概要
仮面ライダーファイズの変身アイテム「ファイズギア」の一つである携帯電話型マルチデバイス。コードはSB-555P。
普段は携帯電話(情報端末)として使用できるが、「5・5・5・ENTER」と打ち込んで変身ベルト「ファイズドライバー」に差し込むことで装着者をファイズに変身させる。
スマートブレイン社のCMから市販されている携帯と同型である事が窺える。
ファイズの顔を模した部分は「ミッションメモリー」と呼ばれるファイズの基本データを収めたメモリーカードで、引き抜いて他のツールに差し込む事で武器として使用可能になる。
ミッションメモリーをファイズアクセルのアクセルメモリーと交換した場合はアクセルフォーム、フォンそのものをファイズブラスターに装填した場合はブラスターフォームへと変身する。
変身後もベルトから抜いて光線銃「フォンブラスター」として使用することが可能であり、フォトンブラッドの弾「フォトンバレット」を撃ち出す。
「1・0・3・ENTER」と打ち込むことで命中精度重視の単発射撃を行う「シングルモード」、「1・0・6・ENTER」と打ち込むことで威力重視の3点バースト射撃を行う「バーストモード」として使う。12発撃つと弾切れになり、「2・7・9・ENTER」と打つことでリロードを行う。
設定上はファイズポインターを連結させてレーザーポインターとすることもでき、この状態ではより射撃精度を高めることが可能。
カイザは回転展開式のカイザフォンを、サイガとオーガはファイズと同様のサイガフォン・オーガフォンを所持している。カイザ・サイガフォンもフォンブラスターに変形可能で、使用コードも同様(変身コードは個別のもの)。
デルタは試作モデル故か一見するととても携帯電話には見えないデルタフォンを使って変身する。こちらは単体では変身アイテムや銃器としては使えず、デルタムーバーとの連動が前提。
余談
劇中のファイズフォンのプロップは当時の携帯電話ショップのモックアップ(いわゆる店頭で手に取れるサンプル品)メーカー協力のもと製造された。
また、歴代ライダーの中でも劇中プロップのバリエーションが一際多いことが番組プロデューサーを務めた白倉伸一郎氏の口から明かされており、ファイズフォンだけでもおよそ十数台近く存在するとのこと。
そのため、DX玩具やCSMなどの立体物グッズと比較しても細かな差異が多いことで知られている。
劇中で使用されたプロップの例を挙げると「スマートブレインのロゴが塗装されているもの(変身後のスーツ用プロップ)」「フォンブラスターに変形するもの(アップ用プロップ)」「ヒンジの開閉機構がいわゆる携帯電話の感触に近いもの」「ファイズギアボックスに収納するサイズのもの(DX版と同規格)」「フォンブラスターに変形しない代わりに、トリガーを引くと液晶のバックライトが点灯するもの」などが判明している。
関連タグ
仮面ライダー555 仮面ライダーファイズ ファイズギア スマートブレイン
ファイズフォンⅩ:平成ライダー20作目『仮面ライダージオウに登場する、ファイズフォンの後継機?と思しきガジェット。ただし銃火器(フォンブラスター)としての用途が殆どで、変身機構などの有無については一切不明。
ガラケー…時代的に後からこう呼ばれることも。
主役ライダー武器