基礎データ
他言語版の名称
英語 | Sandygast |
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イタリア語 | Sandygast |
スペイン語 | Sandygast |
フランス語 | Bacabouh |
ドイツ語 | Sankabuh |
韓国語 | 모래꿍 |
中国語 | 沙丘娃 |
進化
スナバァ → シロデスナ(Lv.42)
概要
『ポケモンSM』(第7世代)から登場する、砂山のような姿をしたポケモン。
頭に突き刺さった玩具の赤いスコップや、トンネルのように吹き抜けとなった口が特徴的。目は砂と同じ色の瞳に狸のイメージイラストの如く周りを扇状に黒く縁取ったデザイン。
見た目どおり砂浜や砂漠を棲み処とするポケモンで、ゴーストタイプの例に漏れず、幼げな容姿や名前に反して恐ろしい生い立ちを持っている。
子供が作った砂山に、行き倒れた者の怨念が宿り生まれたポケモンとされ、砂の塊自体がスナバァの正体。
更に進化系シロデスナの犠牲となった者の怨念も、また新たなスナバァになり増えていくのだという。
このため、彼らが出没する地域では、砂遊びで作った砂山は帰るとき壊していった方が良いとの勧めがある。
頭のスコップを触ったり、口の中に手を入れた子供を操る能力を持っており、操った子供達に周りの砂を集めさせ、自分の砂の体を大きく拡張していく。
口では人間やポケモンの生気も吸うため、アローラ地方にはあえて口に手を入れる危険な度胸試しがあるようだ。
お気に入りでもある頭のスコップはどうやら海岸で遊んでいた子供が置き忘れたものであるらしく、その子供が取り返しにくると、ムキになって殴りあいのケンカに発展することもあるらしい。
なんとなく可愛らしいが、記述されている通り子供を利用して増えていくポケモンなのでその後を想像すると少し怖くもある。しかしあの体でどうやって殴るんだろうか…。
そんな大事なスコップも、一部の個体は無くしてしまうことがあり、その場合代わりに木の枝や旗を刺して我慢しながら、自分のスコップを探すために彷徨う。
名前の由来は「砂場+(驚かす時の擬音語)バァ」からであろう。砂かけ婆がかかっている可能性もある。名前の発音はアニメでは「砂婆」(「バ」がアクセント)。
ゲーム上の特徴
特性は新しい「みずがため」。「みずがため」は弱点であるみずタイプのわざを受けると、ぼうぎょが2段階上がるというトンデモ特性である。ただひらいしんのようにダメージを無効化する事はできないので弱点は突かれてしまう。
『SM』ではナマコブシ投げアルバイトで有名なハノハノリゾートの、右端のビーチに数個ある盛り上がった砂の中から野生出現する。ヒトデマンの方が出現する可能性もあるので捕獲までは多少の根気が要求される。
『SV』では砂浜のほか砂漠にも出現する。前者では雨が降る事もあるのだが、その状態で観察すると、叫び声を上げながら溶けて、消える。
アニメ版
- SM22話
- ビーチでサトシのニャビーが技を特訓している時に現れるが、「砂浜に刺さったスコップ」という見た目や「小さな砂山を伴って動き回り、道を塞がれると進路を変える」という動きをピカチュウとイワンコに面白がられて追い回される。
- これに怒ってサトシたちの前に戦意むき出しで完全に顔を出すが、サトシがイワンコに指示した「いわおとし」によって頭のスコップが弾かれ海に落ちてしまい激怒。サトシがスコップの代用としてロトム図鑑を刺したことがトドメとなって怒りが頂点に達し、シロデスナに進化してサトシやニャビーを飲み込んでしまう。その後の展開はシロデスナの記事に記載。SM編ではアマカジに続く2体目の進化シーンとなった。
- スコップに触った者は人間もポケモンも心身共に操、カキも幼い頃に祖父の言いつけを守らずちょっかいを出してうっかり指先で触れてしまい、目を赤く光らせたうつろな表情で翌朝まで黙々と砂山を作り続けた。その体験もあってカキはスナバァを相当警戒している。