第16話のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
概要
仮面ライダーギーツで開催されるゲーム、デザイアグランプリを観戦する者達の総称。
謀略編ラストにて、デザイアグランプリは『世界を救うゲーム』等ではなく、『リアリティライダーショー』である事が判明。
同時にデザイア神殿に瞳型のカメラが無数に出現。
観客であるオーディエンス達は、理想の世界をかけて死闘を繰り広げるプレイヤー達の姿を、手に汗握りながら観戦していた。
更に乖離編のデザイアグランプリでは、オーディエンス達の支持率でデザ神の座が決まる為、プレイヤーにはただミッションクリアを目指すだけでなく、オーディエンスを魅了する活躍が要求された。
オーディエンスの中には、特定のプレイヤーを支援するサポーターが存在する。
オーディエンスは街中で見初めた相手をプレイヤーに推薦し、そのプレイヤーのサポーターに就任できる権限を持っている。
ベロバの例を踏まえるに、対象がプレイヤーとして活躍を重ねてからサポーターに就くことも可能な様子。
シークレットミッションを設定していたのもオーディエンスであり、サポーターは応援するプレイヤー向けのシークレットミッションを設定してクリアさせることで報酬のレイズバックルを支給させる間接的な支援が可能(分かりやすく言うと、YoutubeでVtuber等のメンバーシップに加入して高額スパチャを投げるようなもの)。シークレットミッションを設定できるのがサポーターのみであるかは不明。
オーディエンス一覧
サポーター
特定のプレイヤーを支援する事が許可されているオーディエンス。
本編での行動から、支援対象がクリアする可能性の高いシークレットミッションを設定する、ゲームを盛り上げる仕掛人のように行動できる。
更に仮面ライダーへの変身デバイス・レーザーレイズライザーを保有する等オーディエンスの中でも特別なポジション。
ギーツのサポーターを務める、青いメッシュの入った黒髪の青年。
乖離編から本格的に物語に介入し、仮面ライダージーンに変身する。
英寿の活躍を心から楽しむ一方で、彼の秘密にも興味を抱いている。
本人いわく、オーディエンスは「次元を旅する観光客」との事だが……
タイクーンのサポーターを務めるオーディエンス。
普段は蛙の姿をしている。
タイクーン=景和に対して他プレイヤーとの戦力差が大きくならないよう支援する等、彼がデザ神になることを望んでいる。
ジャマトのスポンサー兼バッファのサポーターを務めるオーディエンス。
ジャマトのスポンサーという立場故か、当初は観戦ルームへの入室許可はなかったようだが、後にさる事情で吾妻道長に興味を抱き、彼の支援者として活動する様になる。
ジーンやニラムの反応から、オーディエンスの中でも浮いた存在or問題児と言えるが、スポンサー特権や「誰を支援しても良い」ルールから行動が黙認されている。
ナーゴのサポーターを務めるオーディエンス。
ロングコートを着用し、重ための前髪を持つミステリアスなイケメン男性。袮音に対して特別な感情を抱いているような言動が目立つが果たして…。
運営幹部
劇中ではニラムが英寿を個人的に(ルール違反にならない範囲で)支援しており、デザグラを楽しむ意味では彼も観客の一人。
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運営を支援するスポンサー達も当然観戦の権利を有する。
番外編
- テレビの前の視聴者
特撮番組「仮面ライダーギーツ」を見ている視聴者。この記事を読んでいる貴方の事である。
余談
- DGP運営の名前の由来が「目の動き」なのに対して、オーディエンスの名前の由来は「感情の動き」という説がある。ジーンの台詞からして、恐らくこの説は正しい。
- 明らかになった第16話のルールでは、スポンサーとオーディエンスを分けて説明しており、スポンサーでないオーディエンス達の詳細は現時点では不明。
- 更にルールの項目にあるように、そもそもデザグラは第三者への情報公開を禁じており、ネット配信等一般的な方法での視聴も不可能な事も判明している。
- 仮面ライダー達への接触はどこまで可能なのか、オーディエンスとなる条件等、詳細なルールについてはまだ公開されていない。
- 邂逅編では実現しなかったが、「人類が滅亡した世界」の願いが容認されており、「次元を超越した」「この世界」等の台詞が本作には出ている為、別次元の人間も観戦している可能性もある。
関連タグ
- 第四の壁:ギーツの決め台詞はこのオーディエンスを意識したものであり、ある意味メタ発言。五十鈴大智も言及された。
- DJサガラ:仮面ライダーシリーズでも特に有名な次元を越えた傍観者。タチの悪さでも有名だが、助言・協力する事もあった。
第23話のネタバレが含まれます。
ベロバによるデザイアグランプリ介入によるトラブルの最中、彼女の言葉やこれまでの情報から英寿はオーディエンスの正体に気付く。
それは遥か未来の時間軸から現代に干渉する、未来人であった。
現代人が歴史を題材にしたサブカルチャーを娯楽として楽しむ様に、彼らは過去の時代に干渉して、その戦いを3.5次元の娯楽として観戦していたのであった。
過去に干渉可能なレベルの未来人なので、ヴィジョンドライバーのようなオーバーテクノロジーを保有しているのも当然であった。
ジーンによれば、彼らの生きている時間軸は全てのことが自分たちでデザイン出来るらしく、欲しいものはもとより自分の姿や寿命など簡単に設定してしまえるため、満たされ過ぎて逆につまらない世界になってしまっている様子。
当然、そんな世界では祭りなどの恒例行事は既に存在せず(作中でジャマトグランプリのお題として実行された通り、やろうと思えば、疑似的に再現・体感する事などは可能)、その歴史だけが残っているらしい(現にケケラは祭りの屋台を興味深そうに見ていた)
そんな実体のない不安定な存在のためなのか「(自分たちのように)デザインされた作り物」に対しての嫌悪感が凄まじく、とある人物の秘密が暴露された際はまるで親の仇であるかのように怒りや嘲りの感情を織り混ぜた罵声を浴びせる者もいた。
真相判明後の余談
- 劇中では現実のサブカルチャーで自分達を例えていたが、現実では彼らの様な実際に干渉等の芸当までは出来ないので、当然ながら道徳を外れた行為となってしまっている為、オーディエンス全体を「悪趣味」と評する人が増えた。
- 一方で、ベロバは「既に終わってる大昔の世界」と発言し、飽きたらまた作り直せばいいと考えている。
- しかしジーンはあくまで傍観者である事を徹底するような発言をしており、いかにベロバがオーディエンスの中でも過激な思想の持ち主であるのかが窺える。
真の関連タグ
暇をもて余した神々の遊び:要するに彼らにとってのデザグラはこういう事である。
盾の勇者の成り上がり:本編における黒幕の勢力が「神」であり、娯楽の為に様々な世界にゲームの様に干渉している。ただし経験値欲しさに世界を滅ぼしており、悪辣・悪趣味の度合いはオーディエンス達の比ではない。