概要
全シリーズ共通の特徴として、マリオシリーズでは定番のアクションであるジャンプが使えず、掃除機型の武器オバキュームでオバケ達を退治するという内容となっている。
シリーズ一覧
2001年9月14日、ゲームキューブと同時発売。
2018年11月8日に3DSでリメイクされて登場。
2013年3月20日、初代から11年ぶりの続編として、ニンテンドー3DS専用ソフトとして発売。
2024年にNintendoSwitchでルイージマンション2 HDとしてリメイクされる予定。
ルイージマンション アーケード
2015年6月末にアーケードで稼働。
カプコンが開発・販売を担当。ジャンルはガンシューテングゲームだが、ライトでオバケに当ててオバキュームで吸い込むというこれまでのガンシューでは味わえないような新感覚のゲームである。
ストーリーはルイージマンション2と同じ。
NintendoSwitchで登場するルイマン最新作。今回はオバキュームのデザインが歴代の機体とは若干異なる。
おおまかなストーリー
ある日、ルイージは懸賞として大きな屋敷がプレゼントされるという手紙をもらう。マリオに電話して来るように伝えた後にウキウキ気分で屋敷を訪れたルイージだが、そこにあったのは怪しげな大地にそびえる薄気味悪い屋敷で、先にやって来たはずのマリオも見当たらない。
屋敷の中に入ったルイージは早速オバケに襲われるも、掃除機を背負った謎のオッサン、オヤ・マー博士に助けられる。事情を聞いた博士に渡されたオバキュームを背に、マリオを探し出すべくオバケの巣食う屋敷を探索することになった。
家でグースカ寝ていたルイージは、突如として点いたテレビに映し出されたオヤ・マー博士に急かされ、強引に博士のベースラボに転送される。
聞く話によるとオバ渓谷には「ダークムーン」なるものが夜空に輝いており、これのおかげでオバケ達は平和に暮らしていたらしいのだが、突如として何故か絵から抜け出したキングテレサが登場、ダークムーンをバラバラにしてしまった。その影響でオバ渓谷には怪しげな霧が立ち込めオバケ達は凶暴化、博士はベースラボに逃げ込んだというのである。
この問題が解決するまで家に帰してもらえないルイージは、果たしてダークムーンのカケラをすべて集めてオバ渓谷を元に戻せるのか?ルイージの冒険が再び始まる。
ある日、ルイージはホテル「ラストリゾート」のオーナーを名乗る人物から一通の招待状をもらう。この時点で疑うべきだったのだろうが、そんなことお構いなしのルイージはマリオ、ピーチ姫、キノピオといったおなじみのメンツ(ついでにオバ犬)を連れてラストリゾートを訪れる。
ラストリゾートのオーナーは粉臭ぇ紫色のオバハン、パウダネス・コナーだった。彼女に連れられて入った部屋でルイージは本を広げた途端に眠りに落ちたのだが、ピーチ姫の悲鳴で起きるとラストリゾートは怪しさ満点の雰囲気に様変わりしており、パウダネス・コナーがキングテレサのガチ恋勢だったことが判明する。
キングテレサに追われてダストシュートに逃げ込んだルイージはオバ犬に連れられてオバキュームを手にし、とりあえず救出したオヤ・マー博士の援助もあって、仲間の救出のため三度冒険をすることになった。
登場人物
ルイージ
キャンベルから永遠の二番手、兄に勝る弟などいないなどとボロクソ言われていたマリオの弟だが、当シリーズでは主人公。怖がりだが、オバキュームを背負いオバケに立ち向かっていく(ルイージは高いジャンプ力を持っているはずなのだが当シリーズではどういう訳かジャンプができなくなる)。
オヤ・マー博士
ヨッシー、ととたけと声が同じ(戸高一生氏)天才科学者のオッサン。オバキュームなどルイージマンションに欠かせない機械は全部この人が作っている。日を重ねるごとにウザさが増している。
マリオ
みんな大好きマリオシリーズの主人公にして任天堂の御曹司。しかし当シリーズではキングテレサによって額縁に閉じ込められる被害者担当。
ピーチ姫
いつもクッパに攫われているお姫様。ルイージマンションではキノピオの口から名前だけ登場し、ルイージマンション3ではルイージに連れられる形で堂々と登場、マリオやキノピオ達と仲良くキングテレサに捕まった。
キノピオ
ルイージマンションでは屋敷に突っ立っているだけだったが、ルイージマンション2からは額縁に閉じ込められる役と一時のルイージ手助け役の二役を担っている。
オバケ
当シリーズではザコ敵ポジションに当たる存在。様々な種類がおり、種類ごとに特徴や攻撃方法が異なる。操られているだけなのに無慈悲にも掃除機に収納されるんだからある意味一番の被害者とも言える。
オバ犬
犬種は不明だが犬のオバケ。ルイージマンション2ではカギ等を奪ってどこかに逃走するため「敵なのか?」と思いきや、金の骨を持っているとゲームオーバーになったルイージを助けてくれるという立ち位置がよくわからないオバケ。ルイージマンション3では立派なサポートキャラ。体が大きい「オーバー犬」という派生種がいる。
ボスオバケ
普通のオバケとは異なる個性的な見た目をしたオバケ群。ルイージマンションとルイージマンション3ではヒトガタのボスオバケが登場したが、ルイージマンション2のボスオバケはザ・オバケという容姿だった(オバケ三姉妹はどっちに入るのだろうか…)。
テレサ
マリオシリーズではおなじみの白い団子のようなオバケ。派生種が多く存在する。その照れる姿と見た目の可愛さから人気を博しているキャラ。当シリーズでは家具等に隠れておりルイージに見つかると攻撃を仕掛けてくる(何故か照れない)。
キングテレサ
その名の通りテレサ達の王様。当シリーズの真の黒幕。赤いダイヤ(なお価値はコイン一枚分)を乗せた王冠を被っていて、暗い目元に輝く怪しげな目と青い舌が特徴(当シリーズ以外ではテレサを一回り大きくしたような容姿に変わる)。クッパ軍団の一員で地位はかなり高い。
ついでにコイツ
ホテル『ラストリゾート』のオーナー。上述の通りキングテレサの大ファンで、キングテレサのグッズ集めはまだいいとして自身とキングテレサがデートをしている絵をペントハウスに飾るというかなり痛いレベルのガチ勢。キングテレサに組みしたのもこのため…なのだが当のキングテレサ様からは使い物にならない邪魔者扱いされている。
登場するオヤ・マー博士の発明品
オバキューム
当シリーズにおいては欠かせない一品。お金を回収したりオバケを捕まえることができる掃除機。ストロボ機能やキューバンショットなどの新機能が追加され、日を重ねるにつれどんどんパワーアップしている。
ダークライト
虹色に輝く光を発する。のろい玉によって隠された家具や絵に入っている物体を具現化することができる。ルイージマンション2では一定時間以上使うとショートしてしまっていたがルイージマンション3になって際限なく使用できるようになった。
オバケ絵になるマシーン
オバキュームで捕まえたオバケを絵にする機械。ただしキングテレサには逃げられているため失敗作の部類に入りそうである(実際にルイージマンション2からは使われていない)。
ゲームボーイホラー
ルイージマンションにおける通信機。元ネタは「ゲームボーイカラー」。
ドコデモシャベレ〜ル(DS)
ルイージマンション2における通信機。元ネタは略称のまんま「ニンテンドーDS」。
バーチャルブー(VB)
ルイージマンション3における通信機。元ネタはあの「バーチャルボーイ」。博士が「発売したら大ヒット間違いなし!」とか言っていたが、元ネタの方はというと…。
ゴシゴシビートブラシ(GB)
怪しいエネルギーが付着したダークムーンのカケラをゴシゴシして浄化する。元ネタは「beatmaniaGB」。
ゴーゴーカメラ(GC)
物体を分解しカメラのある建物に転送できる。元ネタは「ゲームキューブ」。
テレポータル
テレポート用のリング状の機械。ストロボを当てると作動する。
グー(グーイージ)
オバケから分けてもらった液体エネルギーに「ルノマングリーニーコーヒー」を入れることで化学反応を起こし、緑色のジェル状になったもの。その応用がグーイージで、ルイージの行動パターンやオバキュームの能力をコピー、再現したもの。
マリオカートシリーズ
マリオカートシリーズでは当シリーズをモチーフとした「ルイージマンション」というコースが2つ存在する。
- マリオカートダブルダッシュ!!ではバトルコースとして収録されている。3フロア形式の立体的な構造が特徴。後にマリオカート8デラックスでリメイクされた。
- マリオカートDSではレースコースとして収録された。こちらは初代に登場する屋敷ならびにその周辺をモチーフとしたステージ。3DSとツアーでリメイクされている。また本作では「オバキューム」というオバキュームを模したカートが登場する。