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ゼイン(仮面ライダーゲンムズ)の編集履歴

2023-10-10 12:16:41 バージョン

ゼイン(仮面ライダーゲンムズ)

ぜいん

ネットドラマ『仮面ライダーゲンムズ』に登場する謎の存在。

CV:大川透


概要

仮面ライダーゲンムズ』で初登場した謎の存在。

突如ネットワーク上に誕生した、「人類のあらゆる善意」をラーニングした超知能。


しかし、その実態は「どんな些細な悪意も許さず、行きすぎた善意によって世界を滅ぼす」とアークは結論を導き出している。これは奇しくも対局の存在であるはずのアークや滅亡迅雷.netの標榜していた「悪意に満ちた人間は絶滅すべき」とさほど変わらない思想であり、悪意も善意も偏りすぎれば害悪でしかないことが証明された。


『ゲンムズ』の続編である『仮面ライダーアウトサイダーズ』では、ゼインに対抗するために財団Xのメンバーであるジョゼフ乱堂エコルが「古の悪の仮面ライダーたちが共に力を合わせる大いなる計画」とされているプロジェクト・アウトサイダーズなるものを進めていることが判明。

そのため、世界を超えた様々な悪の力を利用していることからも、かなりの脅威であることが予想される。


実態

ゼインの目的は、あくまで財団Xによる推測であり、によるとその目的は「全ての悪を根絶するためにライダーの世界を一つにする」こと。

この目的に賛同した滅と西馬ニコはゼイン側として行動している模様。


デザストの復活を即座に察知し、緋道蓮への接触を予測するなど、能力は並大抵の人工知能をはるかに超えているが、あまり自発的には動かないようで、ニコによると、「ゼインを動かせるのは飛電インテリジェンスだけ」とのこと。

このことから、ゼインの所在として最も可能性が高いのは通信衛星ウィアであり、ゼイン側の実質的なトップは飛電或人になるが、果たして・・・。


そして、ゼインは仮面ライダーゼインとして実体を現した。

他のライダーから同意の元で生成されたゼインカードを消費し、そのライダーの力を自在に行使できる破格の力を利用している。

これらは本人たちの『同意の元』であるため、歴代の主役ライダー達が協力していることが示唆されており、下手をすれば世界の破壊者始まりの男時の王者も容認している可能性がある。


余談

  • その性質からアークにとっては天敵に見えるが、アークを超える人工知能であるゼア、および後継機のウィアがどのような結論を出しているのかは明らかにされていない。

  • 当初より仮面ライダーに似た姿を見せており、仮面ライダーアークゼロのように仮面ライダーないしは変身態を獲得し、実体化する可能性を示唆されていた。

  • 名前の由来は、「アーク」と同じ善の捩りと思われる。「ゼーン」でないのは、語呂がなく、文字的にもおさまりが悪いのと、本編中のギャグシーン(或人「そっちがアーク=悪意の意思なら、こっちにはゼーン=善意の意思(ゼア/医師)があるからな!」とお得意のギャグに啖呵を切った)ですでに名前が出ていたためであると思われる。

関連タグ

仮面ライダーゲンムズ 仮面ライダーアウトサイダーズ

仮面ライダーゼロワン


桃井タロウ過剰な親切心が原因で、様々なトラブルを起こしてしまっている。


バッタヤミー:暴走する正義繋がり。こちらはライダーではなく、怪人である。


正義はあっても正解というものは無いのだ:正義であってもそれが正解とは限らない、という言葉をゼインが体現してしまった。













ep.4のネタバレ注意!!!










「ここまでご苦労様です。あとは私が裁きを下しましょう」

「ゼイン。この次元の、救世主です」


長らく存在のみが語られていたが、ep.4『狂った時の運行とゼインの正体』で、桜井侑斗の体を乗っ取る形でついに実態を現した。


上記の通り、ゼインの目的は、アウトサイダーズとゼイン側でそのあり方に対する見解が異なっていたが、真の目的は全ての物質をコントロールし、人間の中にある全ての悪意を駆逐することだった。

実際にゼインが出した結論は『悪意の駆逐=人類の滅亡』であり、そのために仮面ライダーの力を結集させ、利用していた。このことから、アークによって導き出された予測は正しかったことになる。


ニコや滅といった面々はこの点を秘匿された状態で協力させられており(実際、滅が語った内容はゼインの真の目的と異なっている)、力を貸すことに同意した主人公ライダーたちも同様だった可能性が高い。

橘朔也と桜井は真意を知っていたが、ゼインが顕現せず人類が暴走した未来から来たと語る桜井はともかく、なぜ橘が人類の滅亡を容認・加担しているのかは不明。おそらく桜井から未来の顛末を聞かされたことが影響していると思われる。


自らを「救世主」と呼んではばからない高慢な性格で、ブレンの説得を受けて自らの目的に疑問を感じ迷いを抱いた桜井を一方的に乗っ取るなど、その冷徹さはアークとの大差はない。

さらに、あくまで憑依する対象はヒューマギアのみだったアークに対して、人間に憑依できる能力は、アークすら超えている。


ゼインをただ「悪を討つ正義の存在」であると信じて力を貸したライダーたちはともかく、人類を守ることに熱心だったはずの橘や桜井、そして飛電インテリジェンスがこのような危険な存在に対して協力的だったことは、皮肉以外の何物でもない。

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