タニノギムレット
たにのぎむれっと
誘導
2022年5月5日に実装告知がされたウマ娘プリティーダービーのウマ娘。→タニノギムレット(ウマ娘)
プロフィール
『祝杯をこの手に』
過信と油断はなかったが
運もまたなかった。
悔しさが、無念が、怒りがつのる。
勝利の美酒をあびるのは
自分だったはず、と。
今日こそは酔おう。
感情を余すことなく
全力で芝に叩きつけよう。
すべてを出し尽くした先には
きっと祝杯が待っている。
【2017年日本ダービー】
戦歴
2001年デビューし、2002年シンザン記念で重賞初制覇を飾り、アーリントンカップも圧勝する。
その後鞍上の武豊が負傷したため、スプリングステークスでは四位洋文に乗り替わりとなったが、テレグノシスやローエングリンを差し切り3連勝。
皐月賞ではただ1頭後ろから追い込んできたが、大外を回った際のロスが響き3着に終わる。
その後は松田調教師の判断でNHKマイルカップへ出走することとなり、鞍上は急遽復帰した武豊に戻る。
1番人気を背負って出走したが、直線で勝ち馬のテレグノシスから不利を受けて3着となり、武豊は激怒したがテレグノシスは降着にならなかった。
再び1番人気で迎えた日本ダービーでは豪脚で直線を一気に駆け抜け1着。
武豊騎手に史上初のダービー3勝をプレゼントし、ついにGⅠ馬となった。
このときの2着は後に2年連続年度代表馬となるシンボリクリスエス、5着は後のダート王者ゴールドアリュール、6着も後のダート王者アドマイヤドン、7着にも後の重賞7勝馬バランスオブゲームという豪華メンバーだった。
春GⅠ3連戦の過酷なローテーションを耐え抜いて走りぬいたが、9月に故障し引退。種牡馬となる。
引退後
エピソード
カントリー牧場の救世主
タニノギムレットが生産されたカントリー牧場は多数のGⅠ勝利馬を輩出した名門牧場であったが、牧場規模に対して過剰な馬を抱え込んだことで牧草地の土地痩せを招き、1980年代に入るとかつての隆盛は見る影もないほど没落していた。1990年代に数々の改革に着手した結果、ようやく実を結び当牧場の生産馬として28年ぶりのGⅠ制覇を果たした馬がタニノギムレットであった。
輪眼
タニノギムレットの外見上の特徴としてよく語られるのが、左目の輪眼(りんがん、白目が大きくはっきりしており、睨みつけるような目つきに見える馬の目の特徴)である。右目は黒目がちなごく普通の馬の目であるため、顔の右半分と左半分では、ずいぶん表情が違って見える。前述の「柵破壊王」のエピソードもまじえ、ギムレットのやんちゃな性格を象徴するものとして、ネット上では左側から撮影した写真が多くみられる。