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新人類の編集履歴

2022-06-30 09:55:18 バージョン

新人類

しんじんるい

1980年代のサブカルチャーを主導した、概ね1960年代前半生まれの世代。1950年代後半のしらけ世代後期、1960年代後期のバブル世代も含むことがある。

新人類(世代)

新人類とはもともと人類の進化の上でクロマニヨン人を意味する言葉だったが、ここでは1980年代若者文化を担った世代の人々について解説する。1986年(第3回)流行語大賞の受賞語である。


世代的にはしらけ世代の後にあたるが、しらけ世代の幼少期はまだ高度経済成長期に差し掛かったところで、戦前以来の貧しい時代の価値観が残っていたのに対し、新人類は豊かさが当たり前になった時代に育ち、それまでの世代とは価値観が大きく異なっていた。


世代的特徴として、しらけ世代にもみられた個人主義が一層深化し、社会参加を拒否する傾向(社会的無気力)があるとされた。1970年代〜80年代のマーケティングでは「マス(大衆)からスモールマス(個衆)の時代」が叫ばれていたが、新人類はまさに「みんな同じ」ことより「(他人の言葉など耳を貸さずに)好きを極める」事に対して最大の価値を置いた世代である。西武百貨店をはじめとするセゾングループが最も輝いていた時代に青春期を送った。


また、原宿系ファッションアキバ系オタクのそれぞれ大元である竹の子族おたく族もこの世代のものである。1980年代前半は社会にコンピュータが浸透しはじめ、VTRや、FAXパソコン通信などの「ニューメディア」、コンピュータゲームの登場や、音楽でもテクノポップの流行など、新しい時代の到来を感じさせる時期だった。一方で「明るさ・軽さ・外向性」が過度に尊重され、インドアな趣味を「ネクラ」として差別する風潮があり、この風潮は団塊ジュニア世代あたりまで(考え方によってはそれ以降も)続く。


子世代は概ね昭和60年代から平成前期にかけて生まれた「ゆとり世代」だが、親子の葛藤は少ないと言われている。新人類はすでに高度経済成長後の「豊かな時代」に育っており、子世代との価値観の断絶が比較的少ないためである。


関連タグ

みうらじゅん いとうせいこう ...メイン画像の人物。この世代を代表する文化人として知られる。

清原和博

長州力1987年に、彼をモチーフにしたファミコンゲーム新人類」がリリースされた。

オウム真理教:主力世代。


しらけ世代:前世代

バブル世代:後世代

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