概要
カマキリ目に属する仲間であり、パッと見は日本に生息するハラビロカマキリの褐色個体とそっくりだが、此方は前足の鎌が太く頑丈に発達しており、上半身部分は丸い盾のような丸みがある。おまけに硬い。カマキリの中では珍しく防御力を兼ね備えている。
生息地はインドネシアのフローレス島で、オスは6〜7cm、メスは8cm以上にもなる大型種。
特徴と強さ
このカマキリの最大の特徴なのが上述の防御力もそうだが、何より特筆すべきなのはその凶暴性とパワー。カマキリの中では挟む力がトップクラスで高く、虫バトル愛好家の動画でも度々戦う様子が見られる。
オオカマキリでも捕食・捕獲に苦戦し逆転される事すらある、凶暴なオオスズメバチやキリギリスを反撃・逃走の隙を一切与えずに完封したり、日本最大のオオジョロウグモもあっさり瞬殺したり、更には小型クワガタを装甲ごとバリバリ噛み砕いてしまったり、日本最大のオオカマキリ相手にもパワーの差でねじ伏せて捕食してしまったりとカマキリとは思えない、圧倒的な強さを見せつけている。
その並外れた闘争本能・戦闘能力は同じくインドネシア出身で悪霊と名高いリオックにも向けられており、ダブルシールドマンティスは一歩も引かないどころか、積極的に襲い掛かったりする。ただ、純粋なパワーや体格・馬力ではリオックに利があるが、奇襲に成功すれば捕食したのを確認されている。殆どのソフトインセクトがリオックの手により無残な死骸となる中でこのカマキリだけ五体満足で生還できる辺り、カマキリ界最強と呼び声が高い。
また、ダイオウサソリなどいかにも勝てそうにないコガネサソリ系統の相手には深く攻めず守りに徹して戦うスタイルを取るなど、戦闘力だけでなく知能性の高さも窺える。