クマのプー太郎
くまのぷーたろう
概要
『クマのプー太郎』とは、1990年から1994年にかけて、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館刊)に連載された。
TVアニメも制作され、『ツヨシしっかりしなさい』や『信長協奏曲』と同様フジテレビが完全自社製作をしていたが、その影響かかなり不遇な扱いが目立っており、アニメ版はほぼ幻の存在になっている(後述)。
2016年から『週刊ファミ通』(エンターブレイン刊)に1ページマンガ『スナックプー太郎』が連載中。
ちなみに、同じくフジテレビのダウンタウンのごっつええ感じのコント、「紙芝居のおっさん」にも同名の紙芝居が登場しているが、無関係である。
登場キャラクター
テレビアニメ
1995年4月26日から1996年3月29日にフジテレビなどでTVアニメが放送された。実制作はスタジオディーンだが、著作権はフジテレビが持つ。
第1話から第18話まではフジテレビ系列24局ネットで水曜19:00-19:30に放送されていたが、第19話からローカルセールスとなり、フジテレビでは金曜17:00-17:30に放送された。第19話からは遅れネットなどで放送されたのは、秋田テレビ、関西テレビ、岡山放送、テレビ熊本のみとなった。いったん打ち切ったテレビ熊本では、『ポケットモンスター』がポケモンショックでいったん打ち切られた際に穴埋めで最終話まで放送された。
1年間放送の割には話数が相当少なく、特にゴールデン時代は9ヶ月=39週のうち半分未満の18話分しか放送されず、1ヶ月以上放送されないことも複数あったが、これは特番の多発のためであり、スポーツ中継などの他、当時世間を震撼させたオウム真理教関連の報道が組まれていた。同じ時期にゴールデンで放送されていた『キテレツ大百科』や『ロミオの青い空』等にもこの傾向が見られた。
2019年現在、フジテレビが自主制作したTVアニメ作品の中ではVHSやDVDが未だリリースされていないだけでなく、専門チャンネルやローカル局においても再放送されたことがない唯一の作品(これは『ツヨシ』も同様であったがこちらは2017年にアニマックスで再放送が解禁されている)。 しかし皮肉にも最終回でプー太郎が最後に言ったセリフは「再放送も観ろよな」である。
ソフト化・再放送されない要因は某有名キャラに名前が酷似すること、作品内で実在の歌手名や楽曲が使用されていたことによる版権問題、上記の休止の長さなどが推測に挙がっている。