日本の関西地方にある県。旧律令国の大和国一国からなり、数多くの史跡を抱える日本有数の歴史都市である。古くから栄えており、遺跡や寺社仏閣等に恵まれている。その為、京都と並び修学旅行や観光などでは定番。
歴史的に見ると桓武天皇の勅命により長岡京、次いで平安京に日本国の首都が遷都される前は国内に藤原京、平城京を抱えた日本の首都であり、また遷都の後も南都仏教の総本山を多く抱えた事から特に仏教側面より強大な発言力を所持し、織田信長、豊臣秀吉の織豊政権によって中央政府から政教分離が成し遂げられ、豊臣秀長が国司として赴任し複雑な利権を解体するまで凡そ八百年間、隆盛を誇った。
明治開国以降では東海道新幹線と名神自動車道が京都経由で東京-神戸間を直結した為、産業誘致の面でかなり不利な条件を強いられたがJR東海のリニアモーターカー計画では敷設費用をJR東海負担の上で奈良県に駅を建設するというアナウンスが発表されており、県内外の関係者から大きな期待が寄せられている。
余り知られていないが高校からの旧帝国大学進学率が全都道府県でトップであり、学力先進県という側面もある。遷都千三百年を祝って朱雀門が復興され、大極殿も再建中。春日大社は豪族藤原氏の氏神として有名で、寺領は伊勢神宮すら凌いだ。
県庁所在地は奈良市。隣接府県は大阪府、京都府、三重県、和歌山県。