社会
学業
義務教育は中学校までで、高校は入試は一応あるものの成績順での振り分け制のため、事実上受験は大学受験の一次試験(日本のセンター試験に相当)の「大学修学能力試験(通称:修能(수능・スヌン))」のみで勝負を決めることになり、またソウル市近郊の大学が名門とされる超学歴社会・超学閥社会であるため、子供達は修能に向かって幼い頃から猛勉強を強いられ、家族もそれに合わせた生活を送る。そのため修能は国全体を巻き込む行事と化しており、塾など各種受験産業、宗教団体の合格祈願商法、各企業が繰り出す合格祈願グッズ商法はもちろんのこと試験の邪魔にならないよう大規模な交通規制も敷かれる。
雇用状況
しかし景気の悪化から大学を卒業しても正社員になれるのは半分に満たず、多くの若者が非正規労働者の身分に甘んじている。近年では国内の受験戦争を嫌い、海外の大学に留学する者が増えている。
財閥
また、韓国社会は「財閥社会」ともいわれており、この国の経済は大半を財閥が握っているという。
この財閥社会が韓国国内でも社会問題になっており、国外まで表面化するきっかけとなった事件としては大韓航空の通称ナッツ姫こと元副社長が引き起こした「ナッツリターン事件」である。
これはあくまでも問題の氷山の一角に過ぎず、この手の問題は「二世・三世問題」と呼ばれている。
財閥トップの子息・子女等の横暴な振る舞いが大なり小なり騒動を巻き起こす事が多い為である(ナッツ姫こと当時の副社長は財閥家の娘である)。
大半の国民の間では財閥系関係者に対して快く思っておらず、この事件で怒り心頭にまで発展した果てに大韓航空の省庁への癒着が明るみとなった。
韓国ドラマでもこの財閥を題材にする事は多く、財閥創業一族の不遜な振る舞いや醜い争い等の描写は「ほぼ現実の財閥で起きているのと同じ」と言われるほど。
兵役
男性には兵役義務があり、兵役時代の話は、男性が集まったときの定番の話題になっている。他方女性は「軍とサッカーの話ばかり」といやがるのだとか。
上下関係
また儒教の教えに基づき年齢の上下関係にも厳しく、韓国人は年上・年下関係を非常に気にする(外国人に対しても同様である)。グループ等で最年少のメンバーを「マンネ(末っ子)」と呼び、ある意味一種のキャラクター属性のようなものとなっており、日本に進出するアイドルグループでも必ずといっていいほど「マンネ」にあたるメンバーについての言及がある。
地域毎の対立や差別も非常に激しく、結婚のみならず選挙にも大きな影響を及ぼしている。特に全羅道や済州島出身者への差別は激しい。
スポーツ
スポーツに対しては小さい頃からスポーツか勉強どちらかに絞ったエキスパート教育を施す。そのため、日本の誰でもスポーツに取り組める部活動のような環境は薄く、また全員が一流選手になれるわけではないため学歴社会で置き去りにされる者も多いとされる。
また、スポーツに特化しすぎた影響か、韓国選手のスポーツ選手らしからぬマナーの欠如や躊躇いのないラフプレーが国際的に目立っており、他国からの不評を買っている。
しかもそれを擁護する韓国人もおり、「ルールとマナーを守らない国民性」と海外から思われる要因となっている。
整形
見栄や外面を重視する社会であることから整形大国と呼ばれる程に美容整形も大変盛んで、芸能人はもちろん一般人も就職活動の前などに行うことが多い。
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外部リンク
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