曖昧さ回避
データ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 所有者がフィールドに出た時永続で天候を「はれ」状態にする(〜第5世代) |
所有者がフィールドに出てから5ターンの間天候を「はれ」状態にする(第6世代~) | |
英語名 | Drought |
※「はれ」状態については「にほんばれ」の項目を参照。
概要
第3世代で登場した特性。当初は伝説のポケモンであるグラードン専用特性だった。
その効果は簡潔に言うと場に出ると「にほんばれ」が自動で発動するというもの。
しかも、通常「にほんばれ」が5ターンで終了するのに対し、この特性で発動した場合は他の天候で上書きされない限り半永久的に持続するという、伝説の名に恥じない強力なものであった。
第5世代では隠れ特性としてロコン系統も所有する事になり、一般ポケモンにも普及した。
妖狐としての側面によるものかと思われるが、大旱魃を起こすような危険な代物が文字通り野放しになってこの世界は大丈夫なのかと思わなくもない・・・もっとも、「すなおこし」などは当初からそのような状態だったので、パワーバランス的には間違いとも言い切れないのだが。
第6世代ではメガリザードンYがメガシンカ時にこの特性を持つようになった。
一方、流石に大丈夫ではなかったようで「にほんばれ」使用時と同じく5ターンの制限がかかるようになった。「あついいわ」の適用対象には入っている。
『ORAS』ではグラードンがゲンシカイキしてこの特性を「おわりのだいち」に変化させるようにもなっている。
第7世代ではコータスが通常特性で所有するようになった。他とは異なり蒸気機関程度のパワーしか持たないはずなのだが、何の描写も無く唐突に出現したのみで詳細不明。
第9世代ではこの特性と「ふとうのけん」を足し合わせたような効果を持つ特性「ひひいろのこどう」が登場した。
技を使わずして天候を変えられるというのはそれだけで強力。
この特性を持ったポケモンは当然ながら「晴れパ」の基幹として扱われる。
グラードン以外は全てほのおタイプを持つ事から、メインウェポンのほのお技が強化され、みず弱点を克服し、更に弱点対策の「ソーラービーム」を溜め無しで撃てると、単体でも十二分に有用である。
反面、じめんタイプであるグラードンはメインウェポンの強化ができないので、他の所有者と比べると単体での使い勝手はやや劣ってしまう。
カイオーガの方が強いとか、一般ポケモンに渡ってからが本番とか言われた理由の何割かがここにある。
弱点としては、所有者に素早いポケモンが多く、初手の天候の取り合いに弱い。
天候特性は「すばやさ」が高い順に発動してゆくため、初手から「はれ」状態を展開しようとし、相手も同じ事を考えていた場合、高確率で他の天候に上書きされてしまうのである。
メガリザードンYについては、発動がメガシンカ時なので「後出し」が可能であるが、その場合でも例えばユキノオーと鉢合わせ、メガシンカターンが被ってしまうとやはり負けてしまう。
唯一コータスは天候特性持ちどころか全ポケモンで最遅クラスであるため、天候の取り合いに限って見れば得意を通り越して無敵に近い。
だが、その分天候と無関係な相手にまで先手を取られやすく、自身が仕事をするには工夫が必要。
不意に現れる特性「ノーてんき」などを考えても、「ソーラービーム」以外の弱点タイプ対策を備えておくようにしておきたい。