概要
三女神とは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するすべてウマ娘たちの始祖と崇められる、3人のウマ娘「ダーレーアラビアン」「ゴドルフィンバルブ」「バイアリーターク」を指す。
モチーフは、競馬界におけるサラブレッド・競走馬の三大始祖「ダーレーアラビアン」「ゴドルフィンアラビアン(ゴドルフィンバルブ)」「バイアリーターク」の3頭。
トレセン学園の広場にはこの3人のウマ娘を象った女神像が置かれ、ツボから水が出ている演出をしている(水の流れはおそらく血統の血の流れを元としていると思われる)。
ウマ娘を見守り、時に導くと言われ、実際ゲーム版では育成の4月1週目に謎の景色(大体のウマ娘は錯覚や幻覚と思っている)でウマ娘に力を与える。
彼女達そのものは大昔に活躍した故人である為、現代を描く本作での登場は不可能と思われていたが、二周年の新章にて、本人達を再現したサポートAIとして登場する。
メンバー
ダーレーアラビアン
赤髪の流星を持つウマ娘で褐色の肌を持つ。勇敢という思考のAIが具現化したもの。
元ネタは同名の馬「ダーレーアラビアン」で直系子孫は21世紀の今98%という脅威の支配率を誇る。
有名な「セントサイモン」「ハンプトン」「ハイペリオン」「ノーザンダンサー」
「ネアルコ」「ヘイルトゥリーズン」「サンデーサイレンス」は彼の直系子孫。
ウマ娘だとシンボリルドルフやトウカイテイオー、メジロマックイーンにダイタクヘリオス、ツルマルツヨシ以外は直系(父系)だといえばその支配率がわかるだろう。
ゴドルフィンバルブ
青の美しい髪を持つウマ娘。愛情という感情のAIが具現化した存在。
元ネタは「ゴドルフィンアラビアン」または「ゴドルフィンバルブ」と呼ばれる馬で直系子孫はマッチェムを通して今は僅かに残る。
マンノウォーやカルストンライトオは貴重な直系。ウマ娘には2023年現在直系子孫は登場していない。
青髪なのはゴドルフィン軍団からとも水を運ぶ耕作馬として使われていたからとも仮説されている。
バイアリーターク
鹿毛の髪色と左目の切り傷が特徴のウマ娘。規律の感情を持ったAI。
軍帽のようなものをかぶっていることや傷は同名の馬「バイアリーターク」が軍馬として活躍したことに由来。
主な直系はヘロドから続く血統でトウルビヨンを通じて今に至る。
直系子孫は僅かでウマ娘に出ているのは上記にも書いたシンボリルドルフ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ダイタクヘリオス、ツルマルツヨシの5名。
高身長?
AIだからなのか元ネタもそうだったのかは不明だが、登場する3名はいずれも今のウマ娘と大差のない背格好をしている。
偉人が脚色・神格化されるのはよくある話だが、当初は馬身からの考察で2メートルを超えるのではと一部で考察されていた。
関連タグ
エモーショナルドラゴン:こちらは勇気、愛、誇り、でニアピン。
ゼロシステム:利用者に最適解を伝えるAIつながりだが、皆さんご存じの通りコレは利用者に強制的にフィードバックするので下手すると廃人になる。なのでVRというワンクッション置けるOSと、疑似人格AIが演算結果を吟味するというUIは、実は理にかなっていたりする
MAGI:3種の人格をモデルに構築された演算システム。上記のゼロシステムよりはこちらのほうが近い。
セントサイモン:今現在いる世界中の馬全ての血統にいる大種牡馬。
彼の血統を遡ると中高の祖エクリプス、マッチェム、ヘロドの名があるため彼の子孫は三代始祖全頭の血脈自体は流れていることになる。また、ダーレーアラビアンの子孫だが実際はバイアリータークの子孫ではとも言われる。最も今更書き換えることはないが。
彼女たちは三女神(三大始祖)と同じ名を名乗っているが、その人格はかつて存在したウマ娘(競走馬)を元にしていることが、育成シナリオの中で語られた。
名前こそぼかされたが境遇と戦績は明確に、しかも彼女たち自身の口から語られており、競馬ガチ勢のトレーナーたちによって誰をモチーフにしたかはそれぞれ以下の通り特定されている。
- ダーレーアラビアン…アルサブ
- ゴドルフィンバルブ…シービスケット
- バイアリーターク…フィッシャーマン
3頭とも、体格や血統など生まれにハンデを持ちながらも良き人との出会いに恵まれ、最終的に偉大な業績を成し遂げたという共通点を持つ。
また、アルサブはエクリプス系、シービスケットはマッチェム系、フィッシャーマンはヘロド系であり三女神の名前の競走馬にとっては直系子孫にあたる。
ここからは推測になるが、彼ら3頭が採用されたのは、サポートAI利用者がトレーナーとしての存在意義に疑問を持ったときの解決に説得力を持たせるためだと思われる。実際、彼女たちが「こんなウマ娘がかつていた」という体で自身の体験談を話したのは、トレーナー達がAIが直接指導した方がいいのではと思い悩んだ場面である。