概要
全てのクリスタルの欠片を集め、ミラクルマターを倒す事で現れる真のラスボス。
リップルスター女王に憑依していたのだが、完成したクリスタルの光線によって追い出されたことでことでファイナルスターを形成。最終決戦の場に乗り込んだカービィは、ワドルディが見つけた通路を通り、アドレーヌから回復アイテムを受け取り、デデデ大王の手で0²が鎮座する空まで飛ばされ対峙。最後はカービィとリボンの2人で決戦に挑むこととなる。
絆創膏が貼られた真っ白で巨大な球体で、周囲に赤い板状の集合体で形成される翼と天使の輪を浮かべている。
登場時はニッコリと笑ったような顔をしているが、目のように見えていた2つの点は麻呂眉的な何かであり、カービィが近付くと口のように見えていた、真っ赤に染まった単眼を見開いて破裂する弾を放ってくる。
この真の目を攻撃すると赤い血のようなものが飛び散るという、『星のカービィ』シリーズでは珍しいグロテスクな表現が演出されている。構わず攻撃し続けると怯み、その隙に更に幾段階かの手順を踏むと、茨のような緑色の棘の生えた尻尾を露にする。この尻尾を攻撃して初めてダメージが通る事になる。
前作のラスボスで見られた物理攻撃や分裂は行わないため、それと比べると色々な意味でマイルドになってはいる。バグスレスレの行為になるが、カメラ操作を利用する事で射撃の精度を大幅に下げる方法まであり、ラスボスとしての戦闘能力では下から数えた方が早い部類とさえ言えてしまう。
それでも0²の存在が今日まで語り継がれているのは、本体のみならずバトルフィールド全体に渡って圧倒的な雰囲気を漂わせているからであろう。特に専用戦闘曲である「0²戦」は非常に評価が高く、「妖晶零弐」を始めとした数多くのアレンジ曲が製作されている。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では『超兄貴』でお馴染みの葉山宏治氏による漢気に溢れるメロディで初めて公式にアレンジされた。
結末
強大な闇の力を持った0²だが、クリスタルの助力と仲間たちの援護を受けたカービィには及ばず敗北。自らが生み出したファイナルスターと共に消え去った。
・通常版
・スマブラXアレンジ版
またスターアライズでは、同作のミラクルマター戦、リップルスターとのミックスアレンジとして、本編にて実に18年振りに再集録を果たした。
・おとめたちのやみとのたたかい
余談
名称や攻撃方法、絆創膏に天使の輪と前作のラスボスを示唆する点は数多いが、同一の生命体かはどうかは不明。そもそもダークマター族に含まれるかどうかも分かっていなかったりする。
この点は公式のガイドブックでもぼかされている。
このボス戦のみポーズ画面にするとつづけるとでなおすの表示がつづけるとがんばるに変わり、がんばるを選んでも再開することになり出ることができなくなる。 メタ的に言えば本編の全クリスタル収集を終えている上に、開戦直前にアドレーヌが回復アイテムで全快にしてくれている筈、更にコピーも固定なのでもう後戻りの必要が無い。
しかし「でなおす」が「がんばる」に変わることにより似た状況の「にげられない!」等とは違う勇気や闘志が感じられる等印象が変わるため、今作の演出の中で後々高い評価を得る一因になった。
この「がんばる」の用語は後に『星のカービィスターアライズ』では「Theアルティメットチョイス」にてアップデートで追加された新たな最高難易度「魂が飛び出る辛さEx」を選び、
選択確認時の「スタート」が「…がんばる!!」に変わり、ボスたちに挑む形となる。
正式表記「0²」が酸素分子の化学式「0₂」に似ている。また、尻尾の形状は、茨の他に、サボテンやワサビ等と例えられる事もある。
表記について
正式表記は「0²」だが、環境によっては表示・記述が不可能な場合があるため「ゼロツー」の表記がなされる事も多い。かつては「02」と同一の検索結果が返ってきたが、2021年5月現在は改善されているため、この表記でもこのキャラクターを示すタグとして正確に機能する。
「ゼロツー カービィ」などの複数ワードで検索したほうがよいだろう。
pixivにおいては、ダーリン・イン・ザ・フランキスで同名人物が出てきた影響で検索には注意が必要であるほか、イラストの投稿率も逆転現象が発生している。令和の時代には仮面ライダーでもゼロツーが登場したため、お手数ではあるがこちらのタグを使用することも考慮されたし。
関連タグ
星のカービィ64 02(表記揺れ) ミラクルマター ファイナルスター