ハンテール
はんてーる
基礎データ
概要
名前の由来は斑点とtail(英:尻尾)。実にシンプルなネーミングである。また後述の設定から英語で狩りを意味するhuntもかかっていると思われる。
また、フランス語名の「Serpang」はシーサーペントとFang(英:牙)、ドイツ語名の「Aalabyss」はaal(独:鰻)+abyss(英:深淵)に由来する。
しんかいのキバをパールルに持たせて通信すると進化する。
尻尾の部分が魚のような形になっており、それを使って獲物を引きつける習性がある。この尻尾部分の目は発光する。
また、深海での生活に適応するために背骨が頑丈になっており、暗い深海でも見通せる視力を手に入れた。その為か全く人々に認知されて来なかった歴史があり、ハンテールが浜に打ち上がると凶事の前触れだと言われてきたほど。
見た目通り、頑丈な顎を持っているものの、基本的に獲物は丸呑みにしてしまうらしい。
ちなみに、「からをやぶる」と「からにこもる」、「てっぺき」を覚える(どちらもパールルから)が、何処に殻があるのかは謎(頭の部分か?)。
なお、深海魚であることは確かなのだが、モチーフははっきりしていない。
などなど様々な説がある。
ゲームにおける特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | |
---|---|---|---|---|---|---|
ハンテール | 55 | 104 | 105 | 94 | 75 | 52 |
サクラビス | 55 | 84 | 105 | 114 | 75 | 52 |
ステータスはこうげきとぼうぎょが高めで、とくこうもそこそこだがそれ以外は低め。
取り立て弱いというわけではないが、なにぶん分岐進化の方がステータスに優れていた上にみず単タイプなのが災いしこれといった個性もなかった。
さらに入手する上で色々と面倒な手順を踏まなければならないため、対戦では不遇な立ち位置だった。またジムリーダーや四天王、一般トレーナーが誰も使用しないポケモンの1匹だったため図鑑に載せることすら情報なしでは一苦労だった。
しかし、第5世代で「からをやぶる」を習得し、明確な個性を持てるようになった。
「バトンタッチ」で引き継げるという点でサクラビスと競合するが、最大の違いは高めのこうげきととくこうによる両刀が可能であること。物理技では「たきのぼり」「かみくだく」「ふいうち(「からをやぶる」との同時習得は『ORAS』から可能)」などを揃えられる(アクアテールは威力が高い分、命中は期待できない)。防御を上げる有用な手段としては進化前から引き継がれる「てっぺき」や自力習得技の「とぐろをまく」の二つがある(バリアーは第8世代で廃止された)。
更に、同時期に獲得した隠れ特性「みずのベール」で物理型には致命的な「やけど」を一切気にせずに戦えるようになった。
「いかりのまえば」→「しおみず」のコンボもでき、以前に比べると戦いやすくなったといえる。
ただし、こおりタイプの習得技は特殊技がほとんどであり、物理技は威力が低めのこおりのキバ一つ。
それ以外のタイプの物理技で目ぼしいものは相手の素早さを下げるがんせきふうじやのしかかり(タマゴ技)ぐらい。この他にも第7世代ではおしえわざとしてとびはねるを覚えたりする。
みずタイプの特殊技に目を向ければねっとうやなみのりといった基本的な技は勿論、だくりゅうを覚えるという意外な特徴を持っている。深海に住むポケモンなのに。
デバフ技としてはいやなおとやこわいかおといった2段階ダウン技を覚えるが、素早さが低いため、採用されることはあまり無いかも。
通信交換しないとお目にかかれないというのがネックだったが、『ブラック』と『ブラック2』では4ばんどうろの魚影に釣り糸を垂らすと釣れるようになり、入手難易度は大幅に下がった。
おまけに『X』では12番道路ですごいつりざおを使うと極低確率で出現する。
隠れ特性は『USUM』にて夜のメレメレかいか15ばんすいどうで発生するパールルの乱入バトルで出現する個体を捕獲することで入手可能である。
ちなみに、『ポケモンレンジャーバトナージ』では本家であくのはどうを覚えないくせに何故か、攻撃に使用してくる(ブラウザにもはっきりと「あくのはどう」の記載がある)。
流石に次回作の『光の軌跡』では使用技がうずしお、かみつくと本編準拠になったが、ポケアシストでは泡を放つというそこだけ原作を無視したものになっている(これはサクラビスにも言える事だが)。