概要
1997年に開場し、藤井寺球場の後継球場として大阪近鉄バファローズの本拠地となる。
2005年にオリックス・ブルーウェーブとの合併でオリックス・バファローズが誕生。
大阪ドームを本拠地として、グリーンスタジアム神戸(正式名称神戸総合運動公園野球場、現ほっともっとフィールド神戸)が準本拠地とされた。
当初は大阪市が所有していたが経営が上手くいかず、その後オリックスグループに売却された。
2006年以降京セラが命名権（ネーミングライツ）を取得。球場の愛称が京セラドーム大阪になる。
本拠地として近鉄とオリックスだけでなく、阪神タイガースが開幕直後や夏にある高校野球の大会時期を中心に8〜9試合、読売ジャイアンツも夏場を中心に1カード1〜2試合、2014年以降はを本拠地としていた福岡ソフトバンクホークス（元:南海ホークス）も夏場に1試合の主催ゲームを行なっている。
プロ野球以外では夏の高校野球大阪大会の開会式と第一試合、1月の社会人野球日本選手権の全試合が行われている。
完全二層式の大規模なスタンドを持ち、外野スタンド下にはテラスシートのレストランがある。
ただし円形球場の宿命として死角が多いとされ、スタンドのひさしにホームランがはねかえってグラウンドに戻ってくることも多い。
コンサート会場としても有名である。
最寄駅
それぞれ徒歩すぐ〜10分程の距離である。
前述の通り、かつては大阪近鉄バファローズの本拠地だったが、本球場は何と近鉄の沿線には最寄駅がない。ドームの運営会社も近鉄とは無関係であり、試合に際して多額の球場使用料を払うだけで、親会社の近鉄には殆ど利益が還元されなかった。これに加えて、選手の年俸の高騰や観客動員数の伸び悩みも重なり、近鉄球団は赤字額が増大する一方となり、2004年のオリックスとの合併に繋がる一因となった。2009年の阪神なんば線とドーム前駅の開業によって、（他社路線との相互直通運転という形ではあるが）近鉄の電車が本球場の最寄駅に乗り入れてくるようになった。
施設データ
- 所在地: 大阪市西区千代崎三丁目中2-1
- 構造: 地下1階(駐車場)、地上9階
- 高さ: 83m
- 建築面積: 33,800㎡
- 延床面積: 156,409㎡
- 天上高: 36 - 72m (現在は60mに固定)
- アリーナ面積: 13,200㎡
- コンコース一周: 約600m
- 収容人数
- 最大: 55,000人 (アリーナ面を含む)
- 野球開催時: 36,146人
- フィールド: 野球用人工芝(ミズノ製 MS Craft Baseball Turf)、両翼100m、中堅112m、左右中間116m
- 電光掲示板: 広告専用のものを除き4基
- メインビジョン: 縦8.7m×横34.0m (Panasonic・アストロビジョン)
- サブスコアボード: 縦2.6m×横14.9m (バックネット後方内野9階)
- サイドビジョン(2基): 映像部縦4.0m×横14.4m+文字縦0.9m×横20m (一塁側、三塁側それぞれの内野7、8階)
