リッガー
りっがー
概要
- 体長:60メートル
- 体重:4万5千トン
アステロイドベルトから地球に侵入した惑星ディン(惑星と言っても外見は球体ではなく浮遊する島のようなもの)に棲む怪獣。その見た目や動きからは想像しにくいが、メカニズム怪獣の別名が示すようにロボット怪獣らしく、頭部から惑星を誘導する電波を出している。武器は長い尻尾による打撃や噛み付き攻撃。
星の無人基地からの妨害電波によりモロボシ・ダンが変身できないのをいい事に、ウルトラ警備隊の攻撃をものともせず、駐機されていたウルトラホーク1号を蹴飛ばして破壊し(ホーク1号のα号、β号、γ号全機が破壊されたのはこれが唯一)、ダンが差し向けたアギラを打ち負かす。しかし最後は基地を爆破し、変身したセブンとの激闘の末アイスラッガーで首を切断され倒された。その後、頭部はセブンによって惑星を誘導するべく宇宙へ持ち去られる。
惑星ディンやリッガーが誰の手によって送り込まれたものであるかは、劇中では語られることなく終わった。
余談
着ぐるみは恐竜戦車の恐竜部分を改造したもの。
脚本の準備稿「漂流する惑星」での名前は「リガ」。また、デザイン画では頭は小さく首が長く書かれており、惑星ディンやリッガーが誰の手によって送り込まれたものであるかは、劇中では語られなかった。この惑星がリッガー惑星と呼称されることもあるが、正式名称はディンである。
リッガーを操るのはマンダラ星人となっていたが、決定稿で完全に削除された。
『ウルトラ銀河伝説』では、ベリュドラの左腕にリッガーの顔が確認できる。
『酩酊!怪獣酒場2nd』では第57話に登場し、「クビが怖い」と言うサラリーマンの愚痴に共感していた(尤も、リッガーからしたら会社のクビではなく、「セブン」での最期を言っているのだろうが)。
あまりロボットらしくない外見のため、ロボット怪獣の中ではあまり目立たないが、カプセル怪獣であるアギラを撃破するだけでなく、セブンも意外と手こずるという、かなりの隠れた実力者である(にせウルトラセブンに関しては実力で勝ったとは言えない所があり、他のカプセル怪獣はメビウスや大怪獣バトルで別の怪獣を撃破しており、カプセル怪獣の実力に差は見受けられないため)。
この「散歩する惑星」は、アギラが初登場した記念すべき会でもあり、このエピソードが放送された5月12日は一部のファンの間で「アギラの日」と呼ばれている。