概要
2022年3月3日にプラチナゲームズが開発し、スクウェア・エニックスが販売したオンライン専用アクションゲーム。
PlayStation4、PlayStation5、及びWindowsに対応。
プラチナゲームズとスクウェア・エニックスは以前、NieR:Automataを開発、販売した実績があるためその技術力を存分に発揮した良作になる。筈だったのだが…どうしてこうなった。
問題点
実はこのバビロンズフォール、ゲームシステムやシナリオに多くの問題を抱えており、オンラインゲームとしての構成も軽く失格しているレベルの欠陥品・問題作。
- 欠陥のリスト
- ユーザーインターフェース
- スマートフォンや小型のノートパソコンやモニターなど、画面の小さい機器だとほぼ判読不可能。
- ゲーム序盤から専門用語全方位乱射状態。
- 例を挙げると、「現実態(エネルゲイア)」「幽輪現象(イクシオンフェムメノン)」等々。説明不足も相まってプレイヤーは困惑必至であろう。
- オンライン専用ゲームにも関わらず、チャット機能が搭載されていない。
- 音声はおろか文章のやりとりも不可能であり、プレイヤー間の意思疎通が非常に困難。協力プレイが求められる本作では致命的な欠陥といえる。エモート機能は存在するが、他のプレイヤーにメッセージを的確に伝えられるほど充実したものではない。
- ゲームシステム
- 発売当初はバグが多かったが、パッチ対応で修正された。今日のオンラインで配信されるソフトウェアでは、バグが残ったまま配信される事案は珍しいことではない。
- 単純にDPSが高い(1秒あたりのダメージが多く入れられる)上、チャージショットが非常に強力。特に、店で生産できる「クアグマイア」という弓が全武器最強(完全にバランスブレイカー。当然、上位ランカーは全員弓持ち)。
- ステージ上のギミックを無視する「ゴリ押し」プレイをしてもデメリットが小さすぎ、もはやギミック解除の恩恵が希薄。
- 本作のイントロダクションで流れるムービー・グラフィックは時代相応に緻密な造りだが、パッチによるアップデートで追加されたムービーは紙芝居さながらの動きの無さで臨場感、躍動感どころかキャラクターの役割さえ伝わってこない。からすまAチャンネルから「ボラギノールのCM」「ボラギノってまして」と揶揄されるこの始末☆。更に、キャラクターボイスまで消滅している紙芝居ムービーがあり、多くのプレイヤーを失笑させた。
実はスクウェア・エニックスはこれと同じ時期に、NintendoSwitch用ソフトのチョコボGPを販売しているのだが、こちらも欠陥を抱えたゲームソフト。
関連タグ
バランワンダーワールド…一年前にスクウェア・エニックスが開発、販売した一作。