東京急行電鉄(東急)が主に地方中小私鉄へ車両を売却するさまを表した言葉。
その歴史
中小私鉄においては完全新製車両を導入することが困難なことが多く、大手私鉄や国鉄(→JR)で廃車になった車両を(基本的に)有償で譲り受け、自社に適した仕様に改造のうえ運用することが多い。
そのなかでも東急は古くは18m3扉という(かつての)標準仕様が中小私鉄においても手頃であったこと、最近ではステンレス製で丈夫な車体と冷房搭載、そして以前からの経過による改造ノウハウの蓄積があることから特に車両の譲渡例が多い。東急からの譲渡車両で一気に全営業車両を置換えた会社もザラである。
これらの会社は一部ファンより「東急○○線(○○はその会社名または路線名)」なる俗称を奉られることがある。
古くからのライバル、西武中古車両センターに加え、最近は京王中古車両センター、東日本中古車両センターといった商売敵(?)が増えている。
現在元東急車が運行されている鉄道会社
かつて元東急車を運行していた鉄道会社
関連タグ
5000系(初代):昭和後期の「主力商品」。
8500系:現在の「主力商品」。