ヒナ(ONEPIECE)
ひな
「…………それにしてもずいぶんじゃない?」
「このわたくしの精鋭部隊を たかが船探しに使うなんて……… ひどく心外よ? ヒナ心外」
概要
通称「黒檻のヒナ」。
世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部。
その海軍で将官である「少将」に属している。
同じ海軍本部のスモーカーとは同期であり、腐れ縁でもある。
元海軍本部大将ゼファーは新兵時代の教官にあたる。
プロフィール
性格
ツンとした性格のクールな女性で職務には非常に実直である。
口癖は「ヒナ○○」で、○○の中は二字熟語(ヒナ攻撃、ヒナ心外など)が入る。
愛煙家という一面があり、大概の登場シーンでは煙草を咥えている。しかしさすがにスモーカーほどのレベルではない様子。
入隊当初から優等生であり、上官からの評価も高かった。スモーカーが素行の悪さから海軍をクビになりかけた際、彼女の弁解によって危機から救われたこともあったらしい。
扉絵では酒場のハシゴをしてスモーカーに呆れられている。
意外だが、階級も年齢も相当上であるはずのモンキー・D・ガープを「ガープ君」と呼んでいる(同階級の面々を除いた多くの海兵は彼を「ガープ中将」「ガープさん」と呼ぶ)。作者によると、階級を気にしないガープとは相性がよく同期のような感覚で捉えているため。
能力
「わたくしの体を通り過ぎる全ての物は ……“禁縛(ロック)”される!!」
名前 | オリオリの実 |
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解説 | 自分の体をすり抜けた相手の動きを封じる |
種類 | 超人系 |
自らの体をすり抜けた相手に鉄の錠をはめて拘束する「檻人間」。
その特性故に物理攻撃を滅多なことで喰らうことはなく(覇気を纏った場合に関しては不明だが、「流桜」であれば内臓に直接ダメージを喰らうと思われる)、自然系などの一部の能力者以外にとって高い拘束力を誇る海兵向きの能力である。
また、格闘術による戦闘を得意としている。その実力は高く、直接戦闘でベンサム(ボン・クレー)とギャルディーノ(Mr.3)を難なく捕縛した。
一人の戦闘能力の高さにくわえ、艦隊を率いて適材適所の役目を与える戦術指揮能力も高い。
技
袷羽檻(あわせばおり)
オリオリの能力で作り出した鉄の錠を両腕から伸ばして対象を囲い込み、そのまま挟み込むようにして囲いの内側に居る者全員を一挙に捕縛する。
効果範囲がかなり広いため、大人数が相手でもまとめて捉えられるが、場所によっては仲間まで一緒に捕縛してしまうのが弱点。
活躍
扉絵シリーズ『ジャンゴのダンス天国』で初登場。ジャンゴとフルボディを一目惚れさせた美人将校として登場。
本編での初登場であるアラバスタではスモーカーに手を貸してクロコダイルの犯罪の証拠である人口降雨船を発見。その後、麦わら一味の捕縛のため海上封鎖を行うが、一味の協力者ボン・クレーの妨害により逃走を許す(ボン・クレーとその部下は捕縛)。
2度目の登場であるマリンフォードでは処刑台を目指すルフィの前に立ちはだかるが、ギア2状態のルフィの動きについて行けず、あっさり逃げられてしまう。
劇場版第12作目『ONEPIECE FILM Z』では原作に先んじて登場。かつての恩師ゼファー率いるNEO海軍に対する作戦会議に参加した。
2年後編では、原作では世界会議に参加するアラバスタ王国一行を護衛するため部下とともに登場。この時2年前から階級が二つ上がり少将となったことが判明。マリージョア到着後は「赤い港」での会食中、ガープに「ロックス」に関して話を振っている。
劇場版第14作目『ONEPIECE STAMPEDE』でも登場。
木っ端海賊を捕まえている最中、海賊万博に潜入していたスモーカーからバレット拿捕のための助力を頼まれる。バレットが彼が持つ悪魔の実の力を覚醒させるとその脅威を洞察する様子も見られた。
バスターコールが発令される事態になると無謀にも残って戦おうとするスモーカーの意を汲むことを選ぶ。スモーカーが気にすることなく戦えるようにするためかたしぎ、コビー、ヘルメッポらを彼女の能力で捕縛。安全なところまで運んだ模様。
映画EDにも登場。ドナルド・モデラートを初めとする多くの海賊たちを能力で捕まえ移送していた。