※この記事にはFate/GrandOrderにおける妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェのネタバレが含まれます。
概説
ネットスラングの一つ。
オーロラのあまりにも頭カラッポゆえの傍迷惑な本質を知ったFGOプレイヤーによって考案され、考え無しのバカに対する罵倒に使われるようになった蔑称。
基本的に100%の侮蔑として用いられる。
由来
詳しい事は元ネタの記事に書かれている為一部を省くが、『舞台となった妖精國の住民がどうしようもない存在だと嫌と言うほどプレイヤーにわからせてくる』と書けば何となく分かるだろう。
以下簡単に纏めた内容。
- 何も考えてない
彼女の本質。
彼女に運命を狂わされた者は少なくないが、当の本人は自分の行いによる影響等全く考えていない。
- おねだり上手の他人任せ
彼女の目的を叶えるために動くのは他の誰か。己の外聞の良さや他者からの好意だけは自認できるため、それを利用して自分の願いを自然と成就させるように運んでしまう。つまり自分の手は汚さない。
- 他人からの称賛しか必要としない
要するにチヤホヤされるなら何でもいい。
どんなに彼女に尽くす者でも(本質がバレた等の理由で)称賛しない存在は捨てる。
- 都合よく忘れる
どれほどの悪事であろうと、都合の悪いことは消しゴムを掛けたように忘却する。記憶どころか、体感からさえ完全に忘れ去ってしまう。後のことはすべて都合よく脳内補完してしまうため、殊更にタチが悪い。
- 価値観の乖離
前提条件にして病巣。
忘れがちではあるが、妖精國の国民は妖精である。
その事実をうっかり見失いかける程に、マスターたちが接する妖精たちは残酷であれど、妖精らしからぬ人間性を秘めた者たちが多かった。
しかし元来の妖精は「人間とは根本的に価値観を逸した別次元の存在」なのが型月世界の原則。オーロラは氏族長の中でも群を抜いて長命なので、古い妖精の在り方を色濃く残しており、つまるところ善悪の判断基準が元から狂っている。
ユーザーの反応
そして本編で判明した数々の所業は、これまで様々な登場人物の問題行動を見てきたユーザーですら開いた口が塞がらないレベルで、ネット上でキアラと同類扱いするのはキアラに失礼とまで言われる程。
事実彼女も「突き抜けた自己中」と表せる似たような人物像だが、そこへ至るまでに並々ならぬ努力と計画を練っており、その隙間で趣味に耽るだけである。(FGOで例えるならアーツシステムの隙間に不要なオーダーチェンジでアンデルセンを場に引っ張り出し、宝具を無駄撃ちして悦に浸るようなもの。しかし相手を完全に詰ませられる一手(嫁ネロやアンデルセンのスキル等)も持ち合わせていたのにそうやって遊んでしまった、或いは万全に使わなかったせいで三発目にほんの少しNPが足りず反撃を許し、最後に逆転を喰らうのが彼女である)
他にも無軌道で悪辣な蘆屋道満が比較対象になったりもするが、道満は途中でオリチャー発動して自滅するだけで(それもそれで問題だが)計画自体は(ライブ感で動く癖さえなければ)阻止する隙が一切ないハイレベルな代物である。(これもFGOで例えると、コヤンスカヤシステムの最中、最後の三連射目にわざわざ不要なオダチェンを使って道満を呼び出し、凸カレ宝具で即死させたらかっこいいぞ!と撃ったものの、即死が出なかった上無バフのためダメージが足らず返り討ちに合うようなもの。まさに蘆屋)
何より両者とも、悪事を働いている自覚も罪を重ねている認識もある。それに呵責がないからこそ、双方ともタチが悪いのだが……
しかし前述通り、オーロラは妖精という種であり人間的な倫理観など持たないため、罪の概念そのものが理解できない。それ故に自分が犯人という自覚すらないため、自分で「殺せ」と遠回しに命じつつ「殺した奴はひどい奴だ」と本心で泣ける。
この一点につき、オーロラは先の2人と比してより悪質と断じられている。
余談
当初は単なるネットスラングだったのだが、2022年のバレンタインイベント、マナナン・スーベニア・バレンタインに合わせてキャストリアがとある人物に対して、(考え無しという意味を込めて)「頭オーロラなの?」と呆れながら発言している。まさかの公式化である。
関連タグ
はじまりのろくにん:オーロラを含めた妖精國住民の先祖にして説明不要の大戦犯。更に性格自体も類似している始末、というかただしくこいつらの後継たる存在と言えるのはオーロラのみであり、他の氏族の長達は多少なりとも他に目を向けられる程度には進歩していた。
コロンブスの卵(エネミー):途中まで計画を練っておきながら、肝心なところでオリチャー発動のしわ寄せ(具体的には被験者の改造後の見た目を考えていなかった事で雑念=バグが混ざった)で誕生した、頭オーロラなナマモノ。
豊臣秀吉(Fate):イベント「ぐだぐだ新邪馬台国」で描写された老年期では、ほぼ同レベルの存在になってしまっていた事が語られており、元上司からも恨みを買いすぎだと呆れられたほどである。
ただし本質的には逆であり、頭の回転と物事の決定が早すぎ、かつその決定に基づく行動がそれまでの過程を一切無視したものな為、周囲がそれについていけない状態だったと云う代物。具体的には「さっきはああ言っちゃったから今度機会があれば処すか」ではなく「さっきはああ言ったけどやっぱ殺そう」、どちらかと言えばこちらの方が近いかもしれない。(「ついさっきまで大切にしろと言った人物を数秒後やっぱ殺せと命ずる」等、これはその者が自分の子より影響力を持っていたため、自身の死後、地位を簒奪されかねないと超高速で思い直しただけ。そもそもこうやって理屈付けられる時点で頭オーロラというには無礼)
虚言癖:自分に都合のいいように記憶を改竄し、嘘を重ねていく性質、及び精神疾患の事。オーロラと虚言癖で違うのは、オーロラは自身の都合の悪い事は完全に忘却するが、後から都合のいい状況になってしまっても完全に忘れているため思い出さない。しかし虚言癖の者は自身に都合のいい状況になると忘れたと言い張っているだけなのですんなり思い出す(例えば「置いてあった花瓶を割ってしまった」時、それを速やかに他人に擦り付けるところまでは同じだが「実は穴が空いていたから捨てようと思っていた。捨ててくれたならお駄賃をやろう」と言われたとき、擦り付けた対象を褒めるのがオーロラで、やっぱり自分が割って捨てたと言い出すのが虚言癖である)
最後に
これはあくまでもネットスラングの一種であることを理解するように。
また、型月とは関係ないところや、明らかに場違いなところ、及び特定のFGOユーザーやFGO、型月作品のキャラクター、及び型月とは無関係な人物やキャラクターに対しての侮辱としての使用はやめましょう。
そして、安直に悪役とその演者とを混合して、尊厳を傷付けるなどのネタ・冗談の範囲を逸脱する様な過激な誹謗中傷行為、演者自身が不快になるような悪意あるネタ行為。及び脚本家や絵師などの関係者への誹謗中傷行為、過激なネタ行為は、絶対にやめましょう。
また、このスラングは、特定の人物やFGO、しいては型月の関係者、型月関係のキャラクターを批判、誹謗中傷行為の免罪符や理由には、絶対になりません。
また、このタグを使用したpixiv内でのキャラヘイト、ヘイト創作も、絶対にやめましょう。
行き過ぎたネタ行為は、犯罪にも繋がります。
ネットでは、何もかも赦される訳では無いということを、しっかりと理解するように。