曖昧さ回避
ゲーム『ドアドア』に登場するモンスターについてはナメゴン(ドアドア)を参照。
データ
身長 | 30m |
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体重 | 1万t |
概要
その名の通りナメクジのような姿で、両眼が飛び出しており、体はヌメヌメした粘液で覆われ、背中にはイボがある。
火星から帰還した無人探査機に乗せられていた金色の卵から誕生。一ノ谷博士は「火星人が地球人のやみくもな宇宙開発に対する挑戦か、あるいは威嚇」と推測した。
卵は常温下ではビー玉程度の大きさだが温度が高まると膨張、数分で数十mに成長し孵化する。
巨大化中は熱を加え続ける必要はなく、最初の数秒だけ熱を与えれば活動を開始する。
能力
動きは遅いが、両眼から放つ硬直光線を武器に暴れ、この光線を食らったものは硬直して死亡する。
また、この部分から10万度の「ナメゴン液」なる体液を分泌するともされる。ヒゲは鋭敏なセンサーになっていて、一見、緩慢に見える動きも本気を出せば時速60kmで走れるらしい。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
経緯
劇中では二体出現し、宇宙開発局に卵が保管されていたが、ギャングにより金塊と勘違いされて持ち出される。
一体目は離島・大蔵島の温泉熱で孵化後、ギャングを目からの硬直光線で殺害し、遭遇した万城目らに襲いかかるが、勢い余って海に転落し溶解する最期を迎える。
二体目は一平が卵とは知らず、チェーンを付けてアクセサリーとして由利子にプレゼントしてしまい、アルコールランプの火気に反応した事から一ノ谷博士の邸宅の庭で孵化する。
一ノ谷博士が助手に塩水の用意を指示し、二体目との攻防は特に描かれないままこの回の話は終了するが、塩水による攻撃で駆逐されたと思われる。
その後の登場
ウルトラマンメビウス
名前のみ登場。
物語開始時の5年前に火星に出現し、バン・ヒロトの母親を殺害していたことが語られている。
なお、この時代には火星でテラフォーミングが進んでいるが、火星人が本当にいたのかは不明。
大怪獣バトルウルトラアドベンチャー
ガッツ星人が実験場にしていた惑星の野良怪獣として登場。
アイとカネゴンを殺そうとしていたワイルド星人を破壊光線で殺害し、アイたちにも襲い掛かったが、レッドキングによって岩替わりにされてしまいバジリスにぶつけられてしまった。
ウルトラゾーン
ミニコーナー「怪獣漫才」でモングラーとともに漫才コンビ「n&ms」を組んでいる。
モングラーに卵時代にギャングに持ち出されたり、アクセサリーにされた事を語る(両者共に別個体である)。
登場回は画面がモノクロになっている。
ウルトラマンZ
本編で登場していないが、2020年てれびくん12月号の「セブンガー友の会」の特集ページで22話の防衛軍のロボットキャンペーンで展示物である新聞記事内でかつて出現した過去が明かされた。
(但し劇中では22話内で新聞記事は登場せず、23話でヘビクラがいた銭湯で新聞記事の一部が登場する程度で実質裏設定に近い)また、「戦え!セブンガー」の単行本書き下ろしでもその内容が漫画化されている。
本編から5年前(2015年)の日本に出現、半年前に打ち上げられた火星探査機「ほしかわ」に付着していた宝石のような物体状態で地球内に侵入し研究所に輸送中に海風にあたり肥大化した。
上記の経路から塩に対して耐性を持った上に『Q』に登場した二体よりもずっと強力な体表組織を身に付けた個体だったらしく、日米の防衛軍が対処するが全く歯が立たず、緊急事態宣言が出されてから2週間も日本を猛進し暴れていた。そこに特殊空挺機構開発実験団(通称・特実団)は試作特空機7号(対怪光線仕様)、即ちナメゴン対策用の装甲を身に纏ったセブンガーを新戦力として投入する。セブンガーはナメゴンの怪光線を浴びて装備していた装甲を溶かされてしまったが、関東圏内最大の発電量4500万KWの電力を流し込んだ「超高圧電流鉄拳」を受けて蒸発させることで倒すことに成功(新聞記事に掲載されている画像はまさにこの場面なのである)。30m級の怪獣の討伐は今回が初めての事例だったらしく、この勝利をきっかけにの特実団の解散及びストレイジの新設に繋がるきっかけとなった。
漫画『ウルトラ忍法帖』
「暇な日」回に(暇潰しという理由でマンに悪事を強要させられた)朧党の忍獣として登場。しかし、その外見のせいでマンから「帰れ帰れ、お前なんか要らねえよ!」と蹴りを食らって泣く泣く退場させられた。
余談
「次に火星から送られてくる怪獣は、海水を飲んでますます巨大になり、強靭になる恐るべき怪物に違いない」というナレーションで物語は締めくくられる。
なお、ウルトラQの没プロット『キリがない』の中に、水を吸い上げて無限に成長する怪獣の登場が予定されていたが、上記のナレーションのような宇宙から送り込まれた怪獣として設定されていたかは不明。