風船忍者ゴムビ・ローン
ふうせんにんじゃごむびろーん
概要
忍狼獣ファングールを倒された責任を問われ、謹慎を命じられていた暗黒七本槍の六の槍・サタラクラが呼び寄せた仮面忍者。
頭部や両肩に耳の意匠が取り入れられた外見をしており、背中や両大腿部に風船が配されている。また、両肩の耳のパーツにはヘッドホンが付いている他、両腕がムチとなっている点も特徴。口癖は「~ガス」。
風船忍者と言うだけあってその身体はゴムの様に弾力があり、相手の攻撃を軽く弾き返してしまう他、伸縮自在の両手のムチで縛り上げた相手を締め付ける事も可能。
更にゴム製のおにぎりである「ゴムすび」を人間に食べさせる事で身体を風船の様に膨らませ、その体内へと徐々に腐敗ガスを蓄積させる。劇中ではそうしてゴムすびの犠牲者の身体を破裂させる事で腐敗ガスをばら撒き、一気に地球を腐らせようとした。
そして大量の風船で相手を宙に浮かせて身動きを取れなくしたり、両目から光線を放つ事も出来るが、本編の巨大戦において光線は風船を破裂させ、その衝撃で相手にダメージを与える手段として使われた。
得意技は、たった1発で3台の自動車を爆破してしまう細長い風船状のミサイルを飛ばす「宇宙忍法・風船ミサイル」。
サタラクラとは仲が良いのか、彼からは「ゴムちゃん」の愛称で呼ばれている。
活躍
謹慎中のサタラクラから招集を受けると、自らを小包に入れて運賃を節約しながら寄生要塞センティピードへ赴く(※フラビージョとウェンディーヌからは「セコい」と言われてたが…)。
そして上記の通り、ゴムすびを食べさせた人々を膨らませた後に破裂させ、体内の腐敗ガスを世界中にばら撒く事で地球を腐らせようと画策。
サタラクラと共に地球へ赴き、ゴムすびを人々に素早く食べさせていると、其処へハリケンジャーとカブトライジャーが駆け付けた為に交戦。両手のムチと風船ミサイルで攻撃する。
遅れて駆け付けたクワガライジャーの超忍法・牙稲妻に怯むが、彼の持つ鬼雷丸を見たサタラクラは作戦変更を提案して撤退すると、「自らが迅雷流」という誇りから疾風流と協力しないクワガライジャーの攻撃を受けて自身も退散する。
再出現した際にはゴムすびを食べた人々の身体を膨らませ、腐敗ガスを溜めて破裂させんと言う自身の作戦に本格的に着手するが、そこへハリケンジャーとシュリケンジャーが駆け付けた為に2度目の戦闘に突入。
両者の攻撃を全身の弾力で完全防御するや、「鬼雷丸が実は味方斬りの魔剣」と言う事を知っていたサタラクラの提案により、一鍬に鬼雷丸でハリケンジャー達にダメージを与えさせる事に成功する。そしてクワガライジャー以外の5人をゴムすびで身体で膨らませると、サタラクラが吹き矢で破裂させる。
その後、海辺で膨らませた人々を一斉に破裂させようとするが、そこへクワガライジャーが駆け付け妨害。
同じ様に全身の弾力による防御と両手のムチによる攻撃で圧倒するが、迅雷流への拘りを捨てたクワガライシャーは鬼雷丸を真っ二つに折ると、その片方を腹部に投げ付けられてダメージを負い、更に鬼雷丸のもう片方で繰り出す迅雷流奥義・鬼雷爆撃破を喰らって倒される。
ゴムビ・ローンの敗北と共に、膨らまされた人々も元に戻った。
直後にデッ仮面によって再生巨大化すると、轟雷旋風神を大量の風船で宙に浮かせ、両目からの光線による風船の破裂で攻撃するも、最期はリボルバー轟雷旋風神の必殺究極奥義・サンダーハリケーンストライクを喰らい爆散した。
余談
モチーフは耳と風船とヘッドホン。名前の由来もゴムがビロ~ンと伸びる様から。
声を演じた長嶝氏は前々作『未来戦隊タイムレンジャー』のエネルギー窃盗犯ウーゴ以来、2年振りのスーパー戦隊シリーズ出演となった。ゲーム版では水喰い忍者ガマジャクシを演じている。また、翌年の『爆竜戦隊アバレンジャー』では爆竜ティラノサウルス役でヒーローサイドのキャラとしてレギュラー出演する事となる。
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ) 風船
アドバルラー:『電子戦隊デンジマン』に登場した風船繋がりの大先輩。
フーセンバンキ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場した風船繋がりの後輩。
風船魔獣バルンガンマ:魔弾戦記リュウケンドーに登場した風船繫がり。
NNネレンコ:『激走戦隊カーレンジャー』に登場したヒーローの身体を膨らませた。(こちらは肥満化)