概要
物語後半より登場した、アバレッドの強化形態。命名は今中笑里の手による。
初変身は第31話であるが、それに先んじて第29話にてアスカの見た夢の世界にて、シルエットという形で初登場。これがスティライザーを捜索するきっかけとなった。
スティライザーに、アバレブルーとアバレイエローのダイノガッツを集中する事で変身を可能とする。また変身の際には、ダイノガッツを消耗する形となるためブルーとイエローの変身が解除されてしまうというデメリットが発生するが、これは後に克服している。この他にも、自分を応援する人々のダイノガッツで変身することもできる。
ゴーグル回りのレリーフや肩アーマーが追加されているとはいえ、アバレモードと比べるとシルエット的な変化こそ控えめではあるが、その分カラーリングには青・黄・黒が追加され、単純な派手さだけではなく他のメンバーの力を合わせた形態である事が、視覚的にも強調されている。また形態の変化を強調するためか、見た目だけではなく喋り方も強化前の明るく快活なものから、低く落ち着いたものになっているのが特徴である。
戦闘能力
強化前に比べて戦闘力は3倍に向上し、また固有の能力としてマックスフィールドと呼ばれる特殊空間を展開する事が出来る。マックスフィールド展開時にはさらに戦闘力を倍増する事が出来、これまで殆どダメージさえ与えることが出来ず、アバレモードを会得してからは無敵に近かったアバレキラーや、これと同等の力を持つキラーゴーストすらも圧倒する。
その力たるや、初戦ではマックスフィールドに引きずり込んだキラーゴーストを反撃はおろか防御すら許さず連続攻撃で撃破。
続く第32話では巨大メカ相手にそのまま挑んだが、流石にこちらでは体格差故に攻撃が有効打とならず、反撃を受けている。第34話では対アバレキラー戦直後にもかかわらず、最初から巨大なギガノイドに踏みつぶされそうになった際、これを防いだだけでなく押し返して転倒させており、力比べなら体格差をものともしないところを示している。
終盤に至っても、こと単体での出番に関してはほぼ無敵と言っても過言ではない戦績を叩き出しており、まともに挑んで敗北したのは、ラスボス格のデズモヴォーラ戦だけである。
本放送当時は、(他の特撮作品なども含め)全般的に暗くシリアスな作風が主流であったのも手伝ってか、その活躍ぶりのカタルシスはかなり大きい。他方で、巨大戦でマックスオージャを呼び出すためだけにこの形態となることも多くなった。
装備・技
アスカが滝壺で発見した石板を剣で盾の形に整え、アバレンジャー3人のダイノガッツを込めて誕生した攻防一体の武器。
- 必殺スラッシュマキシマム
オフェンスモードのスティライザーにダイノガッツを集中させ、斜めに切り裂く。
- 大気爆裂マックスフィールド
ダイノガッツと空気中のイオンが結びつくことで発生する戦闘空間。アバレマックスの戦闘力を最大限にまで引き出せる。また、空間内には蜘蛛の巣のようなオブジェが存在していて、これで相手を捕縛することができる。
変身アイテム。アバレマックスに変身する際に、カラーリングもゴールドを主体としたものに変化する。
アバレンジャーの初期装備。アバレマックスに変身した後も、ガンモードにして使用することもあった。
機界戦隊ゼンカイジャー
第26カイ!にて18年ぶりに再登場。
余談
boketeではアバレマックスへの初変身の後の初陣で『凌駕にダイノガッツを託して満身創痍になった三条幸人と樹らんるを背にアバレマックスに変身した伯亜凌駕が勇ましく進むシーン』に
「無課金勢は下がっていろ!」
という嘘字幕を付けた物がとても有名である。
(実際にYouTubeで該当するシーンがあるアバレンジャー31話が公式配信された際にも「アレってこの回だったのか」という内容のコメントが多く見られた。)
また、アバレマックスのソフビとセットで発売されたVHS「ダイノガッツビデオ アバレマックス大アバレ!!」では、アバレキラーの攻撃を左腕で受け、ディフェンスモードのスティライザーで殴るというアクションを見せた。
スティライザーに頼らずとも高い防御力を持つ強さの表現ではあるが、この「腕でガードして盾で殴る」という常識的に考えれば真逆の行動が話題となり、ゼンカイジャーでアバレマックスが登場することが判明した際も、Twitter等で「アバレマックスがどれだけヤバい存在か」という説明に利用された。
関連タグ
アームドティラノレンジャー、キョウリュウレッドカーニバル:恐竜スーパー戦隊の赤の戦士の強化フォーム繋がり。
マックスリュウソウレッド:4代目恐竜戦隊に登場するレッドの強化体で『マックス』繋がり。
ブラスターフォーム:同時期の仮面ライダーの最強フォーム。こちらもラスボスを除き苦戦する描写がほとんどない程の戦績を残している。