キマワリとは、
- 1.『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。
- 2.ゴミムシダマシ科の昆虫、ジャンボミールワームが成長した姿。
本項では1を扱う。
基礎データ
進化
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
顔はパタリロに似ている。
名前の由来は『喜』+『ヒマワリ』。
ちなみにポケモン世界では元ネタのヒマワリも生息している。(動物はともかく、実在の植物は現存しているらしい。)
日差しをエネルギーに変え、その身に取り込む。
日光を浴びやすくするため、昼間は太陽が昇っている方角を向いている。
日中はやたらと活発に動き回るが、日が沈むとぱったりと動かなくなる。アニポケ第7期の描写を見るに雨天でも問題なく活動出来ていた為、単純に夜だと動けないシステムのようである。
モデルのひまわりはよく群生する姿が夏の風物詩になっているが、キマワリが群れで生活するかどうかについては図鑑での記載がない。もし、本当に群れで生活していた場合、全員が満面の笑みのまま太陽の登っている方角を見ている事になるので、冷静に考えたら結構恐怖である。
なお、アニポケを見る限り 常に笑顔というわけではなく、元気を失うと表情が崩れる事もある。
ちなみにpixivにおいて擬人化される際にはトレードマークである満面の笑みが強調される事が多い(ご丁寧に顔の線まで描かれる事も少なくない)。この他、夏を象徴するポケモンとして描かれる事も。
ちなみに、BW2のモブトレーナーであるげいじゅつかのヴィンセントは戦闘ではキマワリ一体を繰り出してくるが、これは名前の由来が「ひまわり」を描いたゴッホだからである。
対戦では
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 75 | 55 | 105 | 85 | 30 |
「とくこう」が高く、次いで「とくぼう」もやや高め。
他は平均的で、「すばやさ」は物凄く低い、というか進化前から一切変わっていない。
特性「サンパワー」をもつキマワリは特に太陽神と呼ばれることがある。
進化前のヒマナッツとともに種族値は低い上に鈍足、さらにくさタイプのため弱点は多いのだが、特性「サンパワー」によって攻撃するたびにHPの1/8を消耗する代わりに「とくこう」が1.5倍になる。
その為、他のポケモンにサポートで「にほんばれ」「トリックルーム」を敷いてもらった後、高くなった「とくこう」で「ソーラービーム」を連射できるという無双ゲームが可能。
浪漫に満ちたポケモンの代表と言えるだろう。
実際『プラチナ』時代に開催された公式大会でこの太陽神戦法が地区大会準優勝まで果たしている。太陽神恐るべし。
「サンパワー」持ちはBW以降何匹か追加されているが、この中でも最も「すばやさ」が低いこと、じめんタイプの特殊技「だいちのちから」を唯一覚えられることから差別化は可能。
「だいちのちから」について
キマワリはこの技を自力では覚えられず、教え技を必要とする。
だがこの技の技教えが初めて実装された『プラチナ』当時はこの技を覚えられず、『HGSS』になって突然追加された。
その為、BW2で同教え技が復活するまで「キマワリは『だいちのちから』を覚えない」という誤植が広まっており、攻略本にもいくつか見られていた。
何故突然追加されたかについては、上記『プラチナ』時代での準優勝を称えてのことではないかと噂されているが、真相は不明。
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
『探検隊』シリーズでプクリンのギルドの一員として登場。
陽気な性格で、いつもニコニコ笑っているお姉さんキャラ。「きゃー!」が口癖。
『空の探検隊』ではスペシャルエピソード『ほんじつのきゃー!』で主役を務めた。
同エピソードでのとあるポケモンの活躍は一見の価値あり。
『ポケモンGO』
原作同様ヒマナッツに「たいようのいし」を使って進化させることでのみ入手が可能。
現状野生の個体は一切確認されていない(いたとしても超低確率でしか出現しないと思われる)。
同作では進化アイテムが非常に入手しづらいこともあり、入手難易度は高い。
「たいようのいし」自体も、他にクサイハナ → キレイハナの進化に必要となるため、どちらに使うか悩みどころである。
『ポケモンカードゲーム』
現行の殿堂レギュレーション以降で使えるカードは3種類。
ポケモンカードDP「ひかる闇」に収録後、金銀のポケモンということでポケモンカードLEGEND「ハートゴールドコレクション」(2007年10月7日発売)に収録。
その後なんとポケモンカードゲーム サン&ムーン「オルタージェネシス」まで、実にほぼ12年の間ポケカに収録されなかった。
収録されない期間が12年というのは、ポケカのシステム上収録が難しいベイビィポケモン以外では最長である。なぜ公式からこんなにも放置されてしまったのだろうか…
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- チサト(無印135話)
- タマキ(無印135話)
- ソーラータウンのジョーイ(無印135話)
- ミノルの両親(無印178話)
- ナビ(無印249話)
- ナオシ(DP)
- ルルの両親(DP137)
- ヒワダタウンの宿泊先の小屋の管理人(新無印32話)
漫画版