キボシマルウンカ
きぼしまるうんか
半翅目マルウンカ科の昆虫の一種。
やや薄暗い環境を好み、テントウムシに擬態しているとされる。
概要
和名 | キボシマルウンカ |
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別名 | イグチマルウンカ |
学名 | Ishiharanus iguchii |
分類 | 半翅目 頚吻亜目 ハゴロモ型下目 ビワハゴロモ上科 マルウンカ科 マルウンカ亜科 Ishiharanus属 |
体長 | 5~6mm |
分布域 | 日本(本州、四国、九州)、朝鮮半島南部、済州島、中国南部、ベトナム? |
黄色~橙色の地色に黒斑が並ぶ前翅と、半円状の体型が特徴の昆虫。
近縁種で種としてのマルウンカよりも日本での分布が局地的。
一見テントウムシ(特にトホシテントウ)の様な姿をしているが、実際は近縁でもなんでもない。
テントウムシは甲虫目だが、本種が属するマルウンカ科はカメムシなどと同様半翅目(カメムシ目)であり、その中でもハゴロモや、害虫として名高いウンカに近い仲間。
なお、マルウンカ類自体が害虫とされる事はない。
この見た目は、苦い汁を出す為に鳥などから狙われないテントウムシに擬態して天敵から身を守る為と考えられている。
危険を感じると翅を半開きにしたり前脚を広げて威嚇するが、それでも効果がなければ逃げる。
捕獲しようとすると瞬間移動と見紛う程の、目にも留まらぬ早さで跳躍し、一瞬で逃げ去ってしまう為、素手での捕獲は困難。