力が融合し幻影怪物ザンバットバットとして渡と魔皇剣を仲介することで使いこなせるようになった。ザンバットバットは単なる仲介役としてだけでなく、スライドさせることで牙で刀身を研ぎ切れ味の安定及び魔皇力の制御を行ったりする。
更にウェイクアップフエッスル(位置はなんとザンバットバットの顔部分)を吹くことで、ザンバットの牙で研いだ赤く輝く刀身で敵を一刀両断する必殺技ファイナルザンバット斬が発動可能になる。威力は絶大で、ファンガイアは勿論、マザーサガークやサバトといった巨大な敵も一撃で粉砕している。
また、上記のチャージを行うと赤いエネルギー波を刀身から放ち、遠方の相手を切り刻むこともできる。作中でもサガークを連続で撃破(第41話)しており、ディケイドコンプリートフォームのファイナルアタックライドでもこちらが採用されている。
ちなみにザンバットバットは文字通り幻影生物である為か、合体後は次狼達とは別個の存在と化している。
劇中では過去キングが、紅音也に心を奪われた真夜への怒りを鎮める為と「お前を(ザンバットソードで)殺せばお前を愛していることになる」と、愛していないことを証明するかの如くソードを投げつけ壁にめり込ませてしまう。 (この経路の為、実際には奪ったわけではないが後にあらゆる物を奪われた過去キングを表すためファン側には「ザンバットソードも(味方側に)盗まれた」という扱いをされることが多い)
その後埋め込まれた部分は修復され絵画で隠されていたが飛翔態覚醒の鼓動に反応し出現、次狼、ラモン、力の3人が抜こうとしたがビクともせず、キバの力を持つ渡でさえも1度目は抜けなかったが「深央さんを守る力が欲しい」と決意した為抜くことに成功はした…ものの、強大な魔皇力に一時的に暴走しザンバットバットで制御、以降エンペラーフォームの戦力として活躍しファンガイア戦や巨大モンスター戦で決め手として活躍している。
余談
平成ライダーではパーフェクトゼクターと共に、最強フォーム登場後に登場・発売された、珍しい最強武器。初登場時は文字通り「三匹が斬る」であり、従来の剣武器に比べるとアクションがカッコよく評価が高い。
ゲーム「クライマックスヒーローズ」では何故か左手持ちになっている。
こいつの登場した翌年のハロウィンでは何故か某D社から類似品が登場している。
グリップ部に付いている装飾品を先端まで持って行ってモードチェンジ、というコンセプトの武器は良くある話だが、コウモリもモチーフになっているのと、2009年発売という点でどう見ても確信犯である。
自社のパクリ製品には厳しい癖に他者のものはパクっていくスタイル…。
「ガンバライジング」では本来の持ち主である仮面ライダーダークキバの武器としても登場。こちらには設定通り、ザンバットが存在しない。
関連イラスト
関連項目
刃王剣十聖刃:これまでの最終フォームが使った武器の中でも、「鍔に相当する部分をスライドして技を発動する」という共通点をもつ剣であり、情報公開時にザンバットソードを想起した者は多いだろう。
カリバーン:同じく持ち主を選定する剣。
ダーインスレイブ:同じく持った者を暴走させてしまう魔剣。