CV:ゆきのさつき
概要
竜飛崎で石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」をBGMに、何かをみているような形で20話終盤に初登場。
北海道長万部町に住む小学5年生。『シンカリオンZ_H5はやぶさ』『シンカリオンZ H5ホクト』の運転士候補生のひとり。
趣味はアマチュア無線。またかなりのコミュ障で、通信越しでしか話せないシャイな性格。それ故にZギア越しでしか会話が出来ていない。両親はいる模様。
本編での活躍
第26話
岩手・遠野へ向かうタイジュと邂逅。座敷わらしの如く導き、巨大怪物体『カッパハカッパデス』に苦戦する彼にアドバイスを送る。戦闘中既にZギアを所持し、ギア越しで出水シンペイと通話していた。
第28話
第26話より前の時系列での出来事。
趣味のアマチュア無線を使い、(本編の1年前から)ソウギョクが宇宙へ向けて同士を呼び掛けているのを聞いていた彼女。その通信でシンカリオンの存在を知った。
ある日偶然、ソウギョクの「超進化研究所は新函館北斗駅の周辺にある」という情報を聞きつけ、偶然出くわした出水の後を追い超進化研究所北海道支部へ。そこで出水はシンカリオン・シムで彼女をテストしたところ高水準の適合率を叩きだし運転士候補生に選ばれ、またZギアをゲット。
別の日、竜飛崎で巨大化したソウギョクを追いシンカリオンZ_H5はやぶさを操縦することになる…
第32話
いつものように無線に耳を傾けていると、とある飛行物体が流星のように北海道・ニヤマ高原スキー場へ落下。その正体は、「未来からきた神速のALFA-X」に登場した機械兵器「ヴァルドル」だった。
戦闘形態へ覚醒・変形したヴァルドルを前にZ_E5、Z_E7と共にZ_H5で出動。戦いの最中、タイジュがザイライナー 261ホクトのZコードを探し当てシンカリオンZ_H5ホクトへZ合体。タイジュが偶然会ったソウギョクにより、ヴァルドルの信号音はキトラルザスのもので、地球にあたるSOSだと判明。そのSOSを汲んだメーテルに「クリスマスと共に、あなたの旅も、ここが終着点よ」としたH5ホクトの『ホクトカンテラガトリング』で撃破した。
第34話⇒第36話
テオティの本拠地『ユゴスピア』がある衛星軌道へ向かう唯一の手段としてヴァルドルが活用されることになり、Z_E5とE235ヤマノテを2回に分けて往復輸送することに。牽引に使われるヴァルドルの運転は彼女が受け持った。
余談
名前の通り、『銀河鉄道999』とのコラボキャラクターで、同作のヒロインメーテルをモチーフとしている。CVも『宇宙交響詩メーテル銀河鉄道999外伝』『コスモウォーリアー零』『メーテルレジェンド』で若き日のメーテルを演じたゆきの氏が担当している。
…もっとも、この事を知らない(特に「1作目」しか知らないくらいの)一部のファンからは「他のコラボ系キャラは中の人は『ご本人』なのに、何故メーテルだけゆきのさんなんだ?」「かといってあの顔で池田(昌子)さんが演じるというのも何か違う気がする」などと困惑した(同じコラボ系キャラである発音ミクの場合は収録における「無駄な凝り様」とも言えるサンプリング以外は所謂「年齢改変」の下りに不満を抱く者は皆無であり、碇シンジも「主人公達よりやや上の年代だが、原典との差異も性格以外に無い」という感じであり、長身のイメージが強いメーテルからすれば「月野メーテルの頭身」に違和感ありと思えるのは致し方無い面もある)者もいたという。東映担当者曰く『原作の方から変に崩した以外は寛容』との事。
「銀河鉄道999とシンカリオンって関連ある?」と疑問に感じた視聴者もいるかもしれないが、おそらく本家のメーテルが惑星から出発するとき、その惑星が常冬だったことから北海道へと連想され、メーテルが抜擢されたのだと思われる。後一応は鉄道アニメ繋がり……というところか(あとシンカリオンと機関車の共通点があるとすれば、前作にSL型の巨大怪物体が出現したというところだろうか)。
ただし、シンカリオンの操縦時に「(メーテルの代名詞ともいえる)帽子」が消える事だけは不服に思うファンは多く(もっとも、シンカリオンの仕様上「パイロットスーツの類には眼鏡類以外の装飾物は反映されない」ために、頭にバンダナを巻いているタイジュや普段から帽子を被っているギンガもこの仕様が例外無く反映されている)、実際ザッピングして終盤から視聴すると「メーテルのパロディキャラ」である事すら認知しないというリスクも孕んでいる。
当然ながら(仕様だという事は理解した上で)「こんな事をするくらいなら他にも人選はいただろう」「メーテルから帽子を取るとただの『金髪の美女』じゃね?」「眼鏡っ娘で例えるなら『吾孫子カスミや三島ヒビキから眼鏡を取り上げる』様な暴挙」「百歩譲って『幼女化』は許せても、帽子をこうもあっさりと消すとは思わなかった」などと批判されている。
初めて登場した第20話に関してはエンディングクレジットに東映アニメーションが入っており、何かあるのでは……という中でのCパート内のメーテルが登場する。Twitter上で話題となったのは言うまでもないだろう。しかも、EDのイントロのワンシーンにて砂嵐のあとに意味ありげに登場する等、本編の正式な登場前からひたすら優遇された扱いを受けている。
関連項目
- 新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION
- メーテル
- 発音ミク:前作の北海道のコラボ運転士。