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裏解決屋モットー五箇条

一、基本料1時間1000ミラ、きっちり頂く

一、訳アリ客以外はお断り

一、スイーツは1日1回

一、睡眠は取れる時にしっかり取る

一、朝は熱めのシャワー、サウナはご褒美

概要

裏解決屋(スプリガン)」であるヴァン・アークライドの拠点。

現住所:イーディス8区 5丁目21番地3-201号。

場所はカルバード共和国の首都イーディスの旧市街にある雑居ビルの2階。1階ではヴァンとの交流があるヴィクトル一家(大家)が経営するビストロ《モンマルト》が営業している。事務所メンバーには朝昼晩の賄いが振る舞われているほか、各地で「大皿料理」を作れば、店主のヴィクトルが同じ大皿料理を作ってくれる。余談だがモンマルトは知る人ぞ知るイーディスの名店で、前大統領のサミュエル・ロックスミスもお忍びで通ったほどだった。

主に首都イーディスを拠点として活動している。首都以外での依頼を受けた際は「出張業務」という名目で現地に赴く。

依頼の出し方としては依頼者が各地区にある掲示板の裏側に「4spg(For Sprigann)」の符丁を書いた依頼メモを貼る事。そのため事務所に直接来訪する依頼者はあまり多くない模様。

ただし依頼を引き受けるかはヴァンの判断次第で、引き受ける判断としては「警察にもギルドにも出せないが筋の通った依頼」とのこと。依頼内容は多岐に渡り、色々な相談事から運び屋の紛いの仕事など違法スレスレの仕事もある。

上記の通り基本料金は1時間1000ミラ。基本料金に各種経費も合わせて依頼者に請求するためギルドと比べると割高になる。依頼者が納得出来ない結果になった時は依頼料を減らすと言った対応も取る。

一部から「暴利」と罵られる事もあるが、規模の大きさや各方面の支援や寄付のある遊撃士と比べ小規模の個人経営と言う事を考えたら多少割高なのは致し方ないと言えるだろう。(劇中でもその事をアニエスが反論している)

また依頼者が依頼とは違う思惑を秘めていたり、明確な犯罪行為や悪事に加担させようとしたりする場合は方針を変更し警察やギルドに引き渡す事で依頼料代わりに報酬金を利益にする。

その業務内容故依頼者は一般住民だけでなく「裏」の住人も依頼者になる事もあるため、警察やギルドの一部からは煙たがられている。

後に遊撃士協会から業務委託の名目で「ギルドで引き受けづらい依頼」や「優先順位度が低く引き受けるのに時間がかかる依頼」を斡旋されるようになり、CIDも同じように業務委託をするようになる(依頼料はギルドの規定の2割増し)。

元々は所長であるヴァン一人で営んでいたが、アニエスから《オクト=ゲネシス》の捜索を引き受けたことが切っ掛けとなり、事件で出会った依頼人や関係者が様々な理由で押しかけたり外部企業からの出向という名目で従業員が増えていく。またその手腕が評価され、大口の依頼も舞い込むようになった。

従業員が増えると同時に大きな依頼で忙しさは増すもののメンバーにはある程度気を使っており、ヴァンも「ウチは(仕事内容は)グレーだが、労働環境はブラックじゃないつもり」と公言している。

労基法を気にしているところを見ると裏稼業ながら法律に従って経営している模様。

基本的に移動は徒歩か各種交通機関だが、長距離移動や出張の際はヴァンが所有する導力自動車(ピックアップトラック→のちに改造して8人乗り大型SUV)を使用して現地に赴く。ゲネシスが関わる事件では同じゲネシスの所持者であるアニエスの同行が不可欠となる。休日や祝日がある場合は問題ないが、事件が平日まで及ぶ場合は彼女の学業を優先にし先に帰宅するようにヴァンが指示を出している。バーゼルの事件では依頼者の都合で平日に動く必要があったが、アラミス高等学校の秋の学校行事(視察研修)があったためそれを利用して同行している。

アラミス高校学生寮住まいのアニエスを除くメンバーはビルの3階と4階の部屋を賃貸契約して居住している。

ヴァンの人徳とアルマータの事件を追う過程で裏社会でも名を知られる人物と出会っていき、これまでの事件を解決した英雄達との縁も生まれている。

メンバー

事務所職員

所長。201号室(アークライド解決事務所)在住。

押しかけバイトその1。前述の通りアラミス高校学生寮住まいのためメンバーでは唯一部屋を借りていない。

押しかけバイトその2。ただし父親からの意向もある。301号室在住。

押しかけバイトその3。302号室在住。

センシティブな作品

SC(サービスコンシェルジュ。当初は「派遣社員」扱いだったが後に「長期出向」名目となる)。ハイパーアシスタント、ソフトウェア担当。304号室在住。

バーゼル理科大学から出向した技術顧問。ハードウェア担当。303号室在住。

龍来の一件で行動を共にし、その後アルマータの一件から助手扱いとなる(外では秘書と自称している)。セカンドハウスとして305号室在住。

助っ人として依頼の際には同行している。事実上特別顧問。401号室在住(黎2では退去)。

代行者

ヴァンが首都を長く離れることになった際に、彼に裏解決屋代行を頼まれた。「何があろうとお前ら自身が納得のできるやり方を貫く」という条件で二人にすべて任せた。ベルガルドが使わなくなった401号室を二人で使っている。ちなみにヴァンとは裏解決屋モットー五箇条も変わっている。

協力者

本来の所属先から出向及び非公式の協力関係で共闘することが多い。

ヴァンのかつての恋人で共和国遊撃士協会のA級遊撃士。

ヴァンの幼馴染みでカルバート中央情報省統合分析室の分析官。

侍衆《斑鳩》副長。イシュガル山脈を守っていた。

アラミス高等学校の生徒会長でリベール王国からの交換留学生。ヴァンの最初の依頼人。

星杯騎士団の守護騎士第四位。ヴァンの姉弟子に当たる。

星杯騎士団の守護騎士第十一位。クロスベル再事変にも参加している。

主な依頼

関連タグ

黎の軌跡 カルバード共和国 ヴァン・アークライド

リベール組――遊撃士を中心に王家や七耀教会と、同じく立場が正真正銘バラバラで最も似通ったメンバー達。不動殲滅天使を通じて縁が生まれ、殲滅天使は助っ人として参加する。

特務支援課――黒月のツァオ・リーという共通の知人に加え、メンバーでもある伝説の凶手と関わりを持つ。

Ⅶ組――帝国の黄昏を止めた士官学生達。その一人が共和国を訪れたことで縁が生まれる。

新生帝国解放戦線――支援課やⅦ組と違い、影で動く英雄達。組織を脱走したメンバーとヴァンが顔見知りで、その二人が事務所の業務を代行する。

毛利探偵事務所…同じく1階飲食店、2階事務所、3階居住スペースで営んでいる事務所。