PROJECT_G4
ぷろじぇくとじーふぉー
概要
平成ライダー初の劇場版。東映創立50周年記念作品・仮面ライダー30周年記念作品。2001年9月22日公開。「G3-Xの装着者・氷川誠」と「G3システムの開発者・小沢澄子」が物語の中心であり、実質氷川が主人公とも言われる。
劇場用映画としては世界で初めて全編がHD1080/24Pによってハイビジョン撮影された作品でもある。
テレビ本編に先駆け、バーニングフォーム、シャイニングフォーム、エクシードギルスが登場する。
10月1日にはTVにて本作の宣伝を兼ねたTVSP『新たなる変身』が放送された。
また、藤岡弘、が警視総監役でゲスト出演している。
ちなみに、作中に登場する「ESPメール」は白倉Pに届いたいたずらメールが元になっているとの事である。
・最強フォームの先行登場
・大勢の同型敵との立ち回り
これらの要素は後の平成ライダーシリーズ映画にも引き継がれた。
主題歌はウルフルズによる「事件だッ!」。作中ではピアノアレンジも伴奏されている。
作中での時間軸は深海理沙がG3ユニットの研修に訪れたのが9月27日(DC版)、G4がG3ユニットの前に姿を見せたのが11月11日(真魚の携帯の日付)である。
2021年8月7日には朝11時に「新たなる変身」とともにYouTubeでプレミア配信された。
あらすじ
無数のアンノウンが超能力者の研究施設を攻撃。人々が殺戮されていくなか、“超能力”を発揮して逃亡する2人の少年少女、レイと沙綾香。その頃、G3ユニットに新しいメンバーが加入することが通告された。新たなるメンバーの名は深海理沙。果たしてその目的は一体何なのか。激増するアンノウンを前に、突如、封印されていたはずのG4システムが出現してアンノウンを撃破し始める。しかし、その結果、大いなる危機が…。翔一・誠・涼・真魚たちが出逢った二人の少年少女。アギト・G3-X・ギルスそして新登場のG4。複雑に絡み合うそれぞれの運命の結末は!?
TV本編との関連性
作中での出来事は8月~11月の時系列にあたる。葦原涼は第32話(8月の出来事)での蘇生以降、変身による後遺症はなくなっているが、本作ではいまだ後遺症に苦しんでいる。
また前日談のTVSPで行われたアギト捕獲作戦がTV本編で違う形で行われている、木野薫が登場したのが10月前後だが本作で姿を見せていないといった点から、TV本編とはパラレルワールドの話であると思われる。
なお、TVシリーズのOPに登場する計画書にG-4計画の文字があるため、本編でも同様にG4の計画凍結はあったものと推測される。
仮面ライダーG4
本作限定の仮面ライダーとして仮面ライダーG4が登場する。
装着者は陸上自衛隊員の水城史朗。アンノウン相手に圧倒的な戦闘力を発揮するが、装着者への負荷が大きく使用し続けると死に至るという危険な物。そのため開発者の小沢はG4を封印したが、設計図が自衛隊の手に渡り完成させられた。
本作オリジナルの登場人物
- 加原紗綾香
レベル1予知能力者の少女。道路に飛び出した子供を避けようとした両親を交通事故で失う。
超能力を使うのを拒む傾向にあり、レイが超能力を使おうとした際には制止していた。
以降は自衛隊の超能力開発研究所の生徒となっていたが、アントロードの襲撃に遭い、生き残った本木レイと共に廃棄されたハンバーガーをくすねたり、無銭飲食をするなどして生活していた。
雨の日に倒れていた所を翔一に救われ、美杉家に居候する。研究所にいた頃に付けていたブレスレットを真魚に渡してしまった事から、深海一派により真魚がG4システムに組み込まれる原因を作ってしまう。
事件の終結後はレイと一緒にピアノ教師を務める女性の元に引き取られた。
「バトライド・ウォー2」では翔一がレイナに似ている子として名前を挙げている。
- 本木レイ
レベル2の念動力を使える少年。性格は荒っぽく生意気な所があり、超能力を使う事に躊躇がない危険な一面があるが、後述のように自分の過ちを認め、筋を通そうとする善良さも持っている。
紗綾香と共に高級レストランで食い逃げをした所逸れてしまい、以降は超能力を使ってオヤジ狩りをしていた。そんな折にアントロードに襲われ、葦原涼に助けられる。当初は彼に盗んだ金で買った弁当を差し出していたが、拒まれてしまい、路上で肩たたきのアルバイトを始める。当初は1回1000円とぼったくりで中々客が集まらない事に周囲で露店を営む外国人女性も心配そうな目で見守っていたが、値段を100円に大幅に値下げしてからは一人の老人がお金を落としてくれた為、その金でヨーグルト菓子を購入し涼に手渡した。真面目に働くことを選んだレイの姿を見て涼も微笑んでいた。
事件の終結後は紗綾香と同じ家に引き取られる事になった。
もし、涼と出会っていなければ自分の欲望の為に人ならざる力を行使する存在になっていた事は想像に難くない。
どこかで見たことある顔の人物で、小沢だけでなく、津上翔一にもエールを送った。
藤岡弘、氏曰く、本郷猛本人と見てもらっても構わないとの事。
該当項目参照。
該当項目参照。