概要
テレビ東京とアニプレックスの合同企画「アニメノチカラ」の第3弾に当たる作品。当初は第2弾の予定であったが、制作が遅れたため『閃光のナイトレイド』の後番組となった。
タイトルの通りオカルトをモチーフとしているが、オカルト雑誌『ムー』が監修を務めることで話題を呼んだ。
略称は「オカルト学院」「オカ学」。
2010年7月から9月にかけて、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送のテレ東系列各局のほか、AT-Xでもアニメが放送された。
あらすじ
長野市松代にある皆神山。その山頂に位置する私立ヴァルトシュタイン学院は、日々オカルトの研究が行われ、怪奇現象が目撃されることから、オカルト学院と呼ばれていた。
1999年7月。急死した学長の葬儀に、一人の少女が現れる。
彼女は学長の一人娘・神代マヤ。
「オカルトなんか大っ嫌い!」と言い放つマヤだったが、突如学長の死体が動き出し、怪奇現象を目の当たりにしてしまう。
一方、2012年。「ノストラダムスの大予言」は的中し、世界は滅亡の危機を迎えていた。
かつて超能力少年として名をはせた内田文明は、タイムエージェントとして過去に送り込まれる。
そこでマヤとの衝撃の出会いを果たすことになるのだが……。
登場人物
急死した学長・神代純一郎の一人娘。次期学長兼生徒として私立ヴァルトシュタイン学院に転入する。
もともとはオカルト好きだったが、父がオカルト研究に没頭するあまり家族を捨てたため、オカルトを嫌うようになった。ただ知識は豊富なため、怪奇現象に遭遇すると饒舌になる。
ノストラダムスの謎を解き明かすべく、内田文明とコンビを組むことになるが、彼に対する態度はドSそのものである。
2010年の未来からやってきたタイムエージェント。
かつてはスプーン曲げを披露し、超能力少年“ブンメー君”として一世を風靡したが、未来ではその能力は失われている。
1999年の学院に、社会科教師・安倍実として赴任する。
マヤとともに「ノストラダムスの鍵」を探すが、ヘタレな性格が足を引っ張ることもしばしば。
マヤのクラスメイト。幼馴染でもある。
オカルトには興味があるものの、幼いころマヤにさんざん脅かされたため、怖い話は苦手。
マヤのクラスメイト。大のオカルト好きが高じ、奇行が目立つ。よく眼鏡をなくす。
ヴァルトシュタイン学院の生徒。ダウジングが得意な、通称“紅の豚”。
ヴァルトシュタイン学院の機械工。力仕事がメイン。
松代で定食屋を営む娘。内田文明好みの巨乳。
ヴァルトシュタイン学院教頭。立場としてはマヤをサポートするが……。
内田文明にベタぼれしており、自作のポエムをメモ帳に書き散らす。
神代純一郎 (声:矢島正明)
ヴァルトシュタイン学院の先代学長。そしてマヤの父親。
オカルトに一生を捧げ、マヤにオカルトを教え込み、研究に没頭するあまり家族と離散した。マヤの人格形成の大部分を担っている人物。
1999年7月没。学院で葬儀が行われるが、悪霊に憑かれ復活する。
スタッフ
原作・制作 - A-1Pictures
監督 - 伊藤智彦
シリーズ構成 - 水上清資
キャラクター原案 - 麻生我等
キャラクターデザイン・総作画監督 - 千葉崇洋
プロップデザイン - 柴山智隆
世界観設定 - 末武康光
美術監督 - 竹田悠介
撮影監督 - 尾崎隆晴
CG監督 - 雲藤隆太
色彩設計 - 茂木孝浩
編集 - 西山茂
音楽 - Elements Garden
音響監督 - たなかかずや
プロデューサー - 藤本昌俊 / 和田慎之介
主題歌
高垣彩陽「君がいる場所」
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | マヤの予言 |
第2話 | 文明の到来 |
第3話 | 美し風、吹き抜けて |
第4話 | 文明の崩壊 |
第5話 | 夏のこずえ |
第6話 | 文明の道程 |
第7話 | マヤの亜美~ゴ |
第8話 | まんま亜美~ヤ! |
第9話 | 雪のあかり |
第10話 | 暖炉のあかり |
第11話 | マヤの死 |
第12話 | 千の風、美の尋めゆき |
第13話 | マヤの文明 |
メディア展開
発行はいずれもメディアファクトリー。
漫画
『世紀末オカルト学院』
作画:戸流ケイ。
『月刊コミックアライブ』2010年8月号から12月号まで連載。本編を力技で全5回にまとめたため、展開が異なる。
『世紀末オカルト学院plus』
作画:森見明日。
ケータイサイトで連載されたお色気漫画。
小説
『世紀末オカルト学院』
監修:水上清資、原作:A-1 Pictures。MF文庫Jより。
有志の脚本家5名によるオムニバスサイドストーリー。
関連企画
関連イラスト
関連タグ
- アニメノチカラ:ソ・ラ・ノ・ヲ・ト/閃光のナイトレイド/世紀末オカルト学院
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。:本編の中に今作が登場している。ただし放送局は異なるフジテレビ系列。
- ウンモ星人:「王」の字に似たマークが描かれた円盤に乗っている宇宙人。最終話でその円盤が恐怖の大王として出現する。
評価タグ
オカルト学院100users入り→オカルト学院500users入り→オカルト学院1000users入り→オカルト学院5000users入り→オカルト学院10000users入り→オカルト学院50000users入り
外部リンク
世紀末オカルト学院 - 公式サイト