概要
ゲームキューブ用ソフトであるルイージマンションの11年振りの続編で本作は3DSでプレイ可能。
オバキュームやオヤ・マー博士、テレサは健在している。
しかし初代ルイージマンションに登場したオバケは出ておらず、前作とは異なった形で登場している。
pixivでは、本作に出てくるオバケを擬人化したイラストや小説も、見かけるようになってきた。
2024年6月27日にNintendo Switchで『ルイージマンション2 HD』としてリメイクが発売された。前作との違いはタイトルの通り画質がフルHDとなっている。
それ以外は3DS版とほぼ同じだが、キャラクターの台詞が一部のストーリーで変更されているといったリメイクならではの微細な追加要素が施されている。
ストーリー
不思議な力を持った「ダークムーン」がまだ夜空に輝いていた頃、
オバケたちは、「オバ渓谷」で明るく、陽気にオヤ・マー博士と暮らしていました。
「ダークムーン」に忍び寄る黒い影……それは「キングテレサ」でした。
邪悪な力によって、「ダークムーン」を散り散りにしてしまいます。
「ダークムーン」が散り散りになると、「オバ渓谷」全体に怪しげな霧が立ちこめます
そして、おとなしかったオバケたちが突如暴れだして……。
なんとかベースラボに逃げ込んだオヤ・マー博士は、
なかば無理やりに(?)ルイージを呼び寄せて、事件の解決を託しました。
散り散りになった「ダークムーン」を集め、平和な「オバ渓谷」を取り戻すために、
ルイージはオヤ・マー博士の指示のもと、新たな冒険へと旅立ちます!
キャラクター
マリオの双子の弟で、本作の主人公。
永遠の二番手故によく公式からいじられる。
変わった話し方をするオバケ学の権威。(自称)
自作の発明品で物語をサポートしたり、安全な研究所からルイージにアドバイスをしたりする。
ピーチ姫の召使いだが、今作ではオヤ・マー博士の助手になっている。
キングテレサの力で絵画の中に閉じ込められている時があり、その時はダークライトで照らす事で救出できる。
ルイージと共に行動する場合があり、そのときの可愛らしい仕草は必見。
敵なのか味方なのかはわからないが、おそらく味方。
マンションの中に隠された骨を持っていれば、HPが0になったとき助けてくれる。ルイージが気に入ったのか、彼にじゃれる場面も屡々。派生種にオーバー犬がいる。
ご存知ミスター・ニンテンドーで、ルイージの双子の兄。
前作ではキングテレサに捕らわれて絵画にされていたが、今作ではまたしてもオバケ達に捕まり絵画にされてしまう。
キングテレサの部下的存在。「のろい玉」を操れる。
同じ顔で違う名前、性格のテレサがたくさん登場する。
前作のラスボスであり、今作でも黒幕として登場。「スポスポ」の件で笑わなかった者はいないはず。
前作でルイージに倒されて絵画にされたはずだが、どういう訳か脱出に成功している。
ルイージ達に絵画にされた恨みを晴らすべく、今回の騒動を引き起こすと共に世界征服も企んでいる(クッパ軍団の一員のはずなのだが今は違うのか?)。
オバケ
本作の敵キャラ。オバ渓谷に住み着いている。
本来は大人しく友好的だったが、ダークムーンが消えた(壊された)ことにより凶暴化してしまった。
色や形、戦闘スタイルも様々。
・メインのオバケ
ルノーマ(一枚目イラストの左にいるオバケ)
本作の代表的な緑色のオバケ。前作のヤプーに当たるポジション。攻撃は殴りかかってくるのが主だが、武器などを身に付けて攻撃してくることもあり、この場合顔を覗かせるのを待たないとストロボが効かない。名前は「ノーマル(normal)」のアナグラム。
スーパールノーマ
クリスタルの力で強力になったルノーマ。倒し方は通常のルノーマと全く同じ。
リッチルノーマ
金を溜め込んだ金色のルノーマ。自分から襲ってくることはほぼなく、見つかるとあたふたして逃げ惑う。倒すと大量のお金が獲得できる。
ルブリー(一枚目イラストの右にいるオバケ)
力持ちの赤色のオバケ。前作のモプーに当たるポジション。ルイージを見つけると急に怒り出して接近してくる。両手を叩くことで強力な衝撃波を発生させる。名前は乱暴者を意味する「ブリー(bully)」から。
スーパールブリー
クリスタルの力で強力になったルブリー。倒し方は通常のルブリーと全く同じ。
ルハイド(一枚目イラストの真ん中にいるオバケ)
もやしのように細い青色のオバケ。家具に隠れて、時々ルイージに中の物を投げつけてくる。名前は隠れることを意味する「ハイド(hide)」から。
スーパールハイド
クリスタルの力で強力になったルハイド。倒し方は通常のルハイドと全く同じ。
大食感な黄色のオバケ。ゲロみたいな明らかに汚い液体を吐いてくる。ルイージが近づくと腹でも攻撃してくる。名前はガツガツ食べることを意味する「ゴーブル(gobble)」から。
スーパールゴーバ
クリスタルの力で強力になったルゴーバ。倒し方は通常のルゴーバと全く同じ。
驚かすのが得意な紫色のオバケ。基本的に姿を現すことは少なく、驚かす時と攻撃する時にしか姿は見せない。名前はこっそり動くことを意味する「スニーク(sneak)」から。
スーパールスニク
クリスタルの力で強力になったルスニク。倒し方は通常のルスニクと全く同じ。
液体状の紫色のオバケ。ルイージが踏むと体内に取り込み、少しずつ体力を奪っていく。Aプル一回で倒せる。名前は地面を這うものを意味する「クリーパー(creeper)」から。テラータワーでも頻繁に出現し吸い込みの妨害をしてくるため某匠とは別の意味で厄介な奴。
非常に頭がいい超能力使いのオバケ。超能力でルイージに本を投げ飛ばしてくる。厳密には中ボスの扱い。名前は勝手に物が動く怪奇現象「ポルターガイスト」から。
なんと4000年も前の時代から存在し続けたという古代種のルポルタ。体色が通常のルポルタと違って黄色ではなく青色。レンガと爆弾を投げ飛ばしてくる。
スーパールポルタ
クリスタルの力で強力になったルポルタ。ルイージを惑星のおもちゃの世界に取り込み、星(のおもちゃ)を飛ばしてくる。
・オバケ三姉妹
ノーティ
小柄だが長女(ただしこれはレーティの主張)。生前はノロワ〜レ大樹で植物研究をしていたらしい。次女と三女は帽子をかぶっているが長女だけリボン。
レーティ
長女(ただしこれはノーティの主張、姉妹関係のくせに肝心のそこが記憶あやふやってどうなの?)。ルハイドのような細長いボディの持ち主。生前はかなりスリムな女性だったのだろう。
ジーティ
体が大きくデブっちょだがこれでも末っ娘の三女。好きな物をたらふく口にして自堕落な生活をしていたことが覗える。
・ボスオバケ(ヒョーイ)
ウーノス
本作のボスオバケ、ヒョーイの一匹目。一本角を持ち、大グモーに憑依。名前はイタリア語で1を意味する「ウーノ(uno)」から。
ドゥーエ
ヒョーイのニ匹目。ニ本角を持ち、ノロワ〜レ大樹頂上の階段に憑依。名前はイタリア語で2を意味する「ドゥーエ(due)」から。
トーレス
ヒョーイの三匹目。三本角を持ち、オバケを召喚する時計台に憑依。名前はイタリア語で3を意味する「トレ(tre)」から。
クアート
ヒョーイの四匹目。四本角を持ち、建物内の氷塊の地面に憑依。名前はイタリア語で4を意味する「クアトロ(quattro)」から。
クークエ
ヒョーイの五匹目。五本角を持ち、ゲート先の異次元(?)の甲冑に憑依。名前はイタリア語で5を意味する「チンクエ(cinque)」から。
屋敷
オバ渓谷の至る所に、様々な建物が建てられている。
前作は一件の屋敷であったが、今作は5つの建物の中を探索しながらミッションをこなすシステムに変わっている。
各5匹のボスオバケが隠し持つダークムーンの欠片を見つけ出し、オバ渓谷を元の平和な暮らしに戻す事が目的。
- ウラメ〜シ屋敷
最初に訪れるダンジョン。
紹介PVでもよく見られた為、知名度が高い屋敷。
最初はオバケ退治に必要なオバキュームがどこかに隠されており、それを見つけ出すと同時に様々な怪奇現象の謎を解明していく。
名前の由来は「恨めしや」+「屋敷」。
ちなみに、次作のルイージマンション3では似たような模型が存在する。
- ノロワ〜レ大樹
2棟の建物の間に、立派な大樹が聳え立つのが特徴。
草花が建物内を覆っており、摩訶不思議な植物が生い茂っている。
また、住居目的の他に植物を研究する施設でもあった模様。
中心の大木内の空洞は人工的に改装されており、天辺に登ると別荘らしき家も存在。
由来は「呪われた」+「大樹」。
- ジゴ〜クロック工場
砂地帯に建造された時計工場。
工場なだけに、時計に因んだ仕掛けが多数存在するが、地下に入ると古い文明が栄えていたと思われる遺跡が遺っている。
塔に登るのに必要な時計の針を見つける為に、工場と遺跡を探索する事になる。
名前は「地獄」+「クロック=時計」+「工場」からか。
- ヒャッキ〜ヤ坑道
雪が降り積もる場所に佇む山小屋。
他のダンジョンに比べて比較的まともな建物であり、ミッションも少なめである。
地下直通のエレベーターで降りると、鉱石を掘り当てる為の巨大な採掘場が広がっている。
夜に多数の妖怪がひしめき歩く意味の「百鬼夜行」が名前の由来であるが、そのようなイベントは無い。
- オドロ〜宮殿
本作の最終ステージ。
滝に囲まれ、切り立った崖の上に不気味に佇む宮殿。
2階建て式であり、端にはこれまでに探索したダンジョンをモチーフとしたフロアや、地下迷路にバルコニー等と豊富な部屋が揃っている。
今までの経験した知識と実力が、ルイージ=プレイヤーに試される。
名前は言わずもがな「驚き」+「宮殿」。
リンク先ネタバレ注意!!