CV:荘司美代子
概要
サナリィの技術者。44歳。
バイオコンピュータの開発責任者で、あやとりの配線は彼女が作ったもの。かなりの仕事人間で家には長らく帰っておらず、子供たちは夫のレズリーに任せきりにしていた(レズリー自身も彼女を理解してそうしていた)。
クロスボーン・バンガード襲撃時には一人フロンティアIに残って子供たちを探していたところ、F91が戦闘に参加しているところを目撃。息子が乗っていたことに衝撃を受け、F91の整備協力を一時は拒否してしまったこともある。しかし、シーブック達の説得を受け状況を受け入れて協力するようになり、最終決戦後にカロッゾによって宇宙空間に投げ出されたセシリーを探そうとしていた息子には技術者として協力しながら、母親として助言を与えて導いている。その後の消息は語られていない。
レズリーが夫としても父親としても申し分ないレベルの人格者だったという幸運もあったとはいえ他の主人公ニュータイプ達の母親が揃いも揃ってダメ人間ばかりの中にあって、仕事にかまけて家庭を顧みなかったことに自分で気づいて謝っていたり、最後は母親としての役割を果たした、富野ガンダムには珍しくまともな感覚を持っていた人物。
関連項目
テム・レイ…シリーズ初代の作品の主人公の父親だが、仕事一辺倒だがその背景には息子のような若者を戦場に立たせたくないという彼なりの愛情や信念をもとに動いているという点ではモニカと同じ。ただしこちらは残念ながら伴侶に恵まれなかった。
プロスペラ…後年の作品の主人公の「母親」。こちらも子供が自分が開発したMSに乗っているが、モニカとは異なりプロスペラが望んでスレッタを載せており、更に子供を従順にさせ復讐の道具として扱い、結果更なる惨事を引き起こした。さらに、スレッタを復讐とは別の個人的な目的にも散々利用した挙げ句、用済みとなるとガンダムから排出させて放り出してしまい、ガンダムを持ち去る(一応フォローはしているが)、そもそもスレッタが純然たる「実子」ではないことを隠して目的のために利用するなど、ガンダム史上類を見ないレベルで唾棄すべき母親。なお、主人公の一応「母親」であると同時にシリーズ恒例の仮面枠であるという珍しい存在。