この大陸の全ての金銭は俺の血肉。
こんな形で俺は、人間の労働、知恵、未来を保証する。
これが俺の人間への信頼。金銭に背くことは、俺の血を汚すと同然だ。
※本項目には『原神』のメインストーリー「魔神任務・第一章」のネタバレが含まれます。
概要
璃月の往生堂の客卿「鍾離」の隠された正体。「俗世の七執政(七神)」の席を占める七つの魔神の一角である「岩神」。
6000年以上の歳月を生きており、魔神の中では最古の存在。3700年前に仙人と共に璃月を創始し、物語開始時まで統治し続けてきた。定期的に神託を下しに民衆の前に姿を見せており、民衆から深く尊敬されている。
歴史上、さまざまな伝説を璃月各地に残しており、「岩王帝君」を含め、数多の身分・異名を得ている。
歴史と異名
仙人起源と「仙祖」
魔神モラクスは璃月の仙人の一人であり、且つ「仙祖」、即ち仙人の祖であるとされている。
原神世界における仙人は生物学的な概念ではなく、元ネタの中国神話と同じく、修行や縁を積むことで一種の超越的な境地に至った存在のことを指すため、「仙祖」という称号も仙人の血縁上の祖先という意味ではない。
仙人の特徴について、ストーリー内で確認できるのは以下の三点:
- 「三眼五顕仙人」に数えられる条件である「三眼」(即ち「両目以外の第三の目」のことで、「神の目」のような元素を操る力の例え)を持つ
- 長生不老の域に達する
- 外見を自在に操れる(獣型と人型の切替、外見と寿命の老化など)
璃月において、上記の「超越的な境地」に至った最初の存在がモラクスであったために、「仙人」という概念の開祖という意味で「仙祖」の名が得られたと考えられる。
璃月創始と「岩王帝君」
魔神モラクスの数多の異名のうち、特に代名詞といえる通り名。
『石書集録』によれば、初めに「岩王」が降臨し、海潮を退き、天衡山を立て、川を鎮めたという。璃月港周辺の地形は自然で出来たものではなく、民を導くためにモラクスが形作ったもの。
仙人たちも璃月港建設に携わっていたことから、当時のモラクスは既に仙人の長という意味での「帝君」(元ネタである中国神話において「真君」より上位の仙格を持つ者)の名を得ていた模様。
天衡山で璃月港を囲いはしたが外部と繋がりを絶ったわけではなく、例えば天衡山より北にある土地を治める魔神帰終とは同盟関係を結んでいた。スメールの考古学者ソラヤーによれば、異なる魔神が平和に協力し合うのは、現存資料を見る限りこれが初めてだという。
璃月建設と「契約の神」
岩王帝君は契約を重んじる神であり、「契約の神」と呼ばれている。璃月が「契約の国」となった所以でもある。
契約を破る者に対しては非常に厳しく、「岩食いの刑」なる処罰を与えている。
最古の契約
彼を「契約の神」に足らしめた璃月最古の契約は、彼や仙人勢と璃月の民の間で結んだ「世の塵を払い、民を守る」というもの。
以降3000年以上璃月の守護神として君臨し続け、仙人たちと共にあらゆる災害から璃月を守ってきた。
契約の手段「モラ」
テイワット大陸の共通通貨は魔神モラクスの力によって生み出されたものであり、通貨の名前である「モラ」はモラクスの名から取られている。
モラを生み出した理由は「契約」を結ぶための手段とするためで、モラを使って取引させるという本意がそこにあった。のちに璃月がテイワット最大の貿易港になる礎を築いたともいえる。
モラを安定して生産するために、璃月にはテイワット大陸唯一の造幣局「黄金屋」が設けられており、そこからテイワット大陸で流通する全てのモラが作られている。
「堅牢なトパーズ」の説明文にも「この大陸の全ての金銭は俺の血肉」と書かれているように、魔神モラクスの権能によって作られたモラの一つ一つには魔神モラクスの力が秘められている。そのためか、璃月の考古学者翰学によれば、モラは「通貨」以外に「触媒」としての役割もあり、現在でもモラを使って武器を強化する術が存在している。(この設定はゲーム内にも反映されており、キャラクターやアイテムの突破素材・強化素材としてモラが必要されている)
このようなモラの使い方は、「契約手段」としての本意に背くものだが、当のモラクス本人は満更でもない模様。それどころか、千年前に璃月人に建築技術を教えた際、(自分にとってモラが)「最も手に入りやすく、最もコストのかからない材料」だからという理由で、建築模型を全てモラで鋳造するということを平然とやっている。(千年前からすでに金銭感覚がおかしかったのか)
その他の称号
「契約の神」以外にも、璃月に伝わる様々な伝説から下記のような称号を得ていることが、書籍『岩神の伝説』で確認されている:
- 「財神」「富の神」「商売の神」
- モラを造った神であり、統治下の璃月もテイワット大陸の商売の中心地であるために、自然と得た称号。
- 「開拓の神」
- 先人たちの頑強な開拓精神と岩王帝君の守護によってり今の璃月港ができたという言い伝えから得た称号。
- 「焜炉の神」
- 璃月港ができた当初、人々は火で暖を取る時、岩石で焜炉を積み上げて火が簡単に消えないようにしていたが、これらの岩石が岩王帝君の恩賜だと信じられていたために得た称号。
- 「歴史の神」
- 長い歳月を生き、多くの歴史を見てきたことから得た称号。
魔神戦争と「武神」
伝説によるば、神魔が混戦する時代、岩神は殺戮の相を見せたと言われる。
神たちの争いで、岩神から優しさを見出すことはできなかった。
いつも正しい判断をつけることができて、反目した友人にも冷静に刃を向けることができた。
伝説時代の岩王帝君の顔に、一つの波乱が起きることもなかった。
その岩のような顔を取り外したのは、すべてが落ち着いてからだった。
そしてそれも、「契約」を守るためであった。
—―聖遺物物語『不動玄石の相』より
岩王帝君は「契約の神」であるイメージが強いが、ひとたび戦乱が起きれば璃月に害を為す敵を圧倒的な力で殲滅する「武神」でもあった。その名に相応しい功績が作中のあらゆる記録に残されている。以下は時期別に岩王帝君によって討伐・封印・撃退された対象:
魔神戦争前
- 魔獣「八虬」(武器物語『和璞鳶』より。)
- 璃月創始してまもない頃に雲来の海で無敵を誇ったとされる海の魔獣だったが、岩王帝君が作った和璞鳶によって一撃で貫通されて海底に沈んだ。
魔神戦争中
- 魈を操っていた未知の魔神(魈のキャラクターストーリー2より)
- 璃沙郊(青墟浦)の未知の魔神(冒険者ロアルドの日誌第八巻より)
- 自分が「最強」と自惚れていた魔神。「大洪水」関連の記録があるため、魔神戦争時代にモラクスによって倒されたと推測される。
- 魔神オセル(メインストーリー中の紹介より)
- 複数の頭部を持つ水龍の外形の渦の魔神。魔神戦争時代に璃月港に侵攻したが、岩王帝君の岩槍によって雲来の海に鎮圧された。この時の雲来の海に突き刺さった巨大な岩槍が後の「弧雲閣」となった。
- オセル以外の数多の魔神(鍾離の伝説任務1より)
- 詳細は不明だが、何れも弧雲閣に封印されたため、オセルと同じく雲来の海由来の魔神と思われる。
- 魔神オロバシ(聖遺物物語『誓いの明瞳』より)
- 魔神戦争時代のオロバシは「貴金の神」と「鳴神」に勝てなかったとの記録があり、この「貴金の神」がモラクスの異名の一つであると思われる。
魔神戦争後
時期不明
- 軽策荘の魔獣「螭」(世界任務「螭の話」より)
- 「螭」は龍型の魔獣で、倒しても完全に死に絶えないため、岩王帝君はその残骸を正北、東南、西北、東北、西南の五つの方向に分けて封印した。
俗世執政と「岩神」
魔神戦争時代を経て、璃月地区で敵対する魔神を一掃した岩王帝君こと魔神モラクスは、魔神戦争の勝者の一人として、璃月地区を統治する「岩神」となり、七神体制の礎を築いた神の一柱となった。
ただ、璃月では彼を「岩神モラクス」と呼ぶものはほとんどなく、依然として「岩王帝君」の名のほうが使われている。
人物
出自
原典のモラクスは、石や薬草の力と効能を熟知し、天文学や教養学に精通し、それらの知識と良き使い魔を人間に与えることができるという。
『原神』の方では「魔神モラクス」や「岩王帝君」にまつわる伝説よりも、「鍾離先生」としての博学さにその設定が反映されている。
外見
ふだんは「鍾離」をベースとした人型を取ることが多い模様で、古の時代ではフードを被った戦闘用と思われる服装や、下図のような長袍をアレンジした正装と思われる服装がストーリームービーなどで確認されている。
なお、これらの服装は仙衆夜叉の心猿大将「弥怒」の作品であることがVer3.4海灯祭のエピローグで明らかになっている。
しかし、民衆に神託を降すために公式の場に姿を現す時は「半分麒麟、半分龍の姿」を見せている。そのため、現段階において「七神」の中で唯一人型以外の姿が確認されている存在でもある。
ただし、これが魔神モラクスとしての真の姿であるかについては確証はない。
「仙祖」として他の仙人と同じく「外見を自在に操れる」能力を持っているはずで、メインストーリー内でも「岩王帝君の化身は数多く存在する」と自分で認めている。そのため、この龍と麒麟が混ざり合った姿も化身の一つに過ぎない可能性がある。
性格
性格は正に「岩の如く」、常に冷静沈着で、敵や契約を破る者に対しては無慈悲。また、契約を重んじる故に公正で無情。留雲借風真君には「最も公正なる岩王帝君」と呼ばれており、ウェンティには「頑固頭」と呼ばれている。
しかし、
「岩には心があり、大地と神々もまたしかり」(伝説任務『匪石』より)
という言葉のように、たとえ「岩の神」でも心を持たない完全な冷血漢というわけではない。凄惨な仕打ちに苦しむ者に救いの手を差し伸べたり、散った旧友に思いを馳せる一面もある。
若陀龍王曰く「義を選ぶが、仁も捨てない」性格。
実力
- 魔神随一の戦績の持ち主
- 上記の「武神」項目でも記されているように、現在の登場人物、特に魔神の中でも随一の戦績を残している。
- 多種多様な武器に精通
- 「鍾離」として実装された際のキャラクターモチーフ武器が「破天の槍」であるため、槍使いと勘違いされがちだが、実は他に「斬山の刃」や「無工の剣」など、俗に「シールド武器シリーズ」と呼ばれる多種多様の武器を扱うことができる。
- いずれの威力も並外れており、「破天の槍」は魔神オセルを鎮め、「斬山の刃」は文字通り山を斬り、「無工の剣」は若陀龍王封印に使われている。
- 地形を永久的に変える力
- 若陀龍王との戦いで見せた桁外れの怪力。
- 山岳を揺るがす巨龍である若陀龍王を、なんと力づくで層岩巨淵の地下から「引き摺り出し」、その時に出来た巨大な痕跡が現在の地図に記されている「伏鰲谷」となった。(瑾武の紹介より)
- 人型ではなく龍型となって戦った可能性も有るが、いずれにせよ、龍王の巨体を地下から引き摺り出すような怪力を見せたことがあるのは、これが現状唯一の例である。
- 山岳を揺るがす巨龍である若陀龍王を、なんと力づくで層岩巨淵の地下から「引き摺り出し」、その時に出来た巨大な痕跡が現在の地図に記されている「伏鰲谷」となった。(瑾武の紹介より)
- 龍王と岩神は激戦を繰り広げながら北上し、両者は南の層岩巨淵から北の南天門に続く破壊の道を残した。特に途中の天穹の谷での戦いは凄まじく、当時繁栄を極めた天穹の谷はこの戦いで荒野と化してしまっている。(天穹の谷の石碑より)
メインストーリーにおいて(魔神任務・第一章)
長きに渡りその権能と神託で璃月を守り続けていたが、神の時代を廃し人の時代を目指す人間が現れ始めた事から「そろそろ神の座を降りてもいいかもしれない、だが自分が仕事をやめて人々はやっていけるのか?」と考える。
また道すがらに聞いた「君は君の責務を果たした、ゆっくり休むと良い」という商人の言葉より「自分は本当に役目を果たしたのだろうか?」という疑念を抱く。
それらの疑念に対する答えを確かめる……人間や仙人が神に頼らず自身の力でのみ生きていけるかを試し、「神と共にある国」が次の時代に入れるかどうか見定めるために、彼は「迎仙儀式」において自らの死を偽装し一芝居打った。
それが璃月編における騒動の始まり。ある意味彼こそが璃月編の騒動の元凶とも言える。
死を偽装したその場に偶然居合わせ、身の潔白を証明しようとする旅人達と、この騒ぎを利用しようと動くタルタリヤ、民衆に必要以上の不安が伝播する事を防ぎたい璃月七星の思惑が一致した結果、時間稼ぎとして仙人の葬儀にあたる「送仙儀式」を行う事になり、その過程で人間の姿、往生堂の客卿・鍾離として、儀式の準備を自ら指揮していく。
やがて準備が進んでいくうちに仙人達と璃月七星の衝突、タルタリヤ率いるファデュイの襲撃、かつて封じられた渦の魔神オセルの解放、魔神から璃月港を守るための戦いなどを経て、それぞれの勢力が少なくない損害を出しながらも「岩王帝君亡き世」の新たなあり方を模索していく事になるのだが、その中で彼本人だけが「"岩王帝君"の死によって契約を終わらせる」「己の力無しで璃月が危機を乗り越えるのを見届ける(そしてそれが不可能な時は神の権能で助けに入る)」「神の座を退位し凡人として市井に下る」という自らの目的全てを、想定の範囲内でしか自らの懐を痛める事無く見事に完遂したのである。
騒動が終わりを迎え「送仙儀式」が成った時、彼は全てが終わった後に岩神の象徴である「神の心」を明け渡す代わりに「すべての契約を終わらせる」契約をファデュイの執行官"淑女"シニョーラと(厳密には彼女を通して氷神と)内密に結んでいたことを旅人とタルタリヤの前で明かした。つまりタルタリヤは本人には知らされぬまま初めから今回の騒動の悪役として呼ばれ、無自覚のまま氷神と岩神の手の上で踊らされていた事になり、本人はいつもの態度こそ崩さないもののこの事実に相当に憤慨していた。
もっともタルタリヤが渦の魔神オセルを嗾けることまでは予想していなかったようだが…。
また、この際の契約内容の詳細は不明で、全容については旅人自身が確認する事を勧められている。
伝説任務・古聞の章(キャラクエスト)
実質的な璃月編のエピローグ。第一幕では塩の魔神ヘウリアとの、第二幕では若陀龍王との過去を関連する人物と関わりながら、旅人の協力で精算している。
この途上で彼が世界の真理の一端を知っている事と、しかし「全てが始まる前の契約」のためにこれを他者に語る事が許されない事情が明らかになる。旅人が全てを知るためには世界を巡るほか無い事が改めて浮き彫りになるエピソードである。
余談
- 魔神任務第一章終了後は表向きには死亡扱いになっているものの、主人公とタルタリヤ、及び璃月七星と仙人達には騒動の後に真実が伝えられている。なお、本人から直接真実を知らされた主人公とタルタリヤ以外には仙術で夢枕に立って伝えるという方法で話している。
- 普段からモラを持ち歩いてなかったのは彼こそがモラを生み出した張本人であり、そもそもモラを持ち歩くという概念が彼の中になかったため。一応、「鍾離」になることを選んだからにはと凡人のルールに従い未来の新生活を予習していたらしいが、果たして本当に予習できているのかは少々怪しい。
- 神の座を降りたことで世界唯一の造幣局「黄金屋」の機能もストップしてしまったため、当面の間モラの製造ができなくなっている。現在流通しているモラが無くなるわけではないので今のところ大きな混乱はないが、彼はこの問題の解決を璃月七星に丸投げしている。
- なお、ネット上では「モラを作るには『神の心』が必要」という説があるが、これは鍾離の「モラを作るには『岩神』の力が必要」という台詞にある「岩神の力」を「神の心」と間違えたために生じたデマである。
- ちなみに、ここでいう「モラを作るには『岩神』の力が必要」とは、自分という「岩神」は「天に昇った」ことになっているため、「岩神の力」を使えば「実は天に昇ってなどいない」ことが一般人にばれてしまうという意味で、決して「岩神の力」が失われているわけではない。
- モラの製造については、既に少し前の別の台詞で「岩王帝君、モラクスとして、モラを作るのは簡単だ」と言っており、モラの製造は「神の心」の有無と無関係で、完全にモラクス自身の魔神としての権能によるものであると明確に証言している。
- なお、ネット上では「モラを作るには『神の心』が必要」という説があるが、これは鍾離の「モラを作るには『岩神』の力が必要」という台詞にある「岩神の力」を「神の心」と間違えたために生じたデマである。
- 「送仙儀式」のために用意した三種類の香膏のうち、「大人の女性にウケがいい」香膏にのみ岩神の神像は反応を示したため、「まさか…『岩王帝君』って本当はお姉さん?」と怪しんだパイモンに対し、鍾離は「ハハハッ…そうかもしれないな。「岩王帝君」の化身は数多く存在する、その中のひとつかもしれない」と半ば冗談ぎみた回答をしている。
- ところが、後に鍾離が岩王帝君本人であることが判明してしまい、本人も予期せぬ展開が回ってきてしまうこととなった。
- 某吟遊詩人こと風神バルバトスは、モラクスが七神の中で最年長であるからか彼のことを「じいさん」呼ばわりしている。一方のモラクスの方は彼のことを「風流の分からない呑兵衛詩人」と呼んでいる。
- また、あちらはモンドに大事が起こらない限りほとんど無干渉であるのに対し、こちらは引退する前は、年に一度は璃月の「迎仙儀式」で姿を現しては新たな一年の治国方針を与えるなど、非常に真面目に国を治めていた。性格のみならず、執政者としての在り方からも、両者の顕著な違いが見て取れる。
- 魔神戦争時のまだ七神にもなっていなかった頃、水産物の魔物の壊滅に苦戦を強いられたため、今もうごめく海産物には苦手意識がある。
- 他の七神の情報から、七神は「神の心」を失っても元素力は変わらず使えるということが明らかになり、彼の「神の目」も偽物ではないかという疑惑が立っていたが、ver2.4で実装された魔神任務・間章に登場する、神の目が反応する特殊な鉱石に彼の神の目が反応しなかった事で偽物であることが確定した。おそらく風神と同じく、権能で岩元素を扱っても怪しまれないようにするために持っているのだろう。
- なお、Ver.1.5『塵歌を纏いし扉』の予告PVでは、本来なら神の目を装備している位置に“元素マーク”が顕現するはずなのにも関わらず、手中に“元素マーク”が現れていたことで、一定数の旅人から疑問符を得た。
- 彼が手に持つキューブ状の物質「浮世の錠」は、かつての友であった塵の魔神・帰終から贈られた立体パズルであり、帰終は自身の英知を込めたこの石錠を挑戦状として贈ったが、モラクスは帰終との盟約の証として、また彼女との思い出としてあえて解かずにいる。