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概要編集

に似た姿をした単眼妖怪

口から熱線を吐き、障子のついた黒雲(妖怪ホバークラフトと呼ばれている)に乗って空を飛ぶ。

ねずみ男の発案により妖怪の漫画家として雑誌に売り込み、原稿を受け取りに来た漫画雑誌の編集者を誘拐し身代金を要求。

事件を知って退治しに来た鬼太郎との戦いでは火山の噴火口に落とされるが、逆に火山の熱を吸収し炎でできた巨人のような姿に変貌。

鬼太郎を追い詰めるも苦肉の策で封印を解かれた野槌に吸い込まれ、鬼太郎がなんとか野槌を鎮めた事で脱出するが、エネルギーを吸われ干からびてしまった。


アニメ版編集

第1作編集

CV:内海賢二

おおむね原作通り。

気象条件が揃った事で出現した事が語られる。


第3作編集

CV:はせさん治

頭と一体化したような丸い体(端的に言えば単眼のヒヒダルマ)で、絵を描く事が趣味。

住処の洞窟の壁画に目を付けたねずみ男が漫画家として雑誌に売り込んで一儲け企むが、とても雑誌に掲載できるクオリティでなく編集者にダメ出しされてしまい、計画を誘拐にシフトした。

懲らしめられた後は改心して鬼太郎の仲間になり、鬼太郎のピンチに何度か助っ人に駆けつけた。

ちなみに、編集者からダメ出しされた際は「だから嫌だって言ったんだ」「やっぱ才能が無いんだ」と壁を掻きながら落ち込んでいた。

劇場版の「最強妖怪軍団!日本上陸!!」での中国妖怪との対決では、一反木綿指揮のもと姑獲鳥毛羽毛現とともに上空から攻めるが、画皮に黒雲を吹き飛ばされてしまい、残った障子戸を両手に持ち、上下に動かして何とか落ちずに留まる姿を見せたが、呆気なく丸薬で反物にされてしまった。

野槌とは腐れ縁的な友人で、同作では討ち入り前に「今日は仲良くやろうぜ」と軽口を叩きあったり、反物にされながら後を託したりしている。


第4作編集

CV:立木文彦

北陸のとある村の土地神。割と人に近い体型をしている。

それまで手作業で作られてきた奉納の酒が、機械化に伴い味がかわってしまった事で「偽物を掴まされた」と誤解して腹を立て、村を日照りにする。

今作では火山ではなく自分の吐いた火で草原に燃え上がった炎の中に投げ込まれてパワーアップしており、退治方法も野槌ではなく、妖怪ホバークラフト内に溜め込んでいた雨雲で沈静化された。

酒造の先代が自分で飲む用に残していた手作りの酒を奉納し、事情を聞いて和解した。その後は先代が生きている間は手作りの酒を奉納することになり、事件を経て当代の酒造も父親の酒の味に再現できるよう努力することを決めた。


第5作編集

CV:小野坂昌也

妖怪界の小説家で、他のシリーズと違い着物を着ている。ねずみ男から「ひでりん」とあだ名で呼ばれている。

暴れた理由も自主的なものではなく、書いた小説をねずみ男の紹介で訪れた雑誌の編集者に差し出していたところを魔女ザンビアに妖怪操縦機で操られる。頭が火だるま状態になってアンテナが隠れたため、当初は鬼太郎たちはひでり神が操られている事に気が付かなかったが、後にねずみ男がひでり神を呼ぶ儀式をして妖怪ホバークラフトだけがやってきたため真相に気付かれた。

猫娘の攻撃で操縦機が壊れて制御不能になって暴れる(もっとも、操縦機はヨナルデパズトーリが作ったもので、彼が作った発明品は元々壊れやすいと有名だったことを留意)が、今作ではぬりかべや一反木綿、砂かけ婆、子泣き爺、かわうそが妖怪四十七士に覚醒し、彼らの力を受けてパワーアップした霊毛ちゃんちゃんこで正気に戻った。

事態収束後は売込みが破談したために鬼太郎とねずみ男に書いた作品を見せるが、原稿を1枚見ただけで2人揃ってかなり怖がっていた


第6作編集

CV:江原正士

漫画好きで自分でも漫画を書いており本人曰く、北斎の時代から漫画には注目していたらしい。しかし、漫画を出版社に持ち込んでも妖怪というだけで怖がられて読んでもらえず悩んでおり、鬼太郎に代役を頼んだがいつまでも誤魔化せられないと言われ断られた。

とある出版社の編集部に行くもやはり編集長は怖がって逃げられるも、そこでひでり神は副編集長の角富(CV.楠大典)と運命的出会いをする。角富は強面の辛口だが漫画への情熱は人一倍強く、ひでり神の編集担当を名乗り出た。

厳しく簡単には認めない角富の編集にひでり神は業を煮やして炎を見せて迫るが、臆さない角富の正論に説き伏せられた。


「お前には描けねえものなんかねえ!」


二人の切磋琢磨の末に漫画『ロケットメン(※)』が完成し雑誌で週刊連載され、好評を博した。人気は高まったが新たな問題が出てくる。有名な漫画賞の候補に選ばれたが、ひでり神は「ひでりん」というペンネームで自分が妖怪であることを隠してきたため、正体を明かしていいか悩んでしまう。角富や鬼太郎の応援でひでり神は正体を公表すると世間では概ね好意的に受け入れてくれた。

ところが一難去って一難。ネットで漫画を違法アップロードして荒稼ぎしてたねずみ男が捕まり、この事件を受け出版社上層部は妖怪との関連付けでひでり神の漫画賞の辞退を決めてしまう。激昂する角富の抗議も虚しく変えられず、ひでり神は泣く泣く身を引いてしまう。

これに怒った鬼太郎は編集長に制裁を与えようとするが、すんでのところで駆け付けたひでり神と角富に止められた。ネット上ではひでり神を応援する声が多く、ひでり神と角富は二人だけの出版社を立ち上げて新たな漫画に励んだ。

※:劇中作の『ロケットメン』は原作者・水木しげるが貸本漫画時代に描いた『ロケットマン』に由来する。


歴代で唯一鬼太郎と戦わず、むしろ人間を制裁しようとする鬼太郎を止める、珍しい展開になった個体。


漫画家としても、試行錯誤していた頃も角富からダメ出しを受けつつも評価すべき部分は評価されているなど確かな才能を持っている。

上述の3期での一件をると、30年以上経って遂に漫画家となれたと思うとなかなか感慨深いものがある。


異聞妖怪奇譚編集

PS2のゲームソフト『異聞妖怪奇譚』では敵として登場するが、特定のルートで条件を満たす事で仲間にする事が出来る。


CV・大竹宏



モチーフ編集

原典は中国神話に伝わる神で、その伝承を元に鳥山石燕が描いた妖怪画「魃」がモチーフになっている。

詳細は →


関連タグ編集

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪

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