ジョージア(国)
じょーじあ
概要
黒海に面したコーカサス地方の国家。
ジョージア(カルトリ)語ではსაქართველო(Sakartvelo=サカルトヴェロ)と呼ばれる。
英語ではGeorgia(ジョージア)と表記される。
1996年にアメリカ合衆国ジョージア州アトランタで開催された五輪では同国選手団の入場時に歓声が起こったことでも知られる(アトランタとトビリシは1987年より姉妹都市の関係にある)。
なお、国民の4人中3人がキリスト教徒で構成されているジョージアでは「同性愛は聖書で禁止されている」ので蛇蝎の如く嫌われるが、挨拶代わりの「フレンチキス」や「ハグ」は握手と同様の社交辞令であり問題とはされない(参考)。
ロシアとは仲が悪く、2008年には南オセチアをめぐって両国の間で激しい戦争が起こり、翌2009年8月18日には独立国家共同体(CIS)を脱退した。
上記の件も影響し、同国政府は2009年より、日本政府に対し国名表記をロシア語の「グルージヤ」に近い「グルジア」から、英語読みの「ジョージア」に変更するようたびたび要請していた。2015年4月に国名表記変更に関係する法律の改正案が衆参両院において、全会一致で可決され、同月22日より、国名表記がジョージアに変更された。
内戦及び事実上独立した地域
ソビエト崩壊に伴いジョージア多数派の民族であるサカルトヴェロによる民族主義が強まり、その反発から少数民族の自治共和国と内戦が勃発し南オセチアとアブハジアが事実上独立する。
2009年ジョージアが南オセチアを攻撃し戦争が起こるも反撃されさらに領土を失った。さらにロシアが両自治共和国を独立国と認め両国との国交を樹立。
ロシア的な装備である南オセチア共和国軍への支援、及び平和維持軍という名目においてロシア軍を同共和国内に駐屯させており、現在に至るも軍事的緊張が高い地域である。
ワイン発祥の地の一つとして知られ、世界的な知名度ではイタリアやフランスなどには及ばないものの樽ではなく壺で熟成させる上質なワインを生産する。スターリンも故郷であるジョージアのワインを好んで愛飲しており、空港では外国人が入国すると、プレゼントとしてハーフボトルのワインをプレゼントするサービスを行っている。