五飛「く・・・・くそぉ・・・今度は勝ち逃げか、トレーズ……」
概要
自身が優勢な状況で、そのまま勝負終了に持ち込む事。
相手を打ち破ってそのまま遠くへ去ったり、戦争において(主に国力に劣る側が)戦況有利なうちにうまく終戦に持ち込むことも指す。
そのため、力に勝る相手との戦いをせざるを得なくなった勢力にとっては、「いかにして勝ち逃げするか」が生存のための重要な課題になることが多い。
創作では
なんらかのバトルを主題とした作品における特定のキャラクター同士の勝負で、作品の主人公サイドのキャラが敵サイドのキャラに敗ける、あるいはそれに値するような仕打ちを受けた後、その敵サイドのキャラが主人公サイドキャラのリベンジを受ける前に別の要因で死亡、あるいは物語から退場してしまい、もう雪辱を果たすことができない状態に陥ってしまったというケースを指す場合が多い。
他には直接的な戦闘において主人公サイドのキャラが敵サイドのキャラを倒すことには成功するが、その敵側の主義や主張までは否定することができなかったり、敵がやろうとしていた目的は達成されてしまったり、そもそも敵方を倒せたこと自体がラッキーなど他の理由によるもので、こちらの純粋な実力ではなかったといったパターン(いわゆる“試合に勝ったが勝負に敗けた”)もこれに当てはまるとされる。
このように創作上においては必ずしも“勝った側=生き残る”とは限らず、むしろ“他のキャラに対して何らかの優位性を保ったまま死ぬ=逃げる”と解釈される傾向が強い。
架空戦記では
第二次世界大戦当時、日本の30倍とも言われる国力を持っていたアメリカからいかに勝ち逃げするか(政治的事情からか最近の作品では少ないが、やや古い作品では枢軸国側が丸々勝ち逃げを狙う場合もある)が重要なテーマになっている作品が多い。
主な勝ち逃げをしたキャラ
加筆する場合は名前の五十音順に従ってお願いします。
- 樹(幽遊白書)(主人公からも勝ち逃げされた気分と発言しており、実際に彼と行動を共にしていた主君は命と引き換えに目的を果たしている)
- 川嶋主税
- ゴクウブラック(ザマスと合体してブラック自身の出番が終わったので勝ち逃げに近い)
- ジョーカー(プリキュア)
- 菅井克己(実質的に『敗北を察しての自害』という幕引きではあったが、主人公から一撃も反撃の拳を受ける事なく果てた事から、ファンからは「勝ち逃げ」と見做されている)
- 鳥居剣菱(埼玉県予選準決勝にて主人公(と彼の所属校)には勝利するものの、生まれつき患ってた病により吐血して病院に運ばれ、高校球児として再起不能となり、主人公からすれば勝ち逃げされてしまった)
- 取手権左衛門
- ドルズ星人
- トレーズ・クシュリナーダ
- 蛭川光彦
- ヤプール(最終回にて展開した作戦で敗れこそしたものの、結果的に宿敵にも大きな一矢を報いた事から、勝ち逃げと捉える意見が多い)
- ラウ・ル・クルーゼ
- レリウス=クローバー
- 楼山早苗
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